パセリといえばガーデニングの中では比較的、初心者の方が挑戦しやすいハーブ。
理由はあまり手間が掛からないからなんです。
これって大事ですよね?
さらに収穫期間も長いことも人気の1つ。
パセリは肉料理や、パスタなどに添えて使うことが多いですよね。
料理の彩りを良くしてくれるハーブなので、収穫した後もしっかりと楽しめる点もポイント!
しかもパセリは、非常に栄養価の高いハーブでもあるんです。
豊富なビタミンだけではなく、ミネラルも多く含みます。
今回はパセリの室内栽培についてを紹介していきますので、しっかりとポイントを押さえてくださいね。
また栄養価の高いパセリを収穫まで楽しみたいですよね?
そこでパセリの収穫後の利用方法もお伝えしていきますのでお楽しみに♪
Contents
パセリを育てる上で知っておきたい基本情報!
まずはパセリについて知っていきましょう。
パセリはどんな環境を好むハーブなのでしょうか。
ここを知ればパセリ栽培のポイントを押さえるのも簡単ですよ。
パセリはセリ科のオランダゼリ属に分類される植物です。
2年草であり、独特の香りがその特徴。
ちなみに2年草とは、四季が一通り過ごした後の翌年に花を咲かせるものです。
対する1年草は、春蒔きや秋蒔きの後に年内に花を咲かせるものを指しています。
簡単にいうと、
2年草は春に植えたとしたら、その次の年の春に花が咲きます。
1年草は植えたその1年以内に花が咲くんですね。
1年目に花が咲くか?2年目以降に花が咲くか?
そういう違いなんですよ。
そしてパセリは古代ローマから使用される歴史の長いハーブ。
縮れた葉のものは人工的に品種改良されたものとなります。
よく見るのはこの縮れた葉のタイプですよね。
また品種も多くあり
イタリアンパセリやパラマウントパセリ、コリアンダーなどと比較的広く知られた品種も多くあるんです。
イタリアンパセリは最近人気が高いですよね。
冷涼な気候と日光をよく好む植物のため、夏の暑さには弱い特徴があります。
寒さには比較的強く、寒冷地以外の地域であれば屋外でも霜除けすれば冬越し可能なほどです。
ただ乾燥には弱くなりますので、その点には注意が必要なので注意しましょう。
栽培については、種蒔きは春蒔きが一般的となります。
種から育てることも可能なのですが、発芽までに時間が掛かる植物です。
そのため初心者の方は苗から育て始めてみることがお勧めですよ。
パセリの基本情報は以上です。
どんな環境が好みなのか、なんとなく分かりましたか??
2年草で暑さに弱い。
冬は寒さ対策と乾燥に気を付ければ実は屋外でもOK!
こんな感じでしたよね。
基本の特徴がわかったところで、育て方の基本も見ていきましょう!
上からの続きで、項目ごとの細かい掘り下げですよ。
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パセリ栽培の基本!どこに置く?土は?肥料は?水やりは?
ここからはパセリの栽培の基本項目を見ていきましょう。
1つずつ分けて書いていきますので、それぞれ覚えてくださいね。
置き場所
パセリの生育適温は15℃~25℃です。
そのため室内での栽培でも十分に育てることができます。
日当たりの良い場所を基本的には好みますが、強い直射日光は葉焼けの原因です。
葉焼けしてしまうとその部分は再生不可能!
葉の部分が一番大事なパセリです。
(食べることしか考えてない・・・)
夏は要注意ですよ!
半日陰でも育てられますので、日差しが強い時は直射日光を避けておいてください。
遮光カーテンなどで調整できるとベストですね。
用土
パセリの栽培では土が重要と言われることが多いんですね。
ただ、それは屋外での栽培に限ります。
注意点として酸性の土壌を嫌うことがポイントです。
小学生の理科で習ったように日本の雨は「酸性雨」なんていわれますよね。
その雨が土にしみこむと土も酸性になっちゃいます。
そうすると生育が悪くなるんですよ。
そのため屋外の場合は、2週間ほど前から土壌を調整するために土作りが必要となりす。
人間のお肌と同じ「弱酸性」を目指します。
しかし室内の場合は土作りなどは関係ありせん。
鉢やプランターに野菜用か、ハーブ用の培養土を使用すればなんの調整も必要ありません。
楽チン~。
室内での栽培は迷わず市販の培養土を使ってください。
肥料
パセリの鉢植えで、植え付け時に野菜用などの培養土を使用している場合は肥料は必要ありません。
だいたい、必要な肥料が配合済みで売られているので。
そうでないときは元肥(もとごえ)といって最初に土に肥料を混ぜておく必要があります。
追肥は6月~7月の生育期に実施しましょう。
10日に1回程度の頻度で、様子を見ながら与えてください。
最近葉っぱが思うように育たない。
なんか元気がなくなってきたなぁと思ったらあげましょう。
そのためにも日々の観察が大事ですよ!
市販の液体肥料で問題なく、野菜や花用のものを使いましょう。
後々食べるものなので野菜用のほうがおススメですね。
生育が順調であれば与えなくても問題ありません。
水やり
パセリは土の表面が乾ききらないくらいで水やり!
これが基本です。
乾ききらないってよくわからないですかね?
土の表面を触ってみて「サラサラ」していら。
べちょっとしたままだとまだ全然乾いてないですよ (-_-;)
そして鉢やプランターの下から水が出てくるまでたっぷりあげましょう。
受け皿などにたまった水は絶対に捨てます!
放ったままにしておくとカビが生えて病気になる可能性が本当に高い。
病気になると最悪は株をそのまま処分なので・・・。
そんなことしたくなければ受け皿に水は溜めない!
パセリ栽培の基本項目は以上です。
- 室温を15℃~25℃に!
- 土は野菜用かハーブ用
- 肥料は元気がなくなってきたら
- 水は土が乾いてきたらたっぷりと
特別に難しいところはありませんね。
それもこれも室内栽培のメリットである点も、お忘れなきよう!
続いてはパセリのスケジュールを見ていきます。
収穫までを一気に確認していきましょう!
パセリ栽培のスケジュール
パセリの栽培では、春蒔きか秋蒔きが基本とすでにお伝えしましたね?
これは主に気温が関係しています。
発芽の適温が20℃となるために暑過ぎず、寒過ぎない時期が適期となるんです。
しかし室内であればこれも、その限りではありません。
実は20℃程度を保てれば1年を通して植え付けは可能となります。
意外ですよね??
でもスーパーには1年中パセリ売ってたりするわけじゃないですか!
そういうことなんですよね。
ただ外気温と差があると調整が大変になります。
そのあたりはやっぱり農家さんがプロってことなんですよね。
なので初心者さんの場合、原則は春蒔きと秋蒔きで。
そのほうが失敗が少ないですよ。
そして!
植え付けについては、初心者の方は苗から育ててください。
種からだと発芽までが長過ぎて、管理の難易度が高くなってしまいます。
剪定(せんてい)、切り戻し、植え替えなどは特に必要ありません。
そして収穫です。
本葉が12~13枚になったら外側から収穫していきます。
葉っぱの根元から剥がすようにすると上手に取れますよ。
常に8枚程度を残しておくと、残した葉からどんどん成長してほぼ通年で収穫可能!
なんと家計に優しいハーブなんでしょう・・・(´;ω;`)
逆に収穫し過ぎると株が弱る原因にもなります。
また2年草なので2年目に花を咲かせますが、これは花芽(はなめ)の内に摘み取りましょう。
花芽っていうのはお花がつぼみの時にとる必要があるんです。
そうしないと栄養が花に取られてしまいます。
すると葉の香りなどが落ちる原因に・・・。
ちなみに2年草なので、2年経つと枯れるんですが知らない方も多いようです。
そういう種類ですので知っておいてくださいね。
パセリ栽培に慣れてきたら枯れる前に種を収穫して育ててみるものアリ!
パセリの育成スケジュールは分かりましたか?
読んでみて、初心者の方にもお勧めなのが納得ではないでしょうか。
手を掛けるところがほとんどないんです!
続いて、収穫したパセリの利用方法をいくつか紹介します。
なんと料理の添え物以外にも使えるんですよ。
収穫したパセリの便利な利用方法は?
せっかく収穫をしたパセリを、ただ料理に添えるだけじゃもったいないですよね。
栄養価も高いし、香りのハーブですし。
ここではいくつか利用方法を紹介していきますので、見ていきましょう。
料理
パセリで料理といえば、乾燥パセリが個人的には最初に思い浮かびます。
スパイス売り場でもわざわざ売っているくらいですから、料理のアクセントに多く使われていますよね。
乾燥パセリは簡単に作れますので紹介しておきます。
- 収穫したパセリを何度も洗う
- パセリの茎を切る
- フードプロセッサーで細かくする(なければ包丁でもOK)
- キッチンペーパーで水気を絞り切る
- お皿に入れて冷蔵庫に放置
- 1ヶ月くらいで完成
これだけです。
簡単ですので、ぜひ1度は試してみてください。
その他の料理では
- サラダ
- 天ぷら
- 揚げ物の衣にまぶしたり(カツレツ、鳥ササミ揚げ)
- スープ
- パセリのケーキ
なんて使い方もできるんですよ。
意外とサラダは美味しいですし、やっぱり肉料理には合うと思います。
料理もちょっと調べればたくさん見つけられますよ。
ちょっと育ちすぎちゃったけど収穫しないと次がなかなか育ってこない!
そんな時にはある方法で保存しておきましょう。
保存方法
収穫の後の保存の仕方も紹介しておきます。
冷蔵保存の場合は、水を入れたグラスに入れてポリ袋を被せます。
輪ゴムで固定をして、冷蔵庫の野菜室に入れましょう。
2週間ほどは保存可能ですよ。
冷凍保存の場合は、水気を切って葉と茎を切り分けます。
またさらに細かく切って小分けにすると、後で使う時に楽ですよ。
それぞれ冷凍袋にしっかりと密閉して保存しましょう。
こちらは2ヶ月程度は保存できます。
ジップロックありがたや~。
パセリの利用はいかがでしたか?
栄養価が非常に高いので、しっかりとその恩恵を受けましょう。
余すことなく使えるように、保存方法も押さえてくださいね。
では最後にいままでのおさらいをしておきましょう。
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パセリの室内での育て方から利用方法まで~まとめ~
パセリの室内育成はいかがでしたか?
初心者の方でも失敗しにくいと思いますよ。
室内なら特に管理もしやすいですので、ぜひチャレンジしてみてください。
植え付けは苗からをお勧めします。
育てるときの基本は
- 室温を15℃~25℃に!
- 土は野菜用かハーブ用
- 肥料は元気がなくなってきたら
- 水は土が乾いてきたらたっぷりと
でしたね。
パセリは収穫の後の利用が、あまり思いつかないかもしれません。
ただ多くの方が思っている以上にレシピがありますし、様々な料理に使えますよ。
保存方法までマスターすれば、より楽しめること間違いありません。
パセリは
- 育てやすさ
- 収穫のしやすさ
- 利用のしやすさ
この3つのポイントから多くの初心者の方にもお勧めのハーブ!
ぜひチャレンジしてみてください。
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観覧しました、
勉強になりました
頑張って育ててみます
ありがとうございました
カイカイさん
コメントありがとうございます!!
彼女さん思いの素敵な彼氏さんですね^^
パセリは自宅でできる簡単なものなのでぜひチャレンジしてみてください!
育ててみた感想などもいただけるとうれしいです(*>ω<*) 育て方がよくわからなくなってしまったら、 またサイトをのぞいてみてくださいね〜。