コスモスといえば、代表的な秋の風物詩。
素敵な色合いと、可愛らしい花がとても魅力的。
大きな花、花びらはスプーン型で元気いっぱい!
思い浮かぶ色はピンク。
コスモスを見かけると、過ごしやすい季節の訪れを感じます。
日本では、漢字で「秋桜」とも書きますよね。
秋に咲くコスモスにぴったりの名前ですね。
ですが、知っていますか?
最近では夏に楽しめるものが多くなりました。
色も代表的なピンクだけでなく、黄色に白など豊富なのです。
夏・秋・冬に咲く品種も、今回はご紹介。
花の形や色を選んで、お気に入りのコスモスに挑戦してみましょう。
初心者の方でも大丈夫。
基本の育て方から、花後のお楽しみまで。
分かりやすくお伝えしていきますよ。
簡単なお手入れで、綺麗なコスモスを咲かせられるでしょう。
花を楽しんだ後は、種も自分で収穫です。
また来年もきれいなコスモスを咲かせられるかも?
ぜひ、チェックして挑戦してみてくださいね。
Contents
コスモスを綺麗に咲かせよう~基本の育て方~
皆さんはコスモスが自生しているのを見たことがありますか?
我が家の近くでは、秋になると道端にコスモスが咲き始めます。
あぜ道などに群生しているのも良く見かけます。
このように、コスモスってとても丈夫な花なのです。
なので、初心者の方でも
きっと成功するはず!
そんな自信をもってコスモスを育て始めましょう!
今回は地植えと鉢植え両方について触れながらお伝えしていきます。
コスモスが好む日当たりと土って?
コスモスは日当たりの良い場所を好みます。
地植えの場合にはできるだけ日当たりのいいところに植えてください。
鉢植えの場合には、午前中から昼の日が当たる場所に置きましょう。
風通りの良い場所なら、病気にもなりにくく健康に育ちます。
植える場所はどうでしょう。
もう一度言いますが、コスモスはとても丈夫なお花です。
それがヒントですよ!
土の種類は、ほぼ選びません。
地植えの場合には、水はけの良い場所を選ぶことが大切です。
鉢植えの場合には土のしたに鉢底石を敷いて水はけを良くします。
土は花用のモノを買っても良いですし、庭の土でも大丈夫です。
とにかく水はけの良いものをつかいましょう。
自生しているコスモスが、どんなところに多いか思い出してみると・・・
田んぼのあぜ道や川の淵など水の溜まりにくいところが多いですよね。
水たまりになるような場所を血眼になって探さなくてもいいですが、
なるべく避けるようにしてくださいね。
コスモスの水やりに必要な注意点は?
地植えの場合にはほとんど必要ありません。
植えっぱなしで大丈夫です。
ただ、晴れの日が長く続いたり、乾燥が目立つようなら水やりをします。
1週間雨がなければ見てみる。くらいの頻度で大丈夫です。
ズボラな私には本当にぴったりなお花w
鉢植えの場合には、気温が高い日が続くと乾燥しやすい環境になります。
表面の土がからからに乾くようであれば水やりをしましょう。
底から出るまでたっぷりと与えてください。
こちらも1週間に1度見ればいいかと思います。
そんなに気にしなくても大丈夫ですよ。
コスモスに必要な肥料は?
地植えの場合には必要ありません。
なぜなら、あぜ道のコスモスも綺麗に咲いています。
きっと、だれも肥料は与えていないでしょう。
与えすぎると葉が茂ります。
なので程よく花を楽しみたい場合は追肥はしなくて大丈夫です。
よっぽど元気がないなと思う時に液体肥料などを与えてあげてくださいね。
鉢植えの場合には、地植えと比べて土が少ない分、肥料を与えます。
緩効性化成肥料を置き肥しておきましょう。
こんな感じものがおススメです。
肥料もたくさん与えればいいものでもありません。
容量を守って追肥してくださいね。
ちなみに私。小学生のとき、コスモスをクラスで育てていました。
一人一つプラスチックの青い鉢が与えられ、コスモスの種をまきました。
そのときには、水やりも肥料も全然しませんでした。(←幼少期からずぼら。笑)
でも、みんなと同じように綺麗に咲きました。
(水やりは、友達がついでにしてくれていたのかもしれませんが。)
たくさん咲かせたわけではなく、一株程度だったから肥料なしでも大丈夫だったのでしょう。
私のように、鉢植えにいっぱいではなく一株程度やってみたいという方。
私は肥料なしでも咲きましたよ。
あくまで私の経験なのでご参考までに・・・。
肥料は用意できているのであれば使っていただければいいでしょう。
1株程度ならなくてもいいと思います。
さて、後半は私の体験談になり話がそれてしまいましたw
全体的な育て方を見て、安心した人も多いのでは?
結構適当でも綺麗に咲かせることができるのですね。
お手入れ簡単!手軽に綺麗なコスモスを楽しみましょう!
では、次ではお気に入りのコスモスを選ぶために・・・
いろんなコスモスを紹介します。
あなたはどんな色、形のコスモスを育てたいですか?
コスモスの種類は?~好きな色、形を見つけよう~
コスモス。といっても、品種によって形と色が違います。
日本で一番有名なものは「コスモス・ビピンナツス」というコスモスです。
色はピンクで、おおきな花を咲かせます。
秋になると、道などに自生したコスモスが咲き始めるのがこの品種。
きっと、コスモスと聞いて一番にイメージするのがこれでしょう。
漢字で「秋桜」と書くのですから、コスモスは「秋の風物詩」。
夏がおわり、過ごしやすくなったころに咲くのが当たり前でした。
ですが、最近では早生品種も多く出回っています。
秋になる前に開花するのが特徴です。
その辺も踏まえて、いろんな種類をご紹介していきますね。
センセーション
先ほど紹介した、一番有名な品種。
その中でもピンクの花を咲かせる、存在感のあるコスモスです。
花は大きく、群生するのが特徴。
鮮やかなその姿は、思わず目を奪われる美しさです。
秋に開花するコスモスです。
イエロー・ガーデン
センセーションと同じ、コスモス・ビピンナツスの黄色バージョン。
切花向けに改良された「キャンパスシリーズ」の元となった花です。
このキャンパスシリーズは、オレンジ、黄色、赤などいろんな色があります。
ピンクとはまた違い、元気な印象を与えてくれますよ。
花の中心は白く、花の先ほど色が濃くなるグラデーションがとても綺麗です。
元気な黄色は、どことなく夏を感じさせてくれます。
夏の思い出に浸りながら、ゆっくりと秋を迎える。
そんな印象を受ける、秋のコスモスです。
シーシェル
とにかく花の形がとてもユニークな品種。
花びらが筒状になり、ぷくっとした印象を受けます。
可愛い見た目から、とても人気の高いシーシェル。
早生品種で、夏に開花が始まります。
ダブルクリック
花びらをたくさんつける、ピンク色のダブルクリック。
何十にも重なった花は、とても華やかです。
開花率も高く、咲いた姿はとても豪華絢爛な印象。
こちらも早生品種で、夏から花が楽しめますよ。
ソナタ
白の可愛らしい花を付けるソナタ。
背丈も低く、多くは鉢植えにて栽培されています。
小さいまま花を咲かせるのでとても扱いやすく、初心者の方にはおススメです。
成長もとても早く、花を咲かせるまでの期間短いのが特徴です。
そして、開花するとあっという間に開花期間も終わってしまいます。
このように、色々な形のコスモスがありました。
気になるコスモスは見つかりましたか??
コスモスは、先ほどもお伝えしたとおり、秋に咲くもの。
ですが、現在では夏から楽しめるコスモスのほうが多くなってきているのですね。
夏のコスモスであれば、夏前から植えて育てます。
植え付けが遅ければ遅いほど、開花するときの背丈は低くできます。
しかし、秋に咲くコスモスを夏前に植えると、背丈ばかり伸びて扱いにくくなります。
秋まで花も付けません。
なので、植えるタイミングと品種があっているのか。
まず調べてから、選んでくださいね。
では、お気に入りのコスモスを育てた後は・・・
来年もまた育てたくなるはずです。
そのために、種を自分で取ってみましょう。
来年は、自分だけのオリジナルコスモスが咲かせられるかもしれませんよ!
コスモスの種を収穫してみよう!
コスモスの花が咲き終わったら、種を収穫してみましょう。
自分で種なんて取れるの?
そう思った人も多いのではないでしょうか。
大丈夫です。取れます。
コスモスは自生している場合、だれも種を植えていませんよね。
なぜ来年も同じような場所で咲くかというと・・・
ご想像のとおり、こぼれた種から咲くのです。
なので、自分で種を取ってまた植えなおすことができます!
庭先で地植えをしていて、どこに咲いてもかまわない方は、放っておいてもOKです。
うちの近くの畑には季節関係なく咲いています。
それはそれで「野生」らしくていいですけどね(笑)
種の発芽率を上げるためには、保管の方法にもポイントがあるんですよ。
詳しく見ていきましょう。
種のとり方、保管の仕方
- 花が枯れたら、花の付け根から緑が消えます。
- 手で簡単に獲れるものを取る。
- 手でほぐして、種だけを取る。
殻はとても軽いので、種と殻を仕分けるときには、風で飛ばすこともできます。 - しっかりと乾かす。湿気が残ると腐敗の原因にもなります。
- 茶封筒などに入れたり、紙に包んでおきましょう。
保管するときも湿気には注意です。
乾燥材も一緒に入れたりするといいですよ。
注意するのはとにかく湿気が残らないようにすること。
収穫するときも、晴れの日を選ぶなど、気をつけて行いましょう。
しっかり乾かして、より良い状態で保管することで発芽率もよくなりますよ。
種のとり方、保管の仕方もお分かりいただけましたね。
そんなに難しくはありませんね。
来年も同じ品種を育てたいなら、種を収穫してみてくださいね。
では次にすこし変わったコスモスを紹介します。
冬のコスモスです。
今回紹介してきたのは、夏と秋に楽しめるコスモスでしたね。
実は、品種によっては冬に楽しめるものもあります。
ウィンターコスモスって聞いたことありますか?
【おすすめ記事はこちら】
ウィンターコスモスとは?
その名の通り、冬のコスモス。
ウィンターコスモスを少し紹介します。
ビデンスとも呼ばれ、黄色や白の可愛らしいお花を付けます。
ポピュラーではありませんが、ピンクの品種もあります。
開花時期は植える時期によって違いますが、主に晩秋から初冬に咲くコスモスです。
鉢植えの場合は、霜が降りる頃には家の中に入れると開花時期を延ばすこともできます。
年明けまでコスモスが咲いてくれたら嬉しいですよね。
特に冬はお花が少なくて暗くなりがちです。
そんなお部屋に黄色の元気なコスモスがあれば気分も上がります。
寒くない地域では、地植えでも冬を越えることもできる強いコスモスです。
育て方としては、コスモスと同じ。
日当たりは良い場所を好み、水はけには注意しましょう。
色は先ほどお伝えしたように黄色が多めですが、品種はいくつかあります。
花びらの中心が白く、周りが黄色い「イエロー・キューピット」。
花全体が濃い黄色(ゴールド?)の「ゴールデン・アイズ」。
めずらしいピンク色の「ピンク・ハート」などなど。
こんな、少し変わったコスモスもあるのです。
咲かせたい時期によっては、ウィンターコスモスを選んでもいいですね。
夏に咲く早生品種のコスモス。
秋の風物詩の、元祖コスモス。
そして、年明けまで楽しめる、冬のコスモス。
コスモスひとつとってもたくさんの種類がありました。
どれも可愛らしく、形もお花の中のお花!というような、元気な印象です。
切花にしても、植木でも、庭先でも。
場所を選ばずに楽しめるのがいいですよね。
では、お伝えしてきたコスモスについて振り返りましょう。
【よく読まれている記事はこちら】
好きな場所で!好きなコスモスを!~育て方のまとめ~
いかがでしたか?
初心者の方でも挑戦しやすい、コスモスの育て方の紹介でした。
とっても手入れが簡単なコスモス。
地植えの場合は水やりも追肥もあまり気にしなくて良い!
植える場所さえポイントを理解すれば、たくさん花を付けるコスモスが期待できます。
日光の良く当たる場所。
そして水はけの良い場所を選んでください。
鉢植えの場合にも、ほぼ同じことが言えますね。
水やりだけ少し気にするものの・・・
メリットとして、日当たりの良い場所に移動することができます。
季節によって日の入り方も変わるでしょう。
そんなときにはずらして、日光を十分に与えます。
ウィンターコスモスに挑戦する場合にも、鉢植えなら簡単に室内に移動できます。
年明けまで咲かせるには、暖かい地域以外では室内に入れることが必須。
なので、移動できることは鉢植えの最大のメリットではないでしょうか。
コスモスの形は、どれがお気に召しましたか?
スプーン型のスタンダードな花びらから、筒状、何十も重なるもの・・・
たくさんの形がありましたね。
色も、代表的なピンクに留まらず、黄色に白、オレンジに赤。
と、豊富なラインナップ。
一つの種類を育てるのもいいですが、色々混ぜてみても面白そうです。
切花にして室内にかざってもいいですよね。
そして、花が咲き終わったら・・・
種を収穫してみましょう。
花の首から簡単に手で取れることが収穫の目安。
丁寧に殻と種を仕分けし、しっかりと乾燥してくださいね。
来年は自分で取った種から、また綺麗なコスモスが咲きますよ。
たのしみですね!
とても強いお花だからこそ、どこでも場所を選ばず挑戦することができます。
開花率も高いので、きっと満足していただけるはず。
お気に入りのコスモスを好きな場所で咲かせてみませんか?
元気いっぱいの花が、毎日を彩ってくれますよ。
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