女性に人気のアボカド。
スーパーでも安く手に入れられるおいしい食材ですね。
森のバターとの別名どおり、濃厚な口解けが魅力。
今回紹介するのは、食べるアボカド!ではなく・・・
おいしく頂いた後に残る、アボカドの種を栽培する方法です。
アボカドの種は、育ててみると可愛い葉をつける観葉植物になります。
しっていましたか?
しかも葉も大きくとても豪華な印象です。
簡単な育て方は2つ。
手軽にはじめられる水耕栽培。
大きく、長く育てたいなら鉢植え。
とても簡単に育てられて、失敗も少ないのがうれしいところ。
失敗してしまっても・・・
もともとは美味しく食べたのですからマイナスにはなりませんね。
むしろプラスです!
今捨てようとしたアボカドの種をSTOP!
さぁ、さっそく育ててみましょう!
Contents
アボカドの種って栽培できるの?
食べた後のアボカドの種。
まん丸で立派だな~。といつも思います。
たまにめっちゃ小さい種が入ってるときもありますよね。
さぁ、この種。
育てていくと立派な観葉植物になるのですよ。
1年育てることが出来ると、ちょっとした木くらいの大きさになります。
びっくりですよね。
いつも捨てていたという方。
だまされたと思って育ててみませんか?
本当に簡単な栽培方法を紹介しますよ。
この種を今回は育ててみるわけですが、まずは種の取り方から。
アボカドは森のバターとも呼ばれるほど、濃厚な果肉をもっています。
包丁で中心に一回り切り込みを入れたら、ねじるようにして半分に。
どちらかに種がついてくるので、それを取り外します。
慣れた方だと包丁でトンっと叩くと包丁につくので、取り外すと思います。
脂肪分がおおいので、注意してください。
慣れていない方は、ぬるぬるして危ないので、スプーンで取り外しましょう。
そもそもアボカドって?
では、育てる前に、アボカドについて知っておきましょう。
アボカドの原産は、メキシコ、中央アメリカです。
暖かく、熱帯地域で生まれました。
このことから分かるように暑さに強く、寒さに弱いのが特徴です。
料理としては・・・
メキシコ料理のワカモレなんかは絶品ですね。
これです。これ!
トマトと一緒にサラダも最高。
アメリカンなお店でバーガーにアボカドが入っているとテンションあがりませんか?
味もとってもおいしいですよね!
栄養もとっても豊富!
女性に嬉しい葉酸を含み、脂肪分は身体に良いオレイン酸です。
腸内の改善や、アンチエイジング、血圧の調整などなど・・・
とても身体にも良いのですね。
今まで特にアボカドに興味なかった方も見直したのでは?
たべても健康!
育てても楽しいアボカドということがわかりましたね。
では、早速取り出した種を使って栽培を始めましょう!
まずは簡単にはじめられる、水耕栽培の紹介です。
アボカド栽培の簡単なはじめ方~水耕栽培~
水耕栽培というのは、水に浮かせて育てる方法です。
ヒヤシンスなどでよく行う方法ですね。
水耕栽培は長年育てるというよりも、さっと楽しむというイメージです。
長年育てたい場合には、次で紹介する鉢植えもぜひご覧くださいね。
水耕栽培に使うもの
- アボカドの種
- 爪楊枝3~4本
- 空き瓶(水が入る容器)
- 水
の4つです。
特に買い足さなくても家庭にある材料で始められます。
尖っているほうを上にして、爪楊枝を刺します。
指す場所は、中心より下のほう。
周りを取り囲むように刺し、ビンの口に浮かぶようにします。
要は、水にアボカドの種のおしりだけがつく様な状態にするのです。
爪楊枝は、水に落ちないための支えということです。
ビンは、ジャムのビンでもコップでもなんでもOK。
水が入れられる容器を用意してくださいね。
良さそうな容器がない場合に、専用ポットなども購入できますよ。
明るい場所において置き、水が汚れたら取替えます。
発芽温度は15度~20度くらい。
季節で言うと、春から夏に移り変わるくらいが最適。
4~6月くらいです。
やはり暖かい地域の植物なので、暖かい方が発芽しやすいようです。
室内での栽培になるので、クーラーなどの急激な温度変化がないように注意してくださいね。
この通りに、しっかり管理しているのに発芽しない。
という場合ももちろんあります。
植物なので、何らかの影響で残念な結果になることも。
発芽しやすい種はどんなものでしょうか。
より成功率を上げるために、発芽しやすい種の選び方をお伝えしましょう。
アボカドの種の選び方ってある?~発芽しやすい種~
アボカドって割ってみるまで種が見えませんね。
なのに、発芽しやすい種を見つけられるのでしょうか。
発芽しやすい種ってどんなものかというと・・・
アボカド自体がしっかりと熟していて、栄養をたっぷり蓄えた種です。
自然界でも、しっかりと熟して、木から落ちて芽が出ますね。
このことからも分かるように、しっかりと熟すことが重要です。
でも流通の関係で、木にくっついたまま熟すことは不可能。
ほとんどのアボカドは外国から輸入されていますからね。
でも、アボカドは追熟といって、収穫した後でも熟すことができます。
アボカドの実が収穫後も海を渡って生き続けている証拠です。
でも、買ってきて冷蔵庫などに入れてしまうと・・・
アボカドは熟すペースが遅くなるだけでなく、ダメージを受けます。
まだ料理に使う予定がなく、熟すのを遅らせるために冷蔵庫に入れていませんか?
それは、食べるためなら100点ですが、種を育てるのにはNGです。
もともと暖かいのを好むアボカドは休眠状態に入り、活動能力が落ちてしまいます。
すると、もちろん発芽の能力も落ちていき・・・
発芽しにくい種。
と、なるわけです。
ですので、発芽しやすいアボカドの種をとりたい場合。
冷蔵庫などにいれず、常温で熟したアボカドを食べてすぐに栽培しましょう。
食べたいときに熟したものを買うのが一番理想的。
若いアボカドを買ってしまっても、常温で熟すまで待ってくださいね。
熟しているサインは、アボカドについているヘタがポロっと簡単にとれることです。
皮が黒くなったことも見極められるポイントの一つです。
実を押して柔らかければOKですが・・・
その部分が傷んでしまうので、買う前にはあまりおススメできません。
では、次に本格的に育てたい方のために鉢植えの方法を紹介します。
水耕栽培よりも、土で育てるほうが丈夫に長く楽しむことができます。
結構なスピードで大きくなるので、育てがいがありますよー!
【おすすめ記事はこちら】
アボカドの種は鉢植えでも挑戦できる!
では、本格的に育てたい方のために鉢植えの方法の紹介です。
水耕栽培よりも、発芽するのに時間がかかることがあります。
一つの鉢に2つか3つくらい種をおいて置き、発芽したものを育ててもいいですね。
まず、鉢の準備です。
底に砂利か鉢底石を一面しき、土を入れます。
庭に土がある方は、その土でもかまいません。
特にない場合には、購入できる培養土などでいいでしょう。
アボカドは水を好みますので、底に敷く石も最低限にします。
底に敷く石が多いと水はけがよくなり、水持ちがわるくなるからです。
アボカドの種の頭(尖っているほう)が土から出るようにして埋めます。
水をたっぷり与えて、発芽を待ちましょう。
2週間くらいで発芽する場合もあれば、忘れた頃に発芽するときもあります。
鉢植えの場合は気長に待ってみてくださいね。
にょきにょきと茎が伸びてきて、小さな葉をつけます。
次第に葉が大きくなり、立派な観葉植物になります。
土の表面が乾いたら、底から水が出るくらいしっかり水を与えます。
太陽も大好きなので、玄関先や庭でそだてるのもいいですね。
鉢の大きさにもよりますが、簡単に1mを超えていきますよ。
すごいスピードで成長します。
背が高くなればなるほど、根もしっかりと張ってきます。
大きくしたければ、鉢の植え替えも必要となります。
アボカド栽培にはどんなお手入れが必要?
お手入れは、なにをするのでしょう。
まずは、先ほども触れた水やり。
水切れを起こさないよう、注意してください。
いつも土が水をたっぷりと含んでいる状態にします。
室内で鉢植えにする場合には、日光を上手に与える必要があります。
よく日の当たる窓辺に置く。
もしくは、天気の良い日に外にだしてあげましょう。
いきなり真夏の日差しを浴びさせると葉が焼けてしまうので、程ほどにします。
少しづつ日に当てる時間を増やして、ならしていってください。
日光を適量与えることで、葉に厚みがでて、ツヤがでるようになります。
植物ですので、健康に育てるために日光は必要不可欠なんですね。
アボカドが大きくなったら鉢も大きくしよう!
さきほども触れましたが、もっと大きくしても良い。
と、思う場合には鉢を大きくしていきます。
一回り大きいものにして、うえに伸びたらまた変えて・・・
という具合に鉢の植え替えをします。
鉢を植え替えることで、根が張る部分に余裕ができます。
そしてまた広く根が張れるので、たくさん栄養が吸収できますね。
そうするとまたアボカドが成長できるというわけです。
常に余裕を持たせてあげると、どんどん育っていけるのです。
そんなアボカドですが、冬の寒さには強いのでしょうか?
アボカドを冬越しさせよう!
鉢植えの場合、水耕栽培と違い長く楽しめます。
なので、冬を迎える可能性がとても高いのです。
でもアボカドは寒さが苦手。
なので、室内の暖かい場所において置きます。
このとき、水やりは一旦控えめにします。
成長も緩やかになりますので、暖かい時期のように水は必要ありません。
急激な温度変化に、弱ってしまうこともあります。
暖房が効いた部屋よりも、玄関などの一定温度を保つような場所を選びましょう。
人間も同じです。
寒暖差がありすぎると体調を崩してしまいますもんね。
水やりをあまりしなくてもいいということですが、
肥料は多少あげた方がいいのでしょうか?
冬のアボカドに肥料は必要?
寒い時期、アボカドに特に肥料は必要ありません。
1年や2年くらいなら、肥料なしで土の養分で十分です。
もっともっと育てていく場合には、土の養分もなくなってきます。
なので、暖効性の肥料を暖かくなる前の時期に与えます。
暖かい時期は、どんどん成長しますので、その前に追肥しておくイメージです。
鉢植えで育てるのも、大きくなるので楽しそうですね。
食べた後のアボカドの種。
この捨てていた種にこんな続きがあったなんて。
知らなかった方はびっくりしたのではないでしょうか?
お手入れも水やり程度で、全く難しくありません。
ちょっとはじめてみるのにとても良いレベルですね。
では、簡単にまとめていきましょう。
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食べた後のアボカドをさらに楽しむ方法~まとめ~
とっても美味しいアボカド。
夏の食欲のない日でも、冬のこってりが美味しく感じる日でも。
どんな気分でもアボカドって合いますね。
おいしく頂いたあとの種を育てて、もっとアボカドを楽しんでみませんか?
とにかく簡単に育てるには水耕栽培。
爪楊枝と空き瓶、があれば水につけておくだけでOK。
にょきにょき伸びたアボカドの茎に大きな葉がついて、可愛いですよ。
室内でも、窓際で育てられる手軽さ。
成長も早く、初心者の方も満足できますよ。
もっと本格的に育てたい場合には鉢植え。
茎はずっと太くなり、木のように育ちます。
水を切らさないこと以外に注意点はほぼなし。
簡単で、立派な観葉植物を楽しめます。
鉢の植え替えをして、どんどん大きくすることも可能です。
ある程度までいくと茎の部分が延びすぎて、葉とのバランスが悪くなります。
茎ばかり伸びてしまい、葉が上のほうだけになるということです。
良いバランスで保ちたい場合には、鉢を大きくしません。
そうすると、やがて根が詰まって成長できず、枯れていくでしょう。
でも、また、新しく始めればいいのです。
アボカドはいつ食べても美味しいですし、スーパーでも1年中売っていますから。
万が一発芽に失敗しても、枯らせてしまってもいいのです。
アボカドを美味しく食べられたのですから。
ちょっと、プラスのお手入れで楽しめる「オプション」なのです。
その感覚で育てれば、焦らないし、悩まないですね。
たのしく育てていただけるのが一番なので、そう思っていただければ嬉しいです。
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