カランコエの育て方!冬でもきれいに花を咲かせるコツは?

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乾燥に強く手間のかかりにくい「カランコエ」の育て方を紹介していきます。

 

品種も多種多様であり、また一つ一つの蕾から花を咲かす姿はとても可愛らしいものがあります。

 

暑さには強いのですが、寒さに弱い特徴があります。

 

そのせいか私も、カランコエの冬場の育成について質問を受けることが多くあります。

質問の多い冬場の育成や、室内での育成を中心にご紹介していきますのでポイントを押さえていってくださいね!

 

 

 

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カランコエの花が咲かない理由は?

 

 

カランコエの花が咲かないという質問をよくされます。

まず生育不良が考えられます。

しかし基本的なポイントを押さえれば、あまりここでの問題は発生しません。

 

では生育不良以外の理由はなんでしょうか?

 

それは短日植物の特徴を知らないからかもしれません。

 

短日植物は日の当たる時間が短くなると花をつける性質となります。

つまり夜の時間が長くなる秋以降に花をつける植物を指すんですね。

 

カランコエも短日植物で、日の当たる時間が短くなったことを認識させないと花が咲かないのです。

 

室内で育てている場合だと夜まで蛍光灯の下に置いていることも多くなりがちです。

そうなると花が咲かなくなります。

 

暗くなる時間は暗い状態で育成をしましょう。

開花期になっても花が咲かないという問題が発生する原因になります。

 

短日植物という特性は理解できましたか?

 

カランコエの花が咲かない理由の多くは、この特性を押さえられていないことが多いんです。

 

でも室内で確実に光から遠ざけるのは難しい、という方もよくいます。

何か方法はないのでしょうか?

 

 

カランコエに冬場の室内で遮光する工夫

暗い場所や部屋を丸々、確保することが難しい方もいるのではないでしょうか?

そんな時に役立つものが段ボールです。

 

カランコエを覆える大きさの段ボールを用意します。

そして外が暗くなる時間には段ボールで遮光をすれば良いのです。

 

この工程は短日処理と呼ばれます。

これを30日間程繰り返すことで、開花期にしっかりと花を咲かせてくれるようになりますよ。

 

いかがでしたか?

工夫一つで短日植物の特性をしっかり押さえられますよね。

段ボールなら簡単に用意ができますよね。

 

この方法なら特別広いスペースは必要ありません。

困っている方は試してみてくださいね。

 

この後からはカランコエの冬場の育て方を見ていきます。

 

 

 

カランコエの育て方!冬場の基本の管理

 

 

カランコエの育て方の基本から押さえていきましょう。

カランコエの特徴と一緒に覚えていくことで、ポイントがしっかり頭に入っていくと思います。

 

カランコエは寒さに弱い植物となります。

春から秋は戸外の雨の当たらないところで管理が可能です。

 

でも冬場は室内で管理しましょう。

 

また高温多湿にも弱いので暖房の入り過ぎた部屋は避けましょう。

 

風通しのよいところで育ててください。

蒸れてしまうと腐る原因になります。

 

カランコエを育てる上で日光も大切な要素です。

日当たりの良い場所に置きましょう。

 

ただし直射日光が当たると葉焼けしてしまいます。

カーテン越しなどで日を当てる工夫が必要です。

 

品種によって寒さに耐えられる温度が若干異なります。

しかし適正な生育温度は15℃~20℃程となりますので覚えておいてください。

 

耐寒性がなく寒さに弱いこと、でも高温多湿も苦手なことを覚えましょう。

直射日光はだめですが、日当たりが必要な点もポイントです。

 

続いてはカランコエにしてあげることのポイントです。

 

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カランコエの冬場の水やりと肥料

 

 

ここからはカランコエの冬場の水やりと肥料について説明します。

併せて冬に限りませんが、用土についても触れてますので確認しましょう。

 

カランコエの水やりは冬場に関して注意が必要となります。

 

冬は乾燥気味に育ててください。

 

カランコエにはもともと葉に水を蓄えるという特徴があるんです。

なので少しくらい水やりを忘れてしまっても大丈夫なことが多いんですね。

 

水やりの目安は土の表面が乾いてから二日程経ったら。

与える時は鉢底から水が滴るくらいに与えてください。

 

乾燥に強い植物とはいえ、暖房には当てないようにしてください。

暖房が当たると乾燥し過ぎになってしまいます。

 

人間もエアコンが付いた部屋だと乾燥を気にしますよね?

どうしても当たる時のみ、葉水をしてあげましょう。

 

肥料についても注意があります。

 

春と秋には液体肥料を与える必要がありますが、冬は必要がありません。

カランコエは冬には成長しないので肥料は要らないのです。

 

また水やりで書いた、水はけの良い土についても触れておきます。

こちらは多肉植物用やサボテン用の土を使用することをおススメしています。

 

いかがでしたか?

冬場はあまり成長しないので、水やりは控えめでよいのです。

また同じ理由で肥料も必要はありません。

 

続いては冬でも注意が必要な病気を見てみましょう。

 

 

 

カランコエの冬でも注意が必要な病気

 

 

カランコエの病気について説明していきます。

冬であってもかかる可能性のある病気は「灰色カビ病」です。

 

その名の通りカビが原因となる病気です。

 

湿度や株が蒸れてしまう状態を避けましょう。

 

水のやり過ぎはこの意味でも注意が必要なんです。

また必要以上に肥料を与えても弱る原因となります。

 

部屋に置くときは湿度にも注意してください。

窓辺の結露などにも十分に注意を払いましょう。

 

万一、かかってしまったら園芸店などに薬剤が売っています。

薬剤の散布で対処してください。

 

灰色カビ病は「水が染みたような褐色の斑点」が出るのが特徴です。

このような症状を見つけたら処置しましょう。

 

病気にも注意が必要なことが伝わったでしょうか?

もとより加湿には弱い性質の植物です。

湿気や蒸れには特別注意をしてあげてください。

 

続いてはカランコエが茶色くなってしまう原因を探ります。

 

【よく読まれている記事はこちら】

灰色カビ病の対策は?原因は水のやりすぎだけ?

 

 

カランコエの葉が茶色くなってしまったら?

 

 

カランコエの葉が茶色くなる理由について探ります。

茶色くなる理由は上に書いた基本的なポイントからズレてしまうと起こることが多いようです。

 

葉の状態で原因をある程度は見極められるので覚えましょう。

 

 

葉が茶色く全体的にぐったりしている

株自体が弱っている可能性がありますね。

 

寒過ぎる、暑過ぎるや湿度が高過ぎるはありませんか?

 

日当たりが足りていますか?

 

置く部屋を変えてみる必要があるかもしれません。

 

 

葉の中央部を中心に変色している

葉の中央部は特に日が当たる場所です。

 

ここら辺のみが変色しているときは葉焼けが多いです。

直射日光に当たってないかを確認しましょう。

 

 

褐色の染みたような斑点模様がある

上に書いた灰色カビ病を疑います。

 

これを放って置くと枯れてしまうこともあるんです。

薬剤で早めに処置をしましょう。

 

 

このように葉が茶色い状態も少しずつ違いがあるんです。

 

基本的なポイントを知ることが大切です。

そしてポイントを知った上でよく観察してあげることも重要な工程になりますよ。

 

最後におさらいです。

 

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【おすすめ記事はこちら】

ゼラニウムの育て方!冬越しを成功させるコツは?

 

 

カランコエの冬場の育成方法~まとめ~

 

 

最後にポイントのおさらいです。

しっかりとポイントを覚えて、カランコエ栽培を楽しみましょう!

 

カランコエは寒さに弱い植物でした。

冬場は室内に入れてあげてください。

 

また高温多湿にも弱かったですね。

暑過ぎたり、湿度の高い場所は避けましょう。

 

適温は15℃~20℃でしたね。

 

またカランコエは冬場には成長が止まりました。

あまり水や、栄養は必要ないんです。

 

水やりの頻度を落とし、肥料は与えないでください。

土も水はけの良いものが必要でしたね。

 

土が蒸れてしまうとダメージを与えてしまいます。

 

肝心の花が咲かないという悩みの理由を覚えていますか?

 

そうです。

「短日植物」の特性を知らないといけませんでしたね。

 

秋以降の夜長の時期は、室内であっても暗い状態にする必要がありました。

花が咲かない悩みの原因に多いので押さえておきましょう。

 

カランコエは品種も多く、カラーバリエーションだけでなく葉や株姿まで種類が豊富です。

しっかりと育成できれば多くの楽しみをくれる植物です。

ポイントを押さえて魅力を堪能してくださいね!

 

【関連記事はこちら】

ネモフィラの育て方!プランターできれいに咲かせる基本は?

 

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コメント

  1. tyny より:

    昔カランコエを育てたことがあります。どんな植物もうまく育てることが出来ずにいた時に、簡単に育てられると書いてあったので買ってみました。花が咲いた状態の物を買ったのですが、その花が終わってしまったらしばらく葉っぱだけの状態で元気だったのですが、寒さにやられてしまったようで結局枯れていまいました。カランコエが寒さに弱いという事を知っていればまた違った育て方が出来たと思います。またいつかトライしてみたいです。

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