水仙の育て方!植えっぱなしでも綺麗に咲かせるには?

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水仙って植えっぱなしでもきれいな花を咲かせてくれる?

そのためにはいくつかの注意点を守らないと来年は花がひとつも咲かなかった!なんてことに。

せっかく今年きれいに庭を彩ってくれた水仙です。

無駄にしたくはないですよね?

 

毎年きれいに花を咲かせるには花が終わった後に気を付けるべきこと。

それは、そんなに難しくありません。

 

ただ、知っているのと知らないのでは多少なりとも差が出てきます。

今回は水仙の花が咲き終わった後の庭での管理方法についてお伝えしていきますね。

 

水仙って本当に植えっぱなしでもいいのでしょうか?

まずはこんな話から。

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水仙の育て方!植えっぱなしでもOK?

 

 

水仙ってどんなイメージがありますか?

私の中での水仙のイメージは「いい香り」のする花。

日本水仙のあの香りが大好きです。

 

育てるのって難しそうだと思いますか?

 

でも実は簡単!

 

きちんと管理すれば何年でも咲かせることができますよ。

 

 

しかも、ズボラな方にはさらに朗報が!!

 

 

管理方法もとっても簡単。

植えっぱなしにしておいても大丈夫なんです。

(うちの水仙は植えっぱなしにしておいても毎年勝手に咲きますよ!)

 

 

ただ、これだけは気をつけてほしい!

っていうことがあるので今回はそれをお伝えしていきますね。

 

 

水仙の育て方!植えっぱなしにしたいならこれだけは気をつけて!

 

 

水仙は植えっぱなしにしておいても毎年咲いてくれるガーデニング初心者にはもってこいのお花。

 

でもこれに気をつけないと来年の花を楽しめなくなってしまう可能性が・・・。

 

それは何かというと・・・

 

葉っぱの管理 なんですね。

 

 

葉っぱをどうすればいいの?

そうです。

切り取るんです。

 

でも、その切り取る時期がスゴイ大事!!

 

その時期とは、ズバリ!

 

葉っぱが枯れたとき

 

なんですね。

 

なぜ葉っぱが枯れるまで、葉の切り取りをしてはいけないのか??

それは、球根が十分に育たないからなんです。

 

水仙って球根で育つ植物だということは、ご存知ですよね??

ということは来年も花を咲かせるには球根が十分に育っている必要があります。

 

花が終わって葉っぱが黄色くなって枯れていく。

水仙の場合、その工程で球根がぐんぐん成長するんですね。

 

「光合成」という言葉は小学生の時に勉強しているはずなので聞いたことがあると思います。

枯れた葉っぱは光合成をする元気がありません。

でも、元気な緑色の葉っぱにはその力が残っているんです。

 

そして、光合成をしてできた栄養は、来年咲く花のために球根に集まります。

 

なので、元気な緑の葉っぱは残しておくんですね。

 

ちなみに、水仙の葉っぱって何かに似ていませんか??

中華料理なんかによく使うニラに似てますよね。

 

ニラはもちろん食用。

なのでそれに似ている水仙の葉っぱももしかしたら食べられるの??

 

いえいえ。

実は、水仙の葉っぱには毒があるんです。

 

食べると食中毒を起こしてしまいます。

最悪、死亡してしまうケースもあるそうですよ!

おいしそうだからって間違えて食べないように気をつけましょうね。

 

小さいお子さんがいる場合には本当に注意してくださいね!!

 

ちょっと話がそれてしまったので、今までのことを簡単におさらいしておきますね。

 

葉っぱは枯れるまで切らない!

 

これさえ覚えておけば、水仙の球根はまた来年もきれいな花を咲かせてくれるはずですよ。

 

また、葉が完全に枯れるのは7月ごろ。

 

そのあとって水やりをどうすればいいでしょうか?

夏の間の管理の方法も気になるところです。

 

次は夏の間の水やりについてお伝えしていきます。

 

 

水仙に夏の間の水やりって必要?

 

 

先ほどもお伝えしたように、葉っぱが完全に黄色くなるまでは切り取らないこと。

これが来年もきれいに花を咲かせるためのポイントでしたね。

 

それまでは、水やりも普段通りに行うことを忘れないように。

そうはいっても水仙は少し乾燥気味に育てるといいですよ。

 

さて、葉っぱも完全に黄色く枯れてきた夏の水やり。

 

夏の間ってそもそも水やりは必要なんでしょうか??

 

球根植物のように、毎年花を咲かせる植物にはある共通点があります。

それが「休眠」です。

 

休眠っていうのは、動物の世界でいえば「冬眠」みたいなもの。

次の活動の時期まで休んで力を蓄えておくんですね。

 

寝ているときに水をかけられたりしたら誰だってびっくりしますよね。

なので基本的に夏場の水やりは必要ありません。

 

むしろ、夏に一生懸命水をあげてしまうと、軟腐病(なんぷびょう)という病気になる可能性が・・・。

この病気を簡単に言うと、細菌感染。

 

風邪と同じで初期症状が現れたときに早めに対処することが必要です。

 

症状が悪化してからだと、風邪も治りにくいですよね?

軟腐病も重症化すると薬剤が効きにくくなります。

最悪は球根ごと処分です・・・。

 

軟腐病は、虫が葉をかじった時に感染したり、以前に軟腐病にかかった植物をハサミで切ってそこから感染することもあります。

そして、湿気がたくさんあると発生しやすいんです。

 

なので、夏の間の水やりには注意が必要。

 

ただ、そんなに神経質になることではありません。

自然の雨程度の水であれば心配いりませんよ。

でも、必要以上に水をあげることの無いようにしましょうね。

 

水仙がいくら植えっぱなしで簡単に育つ植物だといっても何年もほったらかしでいいんでしょうか?

実際に我が家の水仙はほったらかしで何年も咲いてくれています。

ただ、だんだんと花が咲かないままの球根が増えてきました。

 

そんなときには、球根を掘り上げてリフレッシュさせてあげましょう。

次はその方法をお伝えします。

 

 

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水仙の球根の掘り上げ方法!

 

 

球根の掘り上げも実は結構簡単。

それなのに、いざやろうとすると中々その決心が起きない。

 

それもそのはずですね。

葉っぱが黄色くなって、枯れて・・・掘り上げ出来るのは7月以降。

そのころって夏真っ盛り!!

最近は8月よりも7月のほうが気温が高くて暑いなぁと感じる日が多い気が・・・。

 

なので、球根の掘り上げをするなら午前中の比較的涼しい時間に済ませましょう!

 

暑くて夏バテになりやすい季節。

そんな時期だからこそ球根も掘り上げてリフレッシュさせてあげる必要があるんです。

 

掘り上げはたったの2ステップで完了です。

 

  1. 球根を掘り出す
  2. 乾燥させる

簡単ですよね??

 

球根を掘り上げるときに気を付けなくてはいけないことが一つあります。

 

それは、

球根を傷つけないように慎重に!ということ。

 

球根に傷がついてしまうとそこから細菌が入り込んだりします。

細菌と聞いてちょっとピン!ときた方もいるんじゃないでしょうか??

 

 

そうですよね。

さっきお伝えした軟腐病も細菌感染でした。

 

傷がついてしまうと、軟腐病などの病気になる危険があるんです。

 

なので、球根を掘り上げるときには球根から少し離れた場所から始めるといいですね。

余計な土は払ってしまえば問題ありません。

 

でも、あまり近くを掘ってしまって傷つけては元も子もなくなってしまいます。

 

そうならないように気を付けて掘り上げをしてくださいね。

 

掘り上げた球根は十分に乾燥させましょう。

乾燥させるときにも一つ注意点があります。

 

それは、雨の当たらない涼しい日かげで保存するということ。

 

雨が当たらないようにする理由は、しつこいようですが病気防止のためですね。

保存するのは夏なので涼しい日かげを探すのは難しいかもしれません。

 

家の日当たりにもよりますが、玄関は比較的涼しくて日かげになりやすい場所です。

それに、少しくらい土が床に落ちてしまっても気にならないですよね。

 

スペースがあるなら玄関で秋まで保存させるのがおススメです。

 

植え付けるときには、手で簡単に分球(ぶんきゅう)できますよ。

庭のアクセントとして植えなおすのも楽しみの一つです。

 

遊び心で「二重丸 ◎」のような形に植えてみたり、「星 ☆」の形になるようにしてみたり。

たまには鉢植えやプランターで育ててみるのも面白いかもしれませんね。

そんな楽しみ方ができるのも球根植物の強みです。

 

さて、今回は水仙の花が咲いた後の管理方法についてお伝えしてきました。

簡単にポイントをおさらいしてみましょう。

 

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水仙を植えっぱなしで綺麗に咲かせる方法〜まとめ〜

 

水仙は植えっぱなしでも毎年咲いてくれる管理の簡単な植物。

でも、注意点がいくつかありましたよね??

 

  • 葉っぱは枯れるまで切り取らない
  • 夏は水やりしない
  • 掘り上げは球根を傷つけないように慎重に
  • 掘り上げ後は涼しい日かげで保管

 

この注意点を忘れずに水仙を毎年きれいに咲かせてみてくださいね。

 

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コメント

  1. ナユウコ より:

    ガーデニング初心者です。水仙は、子供の頃に群生地を見て「不思議の国のアリスだー!」と感動して以来大好好きなお花です。
    道端や公園の敷地によく勝手に咲いた感じにありますが、手入れが難しくなさそうなので、ベランダで育ててみたいと思います。ガーデニングしたかったけど、出来るか不安でしたがちょっとだけ、ハードルが下がりました。

  2. jenda より:

    以前住んでいた家の庭に水仙が群生していました。花が好きだった祖母が植えたものです。当時花には全く興味の無かった私は殆どお世話しませんでした。やっていた事と言えば草むしりくらいです。しかし、水仙は健気で毎年領地を増やしていきました。今思えば、あの草むしりが良かったのかも知れませんね?ちょっと枯れてきて見苦しかったのでバッサリ刈り取ってました。記事を読んで懐かしい気持ちにならりました。

  3. ym より:

    もう20年以上前になりますが、小学生の時に住んでいた家や、通っていた小学校の花壇に水仙が植えられていました。花の後は葉っぱが結んであったりしたな〜となんとなく思い出しました。理由があっての事だったとは。ニラと間違えて水せんの葉っぱを食べて食中毒になった、というニュースもありましたよね。枯れた葉なら切り取ってから間違えて食べる事はなさそうですね。最近はチューリップしか球根の花を育てていません。水仙が合うようなお庭はどのようにしたらよいでしょうか?

  4. marie より:

    水仙は今まで育てたことはありませんが、これを読むととても育てやすい植物だとよくわかりました!しかも放置したままで良いとはズボラな私にはピッタリです。葉っぱに毒があることは知っていましたが、死にいたる危険があるほど猛毒だとは思っていなかったので本当に子供には気をつけないといけませんね!ちなみに水仙は白と黄色のものしか見かけませんが他の色はないのでしょうか?

  5. nm515 より:

    以前住んでいた家の近くに毎年水仙が咲いていました。水仙は身近なところで季節を感じる可愛らしいお花という印象です。今回、記事を読み水やりや掘り上げ等手軽にお手入れができると初めて知りました。こんなに簡単で何年も花を咲かせてくれるお花なら自分でも育ててみたいと思います。
    何年かで花が咲かなくなるとのことですが、だいたい何年周期なのでしょうか。

  6. crecoco より:

    実家の庭に毎年水仙が咲いていました。今思えば特に何も手入れしてるような感じはなかったのに毎年綺麗に咲いていたのは水仙の特徴だったのですね。水仙の葉で小さい頃おままごとをした記憶があるのですが、まさか毒があるとは全く知らなかったので自分の子供には気を付けてあげようと思いました。実家の水仙はもうだいぶ少なくなっているのできっともう何年も土の中で眠っている球根があると思うのですが、今からでも掘り起こしてお手入れすればまた咲くのでしょうか?

  7. 絶賛勉強中! より:

    簡潔なポイントで分かりやすかったです。私でもできそうな気がします。あとど素人むけに葉っぱが完全に黄色くなった限度の葉っぱの画像があれば助かる方もあるかと思えました。当方稲作も手伝うのですが、狩り旬の判断も図と実物照らして理解に悩んでるもので そこで、質問があります。土は、入れ替えや堆肥の投入など連作対策のようなことは考えなくてもよろしいのでしょうか?

  8. ゆきはな より:

    春になると良く手入れがされたお庭に水仙が咲いているのを見かけて、きっとこんな風に咲かせるには手間ひまかけてお世話して大変なんだろう、自分で水仙を育てるのはとても無理だろうと思っていました。
    でもポイントをおさえて球根をしっかりと育てて夏の間は休ませてあげれば、お世話が大変ということもなく花を咲かせることができるということがわかりました。
    球根を掘り上げるときに傷つけないためにはどのくらい離れた場所から掘ったらいいかの目安などがあったら教えてほしいです。

  9. あやか より:

    家の庭に水仙が咲きます。祖母の好きな花で球根を買ってきた祖母が植えたのが始まりです。祖母は、2つの球根しか買ってなかった気がしていました。それが今では10本以上の花が咲きます。なぜなのかずっと疑問でしたが、分球していたと知り驚いています。
    何もせずにいつも綺麗に咲いているなっと思っていたのですが、ちょっとした手入れを祖母はしていたのだとわかりました。

  10. ぴぴ より:

    水仙はわりと身近な花で、近所の道端などによく咲いているのを見るため、あまり大事に育てようという気持ちにはなっていませんでしたが、ちょっとしたコツをつかめばもっとたくさんキレイに咲かせることができるんだなぁと思いました。球根植物は、ほとんどどれでも同じような方法で扱えば良いのでしょうか?水仙とともに、チューリップも毎年咲かせたいなぁと思いました。

  11. 大型犬 より:

    家の花壇にも誰が植えたのか分からない水仙が知らない間に芽を出し花を咲かせます。近くに韮も植えているのでシッカリ確認しないと危なさそうですね。水仙て簡単なようで感染したりとデリケートな植物だとは知りませんでした。来年の夏は一度球根を掘り起こしてさせて分球させてみようと思います。とても分かりやすい説明ありがとうございました。

  12. さち より:

    うちの庭も、春になると水仙が咲きます。以前はたくさん咲いていたのに、最近は咲かない場所も出てきて、不思議に思っていました。私は花が終わると、球根に栄養をあげる為にすぐに葉っぱを切るほうが良いと思い切っていました。枯れてから切るのが本当だったのですね。咲かなくなった場所は、今度堀りあげてみようと思います。
    私が住んでいる場所は、冬になると雪が積もります。いざ植えようと思った時には雪があって植えれない事があります。球根を植えるのに適した時期はいつ頃ですか?

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