春の芽吹きが訪れると花壇も賑やかにしたくなりますね。
お日さまもたくさん顔を出すこの季節です。
暖かくなってきたからこそ植えたいお花がたくさんあります。
初心者が花壇に植えるんだったらどんな花が良いんだろう?
元気に育てる肥料のやり方は?
などたくさんの疑問点があると思います。
今回はそんな方のために、春に植えられる最適なお花4つを選んで紹介していきます。
お花ごとの肥料の種類や、やり方なども一緒に説明していきたいと思います。
どうぞ参考にしてみて下さい。
Contents
初夏から秋まで長く楽しめる日々草(ニチニチソウ)
日々草を私は「竹とんぼの花」と呼んでいます。
日々草は花が終わると自然に落ちますが、落ちるときにクルクルっと縦に回りながら落ちるんですよ。
それがとても面白くて竹とんぼみたいって感じました。
日々草の苗は4月になると出回り始めます。
葉っぱが青々とした元気の良い苗を選びましょう。
日々草は日当たりが良く、風通しの良い場所が大好きです。
熱帯地方が原産の日々草は強い光と高温が大好きなお花です。
日陰の多い場所に置くと、あまり花を咲かせてくれません。
しかも茎がヒョロヒョロに間延びしてしまいますので、気をつけて下さいね。
また、ポットから花壇に植え替える時は、根っこを傷つけないようにしましょう。
日々草の根っこは大根の根っこと同じく、太くて地中深くに縦に伸びる直根性です。
根っこを少しでも傷つけてしまうと大きなダメージを与えてしまい、うまく根付かなくなります。
ポットから出してそのまま花壇に植え付けるのがベストです。
花壇に植えた日々草は、水はけのよい土が大好きです。
酸性の土は嫌いなので有機石灰で中和してあげる事がおすすめです。
同じ場所に別の花を植える場合は、同じような土を好むお花を植えてあげると良いでしょう。
なぜかっていうと、別の土質の花を植えると連鎖障害が起きてしまうことがあるからです。
そうなると、枯れてしまったり上手く育たないことがありますよ。
それでは、日々草にはどんな肥料が良いのかお話していきますね。
日々草(ニチニチソウ)におすすめの肥料
日々草は、次々にお花を咲かせます。
なので、肥料は定期的にあげるようにしましょう。
しかし、あまり濃度の濃い肥料は根っこを痛めてしまうんです。
チッ素(N)、リン酸(P)、カリ(K)の入ったもの、
効果がゆっくりと効いてくる「緩効性化成肥料」
N-P-K=12-12-12の配合された置くタイプの肥料「プロミック」を使います。
日々草の咲き終わった花は、こまめに取ってあげて下さい。
そのままにしておくと、花弁がペタッとくっついてしまい病害虫の原因になってしまいます。
個人的にとても愛着のある日々草はほんとに可愛いお花ですので是非育てて頂きたい一つです。
次に紹介する花は、百日草(ひゃくにちそう)です。
日々の花と百日の花、名前に関連性がありそうですよね?
でも、どう違うんでしょうか?
約半年の間きれいな花を咲かせてくれる百日草(ひゃくにちそう)
百日草の正式名は「ジニア」と言う名前です。
和名で百日草と呼ばれるようになったのは、百日間休むことなく花を咲かせてくれるとてもありがたいお花だという事なんです。
春に植え付けると5月~11月まできれいなお花を咲かせてくれますよ。
100日を超えてますけど?
すごいですね。
種類はたくさんありますし、色もやさしい色から鮮やかな色まであります。
ポットの苗は4月頃から販売されます。
種類が豊富なので、お庭の雰囲気やお家の雰囲気から合った色や種類を選びましょう。
百日草も日々草と同じ直根性ですので、ポットからそのまま植え付ける事が大事です。
根っこを崩さないようにそっと植えつけましょう。
水はけのよい通気性のある土が大好きです。
暖かい所が大好きな百日草なので、お日さまの当たる通気性の良い場所に植え付けます。
注意したいのは、葉っぱに水をかけると病気に罹りやすくなります。
なので、水やりをする時は根元にあげて下さいね。
乾燥には比較的強いですが、土が乾いたらたっぷりあげて下さい。
特に夏場は朝晩の涼しい時間にたっぷりあげるようにしましょう。
百日草は日当たりの良い所が大好きです。
お日さまにたっぷりあてて、風通しの良い所に植え付けて下さい。
日が当たらないとお花を付けてくれなくなることがありますよ。
百日草の病気や害虫で一番注意したいのが「うどん粉病」「立ち枯れ病」「灰色かび病」などです。
湿気で蒸れたりするとかかりやすくなります。
風通しの良い環境にすることが大事ですね。
百日草は開花時期も長く育てやすいのでガーデニングにはピッタリのお花です。
こういうパワフルなお花にはどんな肥料が良いのでしょうか?
お話していきますね。
百日草(ひゃくにちそう)におすすめの肥料
百日草の植え付け時に緩効性化成肥料の「マグァンプK中粒」を元肥にして混ぜ込んで頂くことをおすすめします。
百日草は開花時期がとても長いお花ですので、栄養もたくさん必要になります。
お花が咲き始めたら、液体肥料の「ハイポネックス原液」をうすめて1週間に1度あたえて下さい。
害虫予防には「ハイポネックス原液 殺虫剤入り」がおすすめです。
栄養と害虫駆除がこれ一つで出来るすぐれものです!
百日草を何種類も植えて色とりどりの花壇にしてみても素敵ですね。
花が終わったら「花がら摘み」をまめにしておくとまた次の花をたくさん咲かせてくれますよ。
花がら摘みとは、咲き終わった花を摘み取ることなんですね。
けっこうこれ、楽しいですよ^^
摘み始めたら止まらない!
止められない・止まらない、カッパ〇〇せん
みたいですね(笑)
それでは、次に紹介したいのがベゴニアです。
一度は見たことがあるんじゃないでしょうか?
多様な花と葉っぱが長期間楽しめるベゴニア
環境が適していると、一年を通して花を咲かせると言われているベゴニア。
なんと3000種類もあるとか。
そんなベゴニアは4月~6月に植え付けします。
厚みがあって艶も良い茎のしっかりした苗を選びましょう。
そして手に取った時茎がぐらぐらしてるものはNGです。
安定したもの、とにかく見た目の良い丈夫そうな苗が良いですね。
花壇の土は、ピートモスや腐葉土、牛糞や油粕、米ぬかや魚粉などが入った有機化学肥料を混ぜ込んだものを使います。
ピートモスとは、コケ類や植物を積み重ねて腐植させ、泥や炭を抜いて乾燥させて細かくしたものなんですね。
栄養があります。
苗の間隔を20~25cmぐらいにして植えます。
水やりは土が乾いたらホースでたっぷり与えて下さい。
高温がちょっと苦手です。
30℃を超えるような気温の時は、花壇の回りに打ち水をしてあげると喜びますよ。
ベゴニアの花は種類によっていろいろな姿を見せてくれます。
お好みの種類を選んで楽しんでくださいね。
花が終わったら花がら摘みをまめにやっていただくと、どんどん次の花が咲いてきます。
直射日光を避けて明るい日陰が最適な環境です。
ベゴニアと他の花を一緒に植える時はセントポーリアがおすすめです。
生育環境が似ているので、同じ花壇に植えても連鎖障害などがありません。
環境が良ければ一年中花を咲かせてくれるベゴニアですが、どんな肥料が適しているのかお話していきますね。
ベゴニアにおすすめの肥料
植え付けの時は動物のふんや骨粉、油かす、落ち葉などの有機肥料を土に混ぜ込んでおきます。
5月~10月の間は2週間に1回「ハイポネックス」を与えます。
このハイポネックスはベゴニアように配合されています。
しかも、
薄めないでそのまま使えるからとっても楽チンなんですよ!
夏場の気温30℃以上ある期間は肥料を控えるようにして下さいね。
しかし、ベゴニアの株にちょっと元気がないのを見かけたら肥料を与えて下さい。
冬場も気温が10℃以上あるようでしたら同じように肥料を与えて下さい。
ちょっとアンバランスな葉っぱや花が魅力的なベゴニア。
街中の至る所に見かけます。
それだけ育てやすく人気のあるお花なんですね。
たぶん1回は育てたことのあるお花ではないでしょうか。
花壇に植えるとたくさんの花を咲かせてくれるのでおすすめの1つです。
次に紹介していく花は「ナスタチウム」です。
一体どんなお花なんでしょうか?
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食用としても利用されるハーブのナスタチウム
ナスタチウムは丸い蓮の葉に似た葉っぱを持っています。
そして花が金色なので「キンレンカ」とも呼ばれています。
何とこの花、果実までつけてくれるんです。
葉っぱや花、果実、種子には辛みと酸味がありお料理に使われるらしいですよ。
サラダや飾り用として重宝されています。
ハーブとしても有名で、コンパニオンプランツとして利用されています。
コンパニオンプランツとは、違う種類の植物を傍に植えることで、お互いの成長に良い影響を与える役目がある植物の事です。
ナスタチウムの香りはアブラムシが嫌がる香りなので、植えておくと害虫対策にもなりますね。
植え付けは3月下旬~5月頃までが最適です。
苗を購入したらすぐに植え付けすることが大事ですよ。
花壇に植える場合は、20~30cm間隔で植えて下さい。
4月下旬~7月頃になるとお花が咲いてきます。
水はけのよい日の当たる場所が大好きですが、暑さに弱いという弱点もあります。
花壇でしたら真夏の30℃以上ある時期は、花壇の周りに打ち水をしていただくと良いでしょう。
ナスタチウムを花壇に植えることで、虫除けにもなるし他の植物にも相乗効果を与えてくれる。
一石二鳥にも三鳥にもある強者です。
この中で一番のおすすめです!
ナスタチウムと合う植物は、
キャベツ、トマト、ピーマン、ナス、キュウリなどの野菜です。
この際だから野菜も育ててみてはいかがですか。
ナスタチウムにおすすめの肥料
ナスタチウムは肥料を与えすぎると花のつきが悪くなってしまいます。
植え付けの時に緩効性化学肥料「マグァンプK中粒」を土に混ぜ込みます。
その後は6月~7月と9月~10月に2週間に1度ハイポネックスなどの液体肥料を与えます。
これは、ハーブの種類全体に共通しています。
肥料はあまり与えない!
簡単ですよね。
1回は植えてみたいナスタチウム。
野菜とも共存できるなんて、最高にお得感がありますね。
これでお花の紹介は終わりです。
これまでのお花で特別な肥料をあげるものはあったでしょうか?
あまりなかったように感じます。
春に植えるお花はみんな素直なんです。
そして夏の暑さに強い花だということですね。
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春に植え付けする花の種類とおすすめの肥料 まとめ
暖かくなって初めての花壇づくりに一役買ってくれる花を紹介してきましたが、お気に入りはありましたか?
もう一回花の種類を復唱してみますね。
- 初夏から秋まで長く楽しめる日々草(ニチニチソウ)
- 約半年の間きれいな花を咲かせてくれる百日草(ひゃくにちそう)
- 多様な花と葉っぱが長期間楽しめるベゴニア
- 食用としても利用されるハーブのナスタチウム
どれも魅力的な花ばかり!
春に植え付けて初夏にはきれいなお花を咲かせてくれます。
肥料は、土に混ぜ込むものとして緩効性化学肥料「マグァンプK中粒」
液体肥料として「ハイポネックス」
これが基本の肥料になります。
使用上の注意や使い方をよく読んでお使いくださいね。
他にベゴニアの植え付け時には土にピートモスや腐葉土、牛糞や油粕、米ぬかや魚粉などが入った有機化学肥料を混ぜる。
日々草にはN-P-K=12-12-12の配合された液体肥料「プロミック」を使います。
どうでしょう、おわかりになりましたでしょうか?
それでは、花壇デビューを目指すあなたのお役に立つことを願って終わりにします。
がんばれ~!
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