
レモングラスはタイ料理のトムヤムクンに使われることで有名となりました。
またそれ以外でも体に良い効果を与えるので、レモングラスティーなどとして利用されます。
整腸効果、抗菌効果、コレステロールへの作用などが主な効果です。
このようにレモングラスとは、身体に良い効果も与える人気のハーブの一種です。
またレモンの香りがすることから、この名前が付けられました。
さらにその香りから香水への利用、虫除けへの利用と
幅広く利用される有名なハーブ。
そんなレモングラスは育てたい方も多くとても人気のハーブです。
ハーブ初挑戦に選ぶ方も多いので、レモングラス栽培の質問は多くいただくんですね。
ここではレモングラスの基本的な育て方を紹介していきますので、ポイントを押さえていってください。
良い香りを引き出すためのポイントもお伝えしていきますよ。
Contents
レモングラスの苗を買う時期と選び方
まずはレモングラスの苗選びから説明します。
育てようと思ったら、苗の購入から始まりますよね。
スタートのポイントを覚えましょう。
レモングラスは暖かくなってから流通する植物です。
5月頃から園芸店の店頭に多く並び始めます。
寒さに弱い植物ですので、店頭に並び始めたら買いに行くとちょうど良いですね。
苗を選ぶときは根がぐらつかないものを選んでください。
また葉の色が良いものを比較して選びましょう。
苗選びは色と、根がしっかりしているかをポイントに選んでみてください。
では苗選びのポイントがわかったところで、続いては育て方の基本を見ていきましょう。
ここがしっかりできていないと病気にかかりやすくなってしまいます。
しっかりマスターしちゃいましょうね!
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レモングラスを育てる時の基本
ここからはレモングラスの育て方の基本を説明していきます。
項目ごとにポイントを覚えてくださいね。
置き場所
レモングラスは日当たりが良く、風通しが良い場所で育ててください。
日差しが強すぎると弱ることがあるので、ベランダなどは適正と言えるでしょう。
また育成温度については暑さには非常に強い反面、
寒さにはとても弱いです。
葉が茂るので蒸れだけには注意が必要ですが、蒸れが無ければ夏の暑さに耐え切ります。
冬場は屋外では冬越し出来ませんので室内に保護しましょう。
5℃までしか耐えられませんので、冬前には対処したいです。
用土
レモングラスは特別な土質は必要ありません。
鉢植えなら市販のハーブ用の培養土で育てられます。
水やり
夏は蒸れに注意が必要なので、あまりあげすぎないようにしましょう。
土が乾いたら適宜与える程度で大丈夫です。
冬も水を与え過ぎないようにしてください。
元々が熱帯地域の植物ですので、乾燥し過ぎないようにしましょう。
冬も夏と同じく、土が乾いたら適宜与えてください。
肥料
鉢植えでは植え付けの際に肥料を混ぜると良く育ちます。
培養土1リットルに対して、粒状肥料を5グラム程度が目安です。
5グラムは小さじ一杯くらいですが、肥料をスプーンに乗せるのも微妙な感じがしますよね。
そんな時はペットボトルのキャップを使って測りましょう。
ペットボトルキャップの内側の線まで入れると、ちょうど5グラムです。
ちなみにキャップいっぱいで7グラムになりますので、覚えておくと便利ですよ。
追肥は成長が活発な4月~10月に施します。
月に1回、規定量に薄めた液体肥料を与えましょう。
個人的にお勧めの液体肥料は「いろいろな野菜用液体肥料」です。
ミネラルも豊富でコスパも良いです。
ハーブから野菜までなんでも使えるので一本あると便利ですよ。
また冬は肥料の必要はありませんので覚えておいてください。
基本的な育て方はお分かりになりましたか?
丈夫な植物ですのであまり難しいことはありません。
ただ熱帯の植物である点は注意が必要です。
寒さにめっぽう弱いことは必ず覚えてあげましょう。
ちなみに生育温度は5℃~30℃です。
丈夫なレモングラスは育つ時にグングン育ちます。
鉢植えでは大きくなり過ぎる限界がありますよね。
そんな時の対処方を見ていきましょう。
レモングラスの植え替えと株分け
レモングラスは放っておくと背丈1m以上に大きく育ちます。
あらかじめ、ある程度の場所の確保が必要です。
また鉢植えでは大きさに限界がありますよね。
そんな時は植え替えをしましょう。
元の鉢より大きな鉢に植えかけるだけですので、難しいことはありません。
植え替えの際に黒くなった根は切り落とすようにすること位がポイントです。
その他の根は傷つけないようにしましょう。
ちなみに、
この黒くなった部分は「根腐れ(ねぐされ)」といいます。
これを放っておくといろいろな病気の原因になるので、見つけたら排除!
これが基本です。
またそれ以上の大きさに育てられない場合には株分けをしてください。
株分けとは株を切り分け、別々の鉢に植えることです。
株分けの方法4ステップです。
- 鉢から株を取り出します。
- 清潔なハサミやナイフを用意します。
- 一株が3~4本程度の茎が残るように、縦に切り分けます。
- 用意しておいた鉢に植えます。
いずれも暖かい時期の5月~10月に行ってください。
苦手な寒い時期は負荷の掛かる作業は避けましょう。
レモングラスは比較的大きくなることを、あらかじめ想定しておいてください。
ある程度の空間の確保が必要です。
植え替え、場合によっては株分けの工程も必要となりますので覚えておきましょう。
続いては、いよいよ収穫のお話です。
レモングラスの収穫
レモングラスの収穫は6月~10月頃が目安となります。
1つの茎に15枚程度の葉が付いたら収穫しましょう。
この期間中の7月、8月の夏場は特に成長が活発です。
この時期は根元から15センチ程残して切り取ってください。
このことで蒸れの防止にも繋がります。
外側からハサミで刈り取るように切ると、キレイに収穫ができます。
レモングラスは乾燥させて保存するか、冷蔵庫などでの保存が基本です。
乾燥の方法は以下の手順で行いましょう。
- 収穫したレモングラスを水で軽く洗う
- 清潔なタオルなどで水気を拭き取る
- 室内で逆さに吊るして乾燥させる
- 乾燥後は密封容器(瓶でも袋でも)に乾燥剤と一緒に入れる
- 高温多湿は避けて、冷暗所で保管する
生のものを使いたい場合は、
使いたい分だけを切り取ってすぐに使用するようにしましょう。
そうしないと香りが飛んでしまうんですよ!
収穫については押さえられましたか?
暖かい時期、暑い時期に収穫をしましょう。
特に夏場は蒸れ防止にもなりますので、しっかりと切り取ってくださいね。
次にレモングラスの香りを良くする方法を紹介します。
レモングラスの香りをよくするには?
よくレモングラスの栽培で受ける質問の中に、香りが弱いという悩みが多くあります。
その考えられる原因とはなんでしょうか?
その原因は上に書いた注意点のいずれか、または複数が押さえられていないからと思われます。
そもそもの苗選びが間違っていることもあります。
寒さに非常に弱いことを忘れてしまっていたり、
必要以上に水を与えている方もいるのです。
成育が盛んな時期の剪定が甘く、株が蒸れているという例もありました。
後、忘れがちなのは生育期の肥料。
暖かい時期にきちんと肥料を与えることで、香りも出てきます。
ただし肥料のあげすぎは禁物ですよ!
レモングラスは虫や病気にも強く、とても丈夫な植物の1つです。
ポイントさえ押さえれば失敗もあまりありません。
それでは最後にまとめです。
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レモングラスを苗から育てる方法~まとめ~
レモングラスを苗から育てるには、まず苗選びが重要でした。
見た目が良いものを選ぶのは当然ですが、根のぐらつきの有無が見落とされがちです。
また基本的な育て方は難しいものはありませんでした。
暑さに強く、寒さには非常に弱い特性を覚えてあげましょう。
そして夏場は蒸れに、冬場は乾燥にそれぞれ注意してくださいね。
収穫だけではなく、植え替えや株分けなどは暖かい時期にやるんでしたよね。
具体的には6月~10月です。
熱帯地域の植物で、暑い時期が得意てました。
株に負荷の掛かる作業は、この暖かい時期にやるようにしましょう。
使用用途も広く、丈夫な植物です。
またハーブの中でも非常に人気の種類と言えます。
育てやすく、利用しやすい魅力溢れるハーブです。
人気も高くハーブデビューの方にもおすすめと言えるでしょう。
是非チャレンジしてみてください。
そして、ここには書いていないようなレモングラスのお得な情報をお持ちの方!
ぜひ多くの人にシェアしたいのでコメントをお願いします。
もちろんこの記事の感想も大歓迎です!
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