少しずつ寒さが和らいでくると、「ひな祭り」がそろそろだなぁと思い始めますよね。
特に女の子のお子さんがいる家庭では、より意識することでしょう。
ひな祭りではやはり雛人形が主役ですよね。
他にも雛あられや、当日に食べたいちらし寿司の紹介などで小売店舗でもイベントを盛り上げます。
スーパーなどでも特集をするので、意外とひな祭りは多くの人にとって身近なイベントと言えるかもしれません。
そんな中で、ひな祭りの日の花について気にしたことはありますか?
実際にひな祭りを行う家庭の方からは、ひな祭りに飾れる生花を知りたいなどの質問を耳にします。
今回はひな祭りの時に飾る花と、それぞれの意味についての紹介です。
女の子の健康を願うのが「ひな祭り」となります。
雛人形の横にも花が飾られていますし、あるだけでも華やかですよね。
でも今年からは、花の意味を知ってしっかりと願いを込めてひな祭りを過ごしませんか?
Contents
ひな祭りの時に飾る花ってどんな花?春らしさにも注目
ひな祭りといえば「花を飾る」というご家庭も多いのではないでしょうか。
ひな祭りは「桃の節句」とも言いますので、桃の花を飾るのが一般的ですよね。
桃の花はひな壇にも置きますし、多くの方が思い浮かべると思います。
でもそれ以外でも、ひな祭りに飾るの花はいくつかあるんです。
皆さんは思い浮かびますか?
桃の花以外の1つ目は桜です。
桜は春の花の代表格となります。
そのため飾る方も多くいるみたいですよ。
春らしい明るい雰囲気になりますし、何より日本の行事っぽさもグッと出ますよね。
中には、桜の花びらを甘酒に入れて飲む地域もあるようです。
花びら入りの甘酒なんて、お祝い感が出ていてすごく華やかですよね。
桜はお祝いの印象も強い花なんだと改めて実感します。
2つ目は橘です。
こちらもひな祭りに飾る花として有名ですよね。
柑橘系の植物で、雛人形の東側に飾ることが決まりとなっています。
3つ目は菜の花です。
菜の花は昔からの風習ではなく、最近になって飾る人が増えたように思います。
また飾る以外でも、菜の花をお浸しにして食べることも多いですね。
どちらかというと春を感じるために使われています。
ひな祭りにという以上に、春の演出として食卓を飾るのです。
このように、ひな祭りを演出する花はいくつかあります。
皆さんは全部を思い浮かべられましたか?
桃の節句とされますので、桃の花を真っ先に思い浮かべる方が多いかもしれません。
でも他にも、ひな祭りを華やかに彩る花がいくつもあるんです。
最近では飾る花を知らない方や、その意味までは知らないという方も増えたのではないでしょうか?
続けて、それぞれの飾る花の意味も見ていきましょう。
ひな祭りに飾る花のその意味とは?
ではここからは、それぞれの花の意味を紹介していきましょう。
春を演出する意味もありますが、それぞれにしっかりとした願いもこめられているんですよ。
桃の花
最初は桃の花からです。
ひな壇にも飾られるので、どの地域でも有名なのではないでしょうか?
この桃には「魔除けや厄祓い」の意味が込められています。
ひな祭りは女の子の健やかな成長を願う行事です。
桃の花の持つ「魔除けや厄祓い」はぴったりなんですね。
桃の花を飾るのは、悪いものを遠ざけて健康を願うという意味があります。
橘
こちらも雛人形の横に飾るので、地域によらず有名だと思います。
雛人形には欠かせないものだと認識されている植物ではないでしょうか?
橘の持つ意味は「不老長寿」です。
なぜ不老長寿かというと、橘は昔から日本に自生していることもあり神の依り代(よりしろ)とされているからなんですよ。
力の宿った植物として、不老長寿を願いひな祭りの時に飾ります。
基本的には桃の花と橘はセットです。
見かける多くのひな壇でも、桃の花と橘が一緒に飾られているのを見かけますよね。
この2つには「魔除けや厄祓い」、「不老長寿」の意味があるわけです。
ちゃんと女の子の健やかな成長を願う意味が込められているんですね。
桜の花
桜は全国的とは言い難いかもしれませんが、ひな祭りに飾る方が多くいます。
実はこの桜にも「魔除けや邪気払い」の意味がしっかりあるんです。
桃の花と同じような意味ですが、やはりひな祭りに飾るにはぴったりの意味を持つんですね。
こうした理由もあって、ひな祭りに桜の花を飾る方は比較的多くいます。
菜の花
こちらは上にも書いたように、昔からの風習というよりは最近増えてきたものです。
春の演出として、春を彩るための意味合いが強いでしょう。
また菜の花の持つ花言葉には、良い意味で元気なものが多くあります。
春の花らしく明るい意味の花言葉がおおいんですね。
こうしたところからも、ひな祭りの時に演出してもとても良いのではないかと思います。
またお浸しにして食卓に出す方もいますよね。
栄養価も高いですし、これも健やかな成長を願うことに対してぴったりかもしれません。
いかがでしたか?
何気なく1つのセットで飾られている花たちにも意味があったんです。
何より、その全てが健やかな成長を願う意味ばかりでした。
ひな祭りにぴったりなものが並んでいたわけですね。
そんなひな祭りに生花を飾ってみたいと思ったことはありませんか?
もし飾るのであれば桃の花がおすすめです。
続いては、その理由と良い桃の花の選び方を紹介します。
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ひな祭りに生花を飾ろう
もし、ひな祭りに生花を飾りたいと思ったなら桃の花がおすすめです。
彩りも鮮やかですし、何より桃の節句と呼ばれるくらいですからね。
またひな祭りがある3月3日は、ちょうど桃の花が咲く頃という意味もあります。
そんなわけで、花屋さんでもひな祭りの3週間前くらいから桃の花が並び始めるんです。
枝の丈の長いものなら一本、丈の短いものなら数本束ねて売っていることが多くなります。
色は桃色の花のものが一般的ですが、白い花のものも流通してますよ。
それでは花屋さんでの選び方と、桃の花の活け方について見ていきましょう。
桃の花の選び方
ぷっくりとした蕾のものを選びましょう。
あまり固い状態のものだと、そのまま開花しないこともあるからです。
また蕾の色も重要となります。
鮮やかなピンク色(白い花ならキレイな白)のものを選んでください。
茶色くなっていたり、色がくすんだものは風などで乾燥している可能性があります。
その場合では花が咲かずに落ちてしまうことも多くなりますよ。
桃の花の活け方
今回のように枝付きで買ってくる花、いわゆる枝ものを活ける時の注意点もお伝えします。
枝ものの場合で、桃のように花よりも重さのある花材では安定した重みのある花瓶が必要です。
軽過ぎる花瓶だと、活けている最中にひっくり返して水浸しにもなりかねません。
また桃の蕾はとても衝撃に弱くなります。
なるべく蕾には触らないように扱ってくださいね。
枝が太い場合は、活ける際に枝の株を十文字に切り込みましょう。
普通は水を吸い上げさせるために斜めにカットします。
ですが枝が太いものの場合は十文字の切り込みの方がベターです。
こちらの方が水の吸い上げがよくなり、枝先まで行き届きます。
最後に保管場所ですが、桃の花は3月中旬頃が本来の開花期です。
つまり暖かい時期に開花するんですね。
あまり寒い部屋に置いておくと、開花しないことがあるので暖かめの部屋で管理しましょう。
また桃は乾燥をとても嫌います。
活けた後も、蕾には霧吹きで水をあげると元気に開花してくれますよ。
桃の花ともう一つ
桃の生花を活けるのなら、何かもう一つ春の花をプラスすることもおすすめです。
より鮮やかで、お祝いムードをもっと盛り上げてくれること間違いなしですよ。
例えばチューリップなんかを一緒に活けると、ボリュームも出てグッと華やかさが増します。
それこそ先ほどお伝えした菜の花を一緒にいけるのもありですよね。
それ以外ではルピナス、ピクシィディライトなどの小ぶりの花も良いですね。
可愛らしくまとまりますし、パッと明るい印象にもなります。
機会があればぜひ、生花を活けてお祝いムードを高めて欲しいと思います。
桃の節句の名の通り、桃の開花期としても問題ない時期なので興味があれば挑戦してみてください。
きっとお祝いムードが増して、明るい雰囲気になりますよ。
では紹介も以上となります。
最後にまとめとおさらいをしましょう。
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ひな祭りに飾る花とは?今年は桃の花を活けてみよう!
今回はひな祭りの時に飾る花の紹介をしてきました。
ひな祭りは元より、女の子の健やかな成長を願う行事でしたね。
そのため桃の「魔除けや厄祓い」、橘の「不老長寿」という意味からもぴったりの花を昔から飾っていたんです。
また地域によっては桜を、最近では菜の花も飾っていましたよね。
こちらもひな祭りに込める願いに合っていましたね。
菜の花は食卓にも並べられますので、春の訪れを祝う意味でもおすすめです。
そしてぜひ、桃の花は生花で飾り付けて欲しいと思います。
桃の節句というくらいなので、余裕のある方はやってみましょう。
花屋さんでも実際に店頭で並んでいますし、管理も難しくはないのでチャレンジしやすいと思いますよ。
花の手入れに慣れている方なら、他の花との組み合わせを強くおすすめします。
お子さんの健康を願いながら、皆んなで明るく春の訪れを喜んでみませんか?
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