セントポーリアの育て方!室内で何度も花を咲かせる方法!

LINEで送る
Pocket

アパートなどの限られた場所で育てるのにピッタリなお花が「セントポーリア」です。

とても可憐な花を咲かせるセントポーリアは、一重から八重咲き、大きなフリル咲きなど様々な咲き方をします。

 

花言葉は「小さな愛」「親しみ深い」「深窓の美女」「細かな愛」と4つもあるんですね。

 

室内で育てるのが基本のセントポーリア。

 

お花をたくさん咲かせるにはどうしたらいいの?

 

どんな場所で育てたらいいの?

 

お水はどんな頻度であげればいいの?

 

病気や害虫の対策は?

 

そんな疑問を一挙に解決する手助けができると思います。

早速、お花をたくさん咲かせるコツをお伝えしますね。

 

<スポンサーリンク>

 

セントポーリアの育て方!たくさんの花芽を何度もつけるには?

 

 

セントポーリアがたくさんの花芽を何度もつけてくれるやり方は二通りあります。

 

葉押し押し芽です。

 

葉押しのやり方

時期は3月~5月又は8月~9月です。

  1. ピートモスとバーミキュライトとパーライトを均等に配合した土を用意します。
  2. 元気な中くらいの葉を選んで1~2cm茎をつけたまま切ります。
  3. 葉が3分の1ぐらい埋まるように土の中に少し斜めに押してやります。
  4. 水をたっぷりあたえます。

 

押し芽のやり方

時期は3月~5月又は8月~9月です。

  1. 元気な葉を選んで切り取ります。(カッターナイフで切るのがおすすめです。)
  2. 切り取った葉の切り口を1時間程度日陰で乾燥させます。
  3. バーミキュライトか鹿沼土にパーク堆肥を2割加えたものを用意します。
  4. 乾燥させた葉を土に押してやります。
  5. 水をたっぷりあたえます。

 

だいたい2か月ぐらいで芽が出てきます。

 

押し芽の時にカッターで切る訳は、ハサミだと葉を押しつぶしてしまう可能性がある空です。

そうするとつぶれた箇所が傷んでしまうからです。

ちなみに覆輪園芸品種といって花弁の緑に色がつく品種のセントポーリアは、挿し芽で増やします。

 

いろんなかたの育て方を見ていると葉押しで増やすかたが多いようです。

どちらかというと葉押しの方がやりやすそうですね。

 

セントポーリアは葉押しでもきれいに咲かせることができます。

でも、葉っぱが丸まってことがあるんです。

なぜ丸まってしまうのかちょっと不思議ですね。

 

これには結構意外な原因があるかもです。

それではセントポーリアの葉っぱが丸まってしまう現象を説明していきますね。

 

 

セントポーリアの育て方!葉が丸まってしまう原因は?

 

 

セントポーリアは生育環境が合っていないと葉が丸まってきたり、葉が毛羽立って元気がなくなることがよくあります。

生育環境が悪いと、葉が広がらなかったり、花芽がつかなくなることもあります。

 

ではセントポーリアにはどんな環境が良いのか説明していきますね。

 

セントポーリアが育つ環境

セントポーリアは岩場の植物ですので、根っこが常に湿っていてはだめなんです。

しかし霧の多い地域に生息しているので、外部の湿気には大丈夫なようです。

 

セントポーリアは一年を通してレースカーテン越しのような陽にあてて育てることが大切です。

と言っても、暑さには少し弱いので、風通しの良い場所に置いて下さい。

 

陽の当たらない場所の場合は、40Wの蛍光灯を30cmぐらい離して照らしてあげます。

 

直射日光は絶対にNGです。

 

夏は南側と西側は避けて、できれば北側に置いて下さいね。

また、セントポーリアの生育温度は18℃~23℃が適温です。

最低でも10℃以上の室内に置くことが重要です。

 

冬場の10℃以下になる気温の時は、段ボールなどをかぶせたりテラリウム(ガラスケース)に入れるのもおすすめです。

寒すぎると人間と同じように、背中が丸まってきますよ。

 

あとは水やりも大切です。

 

<スポンサーリンク>

セントポーリアの水やり

夏の水やり
  • 夏は暑くて生育が鈍ってきますので、水は少なめにあげる。
  • 室温が30℃以上になったらたっぷり水やりする。
  • 普段は鉢が軽くなったらたっぷり水やりする。

 

冬の水やり
  • 気温が10℃以下になったら水やりを極力控えて乾燥気味にする。
  • 反対に冬場でも生育が盛んな株の場合は土の表面が乾いたらたっぷりあげる。

 

水やりの注意点

水やりをする時は、葉っぱにかからないように注意してください。

葉っぱに斑点模様ができてしまいます。

 

セントポーリアは湿気を嫌いますので、若干乾燥気味の方がご機嫌が良くなります。

肥料は根っこが落ち着いてから、液体肥料を2~3週間に一度の割合であげてください。

 

以上のことを守っていただくと、セントポーリアの機嫌も良く葉っぱも丸まっていじけたりしないでしょう。

ちょっと気難しいお花ですが、あんなにきれいなお花を咲かせるんです。

 

大事に育ててくださいね。

 

【おすすめ記事はこちら】

モンステラの育て方!葉の元気を取り戻す方法!

 

 

セントポーリアの葉の形がなぜか変わってきたら?

 

 

セントポーリアの葉の形が変わる現象があります。

これは適度な生育環境にないことを意味しています。

 

セントポーリアは光によって光合成を育みます。

光が足りないと

  • 葉っぱやつぼみの数が少なくなる
  • 茎がヒョロヒョロと徒長する
  • 葉っぱの形が変わってくる

などの現象が起こります。

 

先程も陽の当たる場所と説明しましたが、一年中光が必要なセントポーリアは、直射日光には当てず、カーテン越しのやさしい光が必要です。

お天気の悪い日は、40Wぐらいの蛍光灯で照らすことも大切です。

 

適度に光を与えないとお花もつけてくれなくなりますので、注意してくださいね。

 

セントポーリアへのおすすめアイテム

光の必要なセントポーリアには植物用育成ライトをおすすめします。

LEDの普及で、消費電力量の少ないご家庭にもやさしいので、セントポーリア用に準備していただくことをおすすめします。

 

セントポーリアは明るくて風通しの良い、ちょっと湿気のある環境が好きなようです。

温度管理は18℃~23℃ぐらいが最適ですね。

 

日本の環境では難しいかもしれません。

でも、ライトや段ボール、生育用のガラスケースなどを駆使して育ちやすい環境を作ってくださいね。

 

 

セントポーリアのかかりやすい病気と対策は?

 

 

セントポーリアがかかりやすい病気は何種類かあります。

 

灰カビ病について

原因と症状

花柄や葉っぱが傷んでくるとそこからカビが発生してきます。

放置すると一晩で株全体がカビだらけになることも。

湿度が高かったり温室に入れっぱなしにしたりすると発生しやすくなります。

 

対処法

風通しの良い所で管理する必要があります。

灰カビ病を見つけたら、すぐに傷んだ部分を取り除き殺虫剤を散布して下さい。

 

うどん粉病について

原因と症状

冬場の乾燥した風通しの悪い環境でかかりやすい。

白い粉がかかったような状態

 

対処法

サプロール液剤を1000倍にして散布して下さい。

 

根腐れ病について

原因と症状

水のやり過ぎによるもの

乾燥させすぎによるもの

元気がなくなり、葉っぱが垂れてしまった状態

 

葉っぱは元気でも茎の内部が腐っている場合がある

 

対処法

軽い場合は腐っていない部分を切り取って、葉押しや押し芽で植え替えする。

ひどくなった場合は茎の腐っていないところまで切り戻し、新しい根っこが出てきたら植え替える。

 

こんなやり方もあるので参考にしてくださいね。

 

意外と簡単に対処ができそうですよね。

 

セントポーリアにつく害虫

ホコリダニは高温で乾燥した状態が続くと発生します。

新しい芽を萎ませてしまいます。

見つけたらすぐに市販のダニ剤を散布して懲らしめてやりましょう。

 

ネマトーダという小さなミミズが寄生すると命取りに!

見つけたら株ごと廃棄することになります。

 

アブラムシは通年でどんな植物にもついてしまう虫です。

主に風通しが悪い事と肥料を多くやり過ぎてしまうとつきやすくなります。

家庭園芸用殺虫剤を散布します。

 

セントポーリア・・・・・

ちょっと大変ですが、お花が咲くときれいですよね。

風通しの良い所に置いて、水やりに注意すること、乾燥はほどほどに、などを頭に入れて病気や虫に注意してくださいね。

 

 

<スポンサーリンク>

 

【よく読まれている記事はこちら】

灰色カビ病の対策は?原因は水のやりすぎだけ?

 

 

セントポーリアの上手な育て方~まとめ~

 

 

セントポーリアの増やし方には葉押しと押し芽という方法で増やすこと。

 

セントポーリアの葉が丸まってしまう

葉の形が変わってしまう

花芽が出ない

 

この原因は、育成環境が合っていないので、環境を整えてあげることが必要です。

 

セントポーリアの病気は灰カビ病やうどん粉病、根腐れ病などがあります。

病気は早期発見・早期対処が重要です。

 

害虫にはホコリダニやアブラムシ、ネマトーダというミミズなどがつきやすいです。

ホコリダニは冬場の乾燥や高温が原因です。

 

アブラムシは肥料による栄養過多や風通しが悪い環境が原因です。

ネマトーダにやられたセントポーリアは廃棄しなければなりません。

 

以上の事から、セントポーリアの育て方には陽の光と適度な湿気、風通しが主に重要なんですね。

 

でもこのポイントを押さえれば長くたくさんセントポーリアの花を楽しむことができますよ!

これを参考に、ぜひきれいな花を咲かせてくださいね。

 

【関連記事はこちら】

カモミールの花が咲かない?収穫に向けた育て方!

 

<スポンサーリンク>
LINEで送る
Pocket

SNSでもご購読できます。

コメントを残す


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください