ブルーベリーといえば青紫の果実を思い浮かべるのではないでしょうか?
その果実は甘酸っぱく美味しいので、収穫目的で栽培する方も多いんです。
またブルーベリーの魅力は果実だけではなく、可憐な花にもあります。
季節をしっかりと感じさせてくれる点も魅力なんですよ。
そんなブルーベリー栽培は多くの方に人気の果樹。
初心者の方でも興味を持つ方が多いんです。
そのためブルーベリー栽培の質問は意外にも多くもらいます。
「初心者でも育てられる?」から始まり、
「地植えは場所がないんだけど、鉢植えできる?」なんて質問が多いんです。
どうせなら収穫できるものをと思うと、ブルーベリーを選択する方が割と多いように思います。
この後は、そんな初心者の方からも質問の多いブルーベリーの基本の紹介です。
もちろん鉢植えできるかどうか、できるならポイントは何かまで説明します。
どなたでもこれを読めばブルーベリー栽培の基本が身に付きますよ!
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ブルーベリーは鉢植えで育てられるの?

ブルーベリーは先ほどもお伝えしましたが果樹です。
なんとなく低木で広い範囲に生えてるイメージがあるかもしれません。
でもブルーベリーは鉢植えでも育てることができるんです。
しかも果樹としては比較的簡単に育てることが!
コツさえ理解できれば誰でも育てられますし、虫などにも強く心配が少ない植物と言えるんです。
またブルーベリーは花を付けます。
その花もとても可愛らしいものが多く、多くの方が室内でインテリアとして楽しむのです。
部屋に置いておくと、ブルーベリーの変化で季節を感じられて楽しめますよ。
ブルーベリーは鉢植えで育てられますし、室内でも栽培可能。
初心者の方でも簡単に育てられますのでチャレンジしてみてください。
そんなブルーベリー栽培で1番大切なことってなんだかご存知ですか。
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ブルーベリーの育て方で1番大切なポイントは?

ブルーベリー栽培で必ず知っておくべきことがあります。
それは複数種を一緒に植えないと結実しないということです。
つまり、種類の違う木を2つ植えないと実がならないよってこと。
これを専門用語では自家不和合性(じかふわごうせい)といいます。
梨やリンゴなども同じです。
同系統の品種を2つ選んで一緒に植えましょう。
ブルーベリーは結実させるためには複数種が必要なんです。
難しく聞こえる方もいるかもしれませんが、心配はいりません。
品種選びの知識も習得してもらえれば、なおのことです。
そこで初心者の方にもおすすめの品種をいくつか見てみましょう。
ブルーベリーを2品種選ぼう
ブルーベリーは品種によって育て方の難易度が変わります。
結実のためには最低でも2品種を選ぶ必要があるんですよね。
同系統の中から別品種を選ぶと比較的育成が楽ですよ。
ここからはその系統の紹介をしていきます。
いずれかの系統を選んでいただき、その中に属する別品種を選ぶと栽培も楽ですよ。
1つ目はノーザンハイブッシュ系という品種です。
耐寒性に優れていて、果実も味や大きさが十分に育ちます。
難点は暖地では育ちにくい点です。
収穫時期は6月~7月となります。
2つ目はサザンハイブッシュ系という品種です。
耐暑性に優れ、果実の品質も良好となります。
少し株の成長度合いが強く、大きくなりやすい点が難点です。
収穫時期は5月~7月となります。
3つ目はハーフハイブッシュ系という品種です。
耐寒性が高く、樹高が低いのが特徴となります。
難点は果実の品質があまり良くない点です。
収穫時期は5月~6月となります。
系統の違いは分かりましたか?
ここの3つはいずれも観賞用としても栽培できる系統です。
住んでいる地域などによって変えてみてください。
この系統の中に色々な品種があります。
例えば、「いちご」には「とちおとめ」とか「あまおう」とか種類がありますよね?
同じようにブルーベリーにも系統別で細かく種類が分かれているんですね。
まずは育てられそうな系統から選択しましょう。
続けてブルーベリー栽培の基本ポイントをお伝えしていきます。
ブルーベリー栽培の5つの基本ポイント

ここからはブルーベリー栽培の基本ポイントの説明です。
1つずつ押さえていってください。
置き場所
ブルーベリーは日当たりを好みます。
日光の当たる場所に置きましょう。
また耐陰性がありますので、一時的なら日陰に置いても問題はありません。
ただし日陰に置く時間が長いと、実の味が落ちたりします。
第1には日当たりを確保してください。
水やり
続いては水やりです。
ブルーベリーは水が好きな植物です。
夏場は欠かさず水やりをしましょう。
夏場で気温が高い時などは朝と晩の2回の水やりをします。
冬場の水やりは土が乾いたら水を与えてください。
乾燥した日が続いた場合などは調整をしましょう。
よくよく土を観察することがポイントです。
土や用土
ブルーベリーは酸性の土壌を好みます。
土を酸性にする必要がありますが、ブルーベリー専用の土も園芸店などでは購入可能です。
初心者の方などは専用の土を使用することをお勧めしています。
肥料と追肥
ブルーベリーにはリン酸、チッ素、カリの成分が必要です。
こちらも園芸店にブルーベリー専用の肥料が売っています。
参考にしてください。
また肥料は植物の成長が著しい時に与えます。
ブルーベリーの場合は芽吹きの直後と、夏が過ぎた頃に成長が強くなるのです。
肥料は芽吹き前の2月頃に与えましょう。
追肥は4月~7月頃までに1回目を施します。
その後、9月~2か月間ほど施してください。
2月頃の施肥(せひ)だけでも十分に育ちますが、追肥をした方が甘い果実が実ります。
初心者の方で初めて栽培する方は、無理に追肥が無くても問題ないですよ。
温度と湿度
ブルーベリーはマイナス10℃まで耐えることができる植物です。
ただし、生育適温は12℃~25℃となりますので覚えておきましょう。
このように比較的、注意したい点が肥料や土にあります。
ただブルーベリーは人気の果樹です。
専用のものも多く出回っていますので、悩むくらいなら迷わずそちらを選びましょう。
では次に室内での栽培の注意点を見てみましょう。
ブルーベリーの室内栽培の3つの注意点は?

ブルーベリーは上に書いた注意点が守られれば、外でも室内でも栽培可能です。
ただし室内栽培の場合は注意点がいくつか増えます。
そちらを見ていきましょう。
室内ということで、あまり大きくなっても困るといった問題にぶつかる時が来ます。
そんな時にはやはり剪定(せんてい)が必要なんです。
ブルーベリーはそんなに大きくなる植物ではありません。
そも室内で育てる場合は形を整えつつ大きさも調整してあげましょう。
もともと株が蒸れたりしないようにするために必要な作業ですので、特別の負担はないかと思われます。
ただ室内の場合だと落葉などもしにくいので、蒸れにはより気を遣う必要があるのです。
後は外でも室内でも変わりませんが、鉢植えの場合なら植え替えも必要となります。
ブルーベリーは浅くしか根を張りませんが、それでもいずれ根詰まりを起こすのです。
古くなった根をカットして根詰まりを解消する必要が出てきます。
剪定も植え替えも、負荷のかかる作業なので真夏や真冬は避けましょう。
そして室内栽培でもっとも重要な作業は人工受粉です。
ブルーベリーは虫を介して受粉し、結実します。
しかし室内には虫がいないので受粉できなくなってしまうのです。
そこで人工授粉が必要になります。
方法は簡単で、筆などで雄しべをなぞった後に雌しべをなぞるだけです。
花粉が付けばそれで完了となります。
ブルーベリーは種類の違うものでないと受粉しませんので、その点だけは注意しましょう。
花が咲いている時期にやりますので、3月下旬~4月頃が実施の目安です。
室内育成のポイントはいかがでしたか?
難しいことはありませんが、強いて言うなら人工授粉がポイントです。
花が咲いて間もないくらいにやった方が、成功率が高い傾向にあるように思います。
それでは最後にまとめです。
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ブルーベリーの鉢植えの育て方~まとめ~

今回はブルーベリーの育て方をお伝えしました。
初心者の方でも比較的簡単に育てられる果樹でしたね。
屋外でも室内でも育てられますし、どちらも鉢植えで栽培可能でした。
基本的なポイントは外でも室内でも変わりません。
比較的強い植物ですし、耐陰性もありますので場所をそこまで選びません。
ただ室内では大きなポイントがありました。
それは人工授粉です。
また別品種のもの同士でないと受粉しないことも覚えていただきましたね。
同系統で別品種のものを最低2つ選んで育てましょう。
屋外はもちろん、室内、ベランダでも栽培可能です。
果実に限らず、可愛らしい花も魅力となります。
ブルーベリーはその人気以上に魅力ある果樹と言えるでしょう。
初心者の方でも育てられますので、ぜひ1度はチャレンジしてみてください。
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