コーヒーの木の育て方!よくある2つのお悩みもこれで解決!

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コーヒーの木といえば、ミニ観葉植物としてよく売られていたり飾られているのを見かけますよね。

 

名前がコーヒーの木なんですが、こちらは名前の通りでコーヒーの原料になるものと同じ植物なんですよ。

中には「コーヒーとは別物でしょう?」と思っていた方もいるかもしれませんね。

 

正確に言えば、コーヒーの原料となる品種から派生したものになります。

コーヒーの木は赤い「コーヒーチェリー」とも呼ばれる実を付けるんです。

観賞用のコーヒーの木も、大きめの鉢でしっかり育てると赤い実を付けることもあるんですよ。

それも楽しみですよね?

 

コーヒーの木ではよく、「葉がカピカピに!」や「葉が茶色くなった!」などの悩みを耳にします。

それはなぜか?

コーヒーの木にとって、苦手な環境に置いてしまっていることが多いからなんです。

 

 

ミニ観葉植物としての流通がほとんどですから、育てる場所は室内が多くなります。

では室内栽培では何に気を付けたら良いのでしょうか?

 

 

今回は観葉植物としてのコーヒーの木を、元気に育てるためのポイントを紹介していきます。

 

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コーヒーの木を育てるための環境とは?

 

 

植物を育てる上で、まず知っておきたいことは原産国です。

原産国を知ることで、なんとなく得意や苦手な環境のイメージが湧きやすいからとなります。

 

コーヒーの木の場合は、原産国はアフリカやマダガスカル周辺です。

「コーヒー」なので原産国もイメージしやすいかもしれませんね。

 

原産国からイメージする得意な環境は、暑さに強いということでしょう。

逆に苦手な環境は、寒さです。

 

そういったイメージを持ちつつ、これから紹介するポイントを合わせて覚えましょう!

理解がもっと深まると思いますよ。

 

 

置き場所について

コーヒーの木は、温暖な地域原産のイメージ通り日光を好む植物です。

なるべく日当たりの良いところに置いてあげましょう。

 

日光を好みますが実は耐陰性もあります。

耐陰性とは、文字通り日陰でも大丈夫ということです。

そうはいっても、植物なのでさすがに真っ暗闇に置きっぱなしでは育てられません。

 

屋外じゃなくて、室内でも問題なく育てられるんですね。

室内で日光が良く当たる場所に置いてあげてください。

 

コーヒーの木は耐陰性はありますが、基本はお日様が大好きです!

 

ずーっと室内で育てている場合、直射日光では刺激が強すぎてしまうんです。

そうすると葉焼けを起こしてしまいます。

 

そんな時はレースカーテン越しに日光を当ててあげると良いでしょう。

日光が株にしっかり当たるように置いてあげてくださいね。

 

 

温度について

こちらも原産国のイメージ通りです。

コーヒーの木は高温に強く、低温に弱くなります。

 

覚えておいて欲しい温度は「10℃」です。

この10℃以下の気温になってしまうとコーヒーの木は元気がなくなります。

 

成長を緩慢にさせないためにも15℃以上に、なるべく調整してあげましょう。

 

また夏や冬はエアコンなどで温度管理をすると思います。

この際にはエアコンなどの風が当たらない場所に置いてください。

 

人間も同じですが、風が直接当たり続けると乾燥してダメージを受けてしまいます。

特に冬場は私のお肌もすぐに乾燥してパリパリ…。

 

 

そんなことは置いておいて、次は「土」のお話です。

 

 

用土について

コーヒーの木は基本的には高温多湿を好みます。

こちらも原産国のイメージ通りですかね?

 

ただ、土に水はけの悪いものを使ってしまうと根腐れを起こします。

水はけの良い土を使う必要があり、コーヒーの木を失敗なく育てるためには自分でブレンドすることがおすすめです。

 

観葉植物用の土2:赤玉土1:鹿沼土1の割合で作ってください。

また、土の表面も赤玉土や鹿沼土で覆うとコバエの発生が防げます。

 

こんな感じものがおススメです。

  

どれもAmazonで買うこともできます。

primeに登録などしていれば送料無料で頼めるものをピックアップしました。

興味があれば、画像をクリックまたはタップしてみてくださいね。

 

割と用土の水はけが大切ですので、ここはしっかり自分で作った方が良いと思いますよ。

 

 

コーヒーの木に適した環境はいかがでしたか?

高温多湿な原産国のイメージから考えてみてくださいね。

また、寒さに弱いので「10℃」以下にならないようにの数字まで覚えておきましょう。

 

そのほかでのポイントは用土ですね。

しっかり自分でブレンドして作ってあげてくださいね。

 

 

続いては、コーヒーの木の日々の育て方についてです。

 

 

【おすすめ記事はこちら】

有機肥料でおススメは?野菜作りに万能な肥料9選!

 

 

コーヒーの木の育て方

 

 

ここからはコーヒーの木の育て方のポイントを紹介していきます。

 

ここで紹介するポイントは、コーヒーの木を育てる上で重要なポイントです。

「葉が茶色く枯れてしまう」などの悩みは、ここが押さえられないと防げません。

 

元気にコーヒーの木を育てるためにも、この項目はしっかりと押さえていきましょう!

 

 

水やりについて

まずは日常の管理として、水やりから見ていきましょう。

 

コーヒーの木は寒さに弱いので、季節や気温によってポイントが変わります。

注意をして間違いのないようにしましょう。

 

 

最初はコーヒーの木の得意な季節からです。

 

春~秋の季節で、気温が15℃以上となる期間が対象となります。

この時期がコーヒーの木の成長期でもあるんですね。

 

この暖かい時期には、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えましょう。

鉢底から流れるくらい与えます。

 

でも鉢皿に溜まった水はしっかり捨ててくださいね。

根腐れに繋がってしまいますよ。

 

 

続いては苦手な季節の時です。

主に冬の季節で、気温が15℃を下回る頃が対象となります。

この時期になると、コーヒーの木の成長は緩慢になるんです。

 

そのため水やりの回数を減らす必要があります。

表面の土が乾燥してから、2~3日経った後に水やりをしましょう。

 

コーヒーの木を乾燥気味に育てるんですね。

 

理由は2つあり、1つは成長がゆっくりなため水分を多くは必要としなくなるからです。

もう1つは、乾燥させて育てることで樹液の濃度が高くなります。

 

樹液は植物にとっての養分ですから、この濃度が高いと植物も強くなるんですね。

寒さに耐える力を強くするためには、樹液という養分濃度を高く保つ必要があります。

 

与える水分を抑えて、樹液が薄まってしまわないようにしましょう。

 

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肥料について

コーヒーの木は肥料がなくても問題なく育ちます。

でも肥料を与えた方が、やはり成長は早くなるんです。

 

与える時期は春~秋の成長期に限ります。

成長が緩慢な冬では、肥料焼けを引き起こしてしまい株にダメージを与えるからです。

 

肥料は液体肥料を10日に1度程度、規定量に薄めて与えましょう。

置き肥なら緩効性(かんこうせい)肥料を与えてください。

 

緩効性肥料の場合は、2ヶ月程度持続するものを選ぶと良いた思います。

有機肥料を避け、化成肥料にするとコバエの発生が防げますよ。

 

 

病害虫のチェックについて

コーヒーの木の栽培で、もっとも注意すべきと言っても過言でないのが病害虫なんです。

 

割と多くの害虫が付きやすく、付いてしまうと株が弱る原因になります。

 

またそれを放置すると病気を誘発したり、最悪は枯れてしまうこともあるんです。

害虫の具体例は後ほど紹介しますので、ここでは日常の管理について触れていきますね。

 

なにより毎日コーヒーの木を観察することが大切です。

部分的に葉が痛んだり、枯れたりすることは本来仕方がないこととなります。

 

でも、この痛んだ葉や枯れ葉を放置することがよくありません。

こうした葉があれば小まめに取り除きましょう。

 

さらに葉の裏などを確認して、虫など付いていないかのチェックもしてくださいね。

 

当然、虫がいればすぐに駆除しましょう。

 

また普段から葉水を行うと害虫予防になりますよ。

ちなみに、葉に霧吹きなどで水を与える方法を葉水と呼びます。

 

それ以外では、濡れたティッシュやハンディモップで葉を掃除することでも害虫を防げるんです。

葉に付いたホコリを取り除くだけでも、植物の健康を保つことができます。

 

毎日の観察をすることと、植物を清潔に保つ心がけが必要ということですね。

 

 

コーヒーの木の育て方のポイントは押さえられましたか?

注意する点の多くは、他の植物と共通する点が多かったのではないでしょうか。

コーヒーの木の知識以外にも使えますので、知っておいて損はありませんよ。

 

 

では続いて、上でも触れた病害虫について詳しくみていきましょう。

 

 

 

コーヒーの木で注意したい病害虫とは?

 

 

ここからは病害虫について見ていきます。

どんな虫が付いてしまうのか?を一通り見ておきましょう。

日々の手入れで基本的には予防できるのですが、知っておいた方が安心できると思いますよ。

 

 

害虫について

ハダニ

0.5mm程度の体長で、赤や黄色の色をしています。

 

主に葉の裏にくっ付いて吸汁する害虫です。

 

ハダニについてはこちらの記事参考にしてみてくださいね。

ハダニの駆除方法!お手軽に家にあるもので退治する方法!

 

 

アブラムシ

多くの植物に付く害虫として有名ですね。

 

体長は2~4mm程度で、幼虫も成虫も葉や蕾から吸汁します。

群生することが多く、早めの対処をしないと枯れてしまうことがあります。

 

またスス病のウィルスを媒介するので、病気の感染への心配もありますよ。

色々な意味で早めの対処が必要です。

 

アブラムシの駆除方法についてはこちらにまとめてみました。

アブラムシを退治したい!薬剤をなるべく使わない方法!

 

 

カイガラムシ

3mm程度の体長で、綿毛のようなものを背負った形をしています。

 

成虫では薬剤が効きにくく、吸汁されると枯れてしまうこともあり厄介な害虫です。

 

幼虫のうちに対処するか、数が増えないうちに一匹ずつ駆除しましょう。

こちらも早めの発見が重要ですよ。

 

カイガラムシもかなり厄介な虫です。

対策についてはこちらが参考になればうれしいです。

カイガラムシの防除方法!基本を押さえて簡単に駆除しよう!

 

 

ナメクジ

発見しやすいので毎日見ていれば気付けるでしょう。

 

ただ食べれる部分はどこでも食べるという大食漢です。

食害被害がすぐに広まってしまいますので、こちらも早めの発見が重要となります。

 

梅雨時などに発生しやすく、この時期は夜にも見回りをしてあげられるとベストですね。

 

 

病気について

サビ病

春や秋の雨の多い時期に発生しやすくなります。

 

葉にクリーム色状の斑点ができるので、症状を覚えておくとすぐに気付けるでしょう。

 

放っておくと斑点は広がり、徐々に葉や株が変形してしまいます。

そして、いずれ株を枯らせてしまうんです。

 

症状が出ているのを見つけたら、その部分を切り取って処分しましょう。

もし株全体に広がってしまっていたら、その株は処分するしかありません。

 

 

スス病

上に書いたようにアブラムシを媒介して発生します。

 

またカイガラムシ、ハダニの排泄物なども発生の原因です。

この場合だと病気が広範囲になりやすくなるので、害虫駆除が大きな予防法と言えるでしょう。

 

葉の上で原因となるカビ菌が繁殖することで発症します。

黒いスス状の斑点が出るというのが特徴となりますので、症状を覚えておいてくださいね。

 

発症した部位は殺菌剤で拭き取るか、できれば切り取ってしまい対処しましょう。

こちらも早めに病気に気付ければ大事には至りません。

 

 

コーヒーの木の病害中は覚えられましたか?

それぞれの特徴を知っておけば、早めに気付いて対処ができると思いますよ。

 

市販の薬剤などでも対処ができますので、選択肢として入れておいてください。

ただ日々の手入れと、毎日の観察で十分に防ぐことができます。

なるべくはこちらで防いでいきましょう。

 

 

それでは最後にまとめです。

 

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【よく読まれている記事はこちら】

カイガラムシの防除方法!基本を押さえて簡単に駆除しよう!

 

 

コーヒーの木の室内での育て方のポイントは?~まとめ~

 

 

ここまでコーヒーの木についてを紹介してきました。

 

どの植物も同じですが、原産国を知りイメージを持つことが大切でしたね。

特に植物を育てる上での環境については、大きなヒントとなるんです。

 

今回のコーヒーの木であれば、暑さに強く寒さに弱いというのが容易に想像つくと思います。

 

また間違ってしまっている時にも、気付きやすくなると思うんですね。

 

 

またコーヒーの木では病害虫に注意が必要でした。

病気の原因も害虫由来となることも多いので、特に害虫についてを覚えて欲しいですね。

 

葉が枯れたりカピカピになってしまう理由も、環境が間違っているのか?それとも病害虫が原因なのか?をそれぞれ疑いましょう。

 

環境や手入れを正しくできていれば、その判断も早くできますよね。

 

 

コーヒーの木はうまく育てると、人の背丈ほどまで育ちます。

そこまで育つと、コーヒーの実を付けることもあるんですよ。

 

 

ミニ鑑賞用としても魅力的ですし、大きく育てて実を付けさせることも可能です。

 

魅力の多いコーヒーの木を、今回の情報を覚えて不安なく育ててみてはいかがですか?

 

 

【関連記事はこちら】

オリーブの育て方!室内でもよく育つためのポイントは?

 

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