桔梗の育て方!植えっぱなしで毎年咲かせる秘訣は?

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夏場に青紫や白色の花を咲かせてとても涼しげな印象を与えてくれる花。

それは桔梗(ききょう)の花です。

 

そして桔梗は自然界では草原地帯に自生しているんですよ。

桔梗の花はおそらくほとんどの方が見たことあると思います。

ただ名前を知らなかっただけかもしれません。

 

「えっ!この花が桔梗だったの」

と思う位かもしれません。

 

 

古来から愛されてきた桔梗の栽培方法を紹介していきますね。

 

ガーデニング初心者のあなたでもわかるようにわかりやすく丁寧に・・・。

 

 

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桔梗の育て方~基本編~

 

 

桔梗は古くから東アジアに自生している植物。

なので基本的には日本の風土と合い性のいい植物なんですよ。

 

ただ栽培するのに何点か注意点があります。

 

桔梗は日当たりが良く水はけも適度によくて風通しのいいところに自生しています。

なのでこの条件を再現してあげればいいんですね。

 

 

桔梗の生育に最適な環境を整えてあげるには以下の3つのポイントを押さえておきましょう。

 

まず日当たりの確保。

 

それから水はけのいいところ。

 

最後に風通しのいいところです。

 

 

これからひとつずつ詳しくお伝えしていきますね。

 

家のベランダや庭先を探せば必ず見つかりそうな条件なので探してみましょう。

これで桔梗を栽培する条件は整ったので次に行きますね。

 

 

桔梗を初めて知った人も今までうまく育てられなかった人も大丈夫です。

これから上手に栽培する方法を今回紹介していきますね。

 

 

次は桔梗の栽培に最も重要なポイントである日当たりについて。

ここはかなり重要!!

いままで失敗した経験のある人はこれが原因かもしれないくらい大切なところです。

 

ではいきますよ。

 

 

キキョウはどれくらい日当たりがお好み?

桔梗は日当たりのいい草原地帯に自生していいます。

 

それをイメージしてみてください。

草原というと

周りを遮るものがないくらい太陽がふり注いでくるイメージがありますよね?

 

なので日当たりのいいところがすごく好き。

 

しかしここに注意点が一つあります。

 

草原地帯と言えばもちろんキキョウのほかにもいろんな草花が生えています。

なので基本的に桔梗の根本には直射日光があたりません。

 

なので栽培環境としては半日陰がベスト。

 

日当たりが好きだからこそ直射日光の当たる場所に植えて枯れてしまった!

なんて声をよく聞きます。

 

これでわかるように根本が乾くと枯れてしまいます。

なので少し乾燥に弱い植物というのがわかりましたね。

 

半日陰がおススメということは、

できれば午前中は東側から当たる日によく当たるところが好ましいです。

そして次に午後は日陰になるような場所のこと。

 

地植えの場合はそんな場所を探してください。

お家の東側にそんな場所があるかもしれませんよ!

鉢植えであれば午後に日かげになる場所へ移動もできますね。

 

半日陰が好きだからと言って和風の少し暗めの庭の日陰に植えでもしたら大変です。

 

つまり、

一日中日陰の場所は絶対にダメ。

 

 

後、もしプランターや鉢植えなどにしている方は必ず屋外で日光を浴びせてください。

 

室内の日当たりだけでは日光が少ないのです。

日当たりのいい草原地帯って簡単に言っても難しいですね。

 

 

 

次は植物の生育に欠かせない水の与え方を紹介します。

水がなければ桔梗だけじゃなく植物は枯れてしまいます。

 

ただ、与え方を間違えると枯死(こし)してしまします。

そうならないように水の与え方にも注意をしましょう。

 

 

水やりはどのくらいの頻度で?

桔梗は水はけが良くてカラカラに乾燥しない環境が好きです。

 

かといって加湿は禁物です。

 

そして風通しのいいところ忘れずに。

なのでムシムシする夏場が特に注意が必要!

 

 

庭植えであれば土の表面が乾いたら夕方にも与えます。

3日に一回くらいが目安です。

 

朝夕2回上げるのは夏場の水の与え方です。

ただ、夕立などの雨が降ったらあげなくてOK。

土の乾燥具合を見て表面が乾いたら与えるといった感じを基本にしてください。

 

地植の場合は夏以外は特に水をあげなくても雨で大丈夫です。

 

 

それから乾燥を防ぐためにマルチングをするのがおススメ。

ウッドチップなどを敷くとお洒落に見えますよ。

 

こんな感じのものです。

 

 

続いて鉢植えの水の与え方です。

鉢植えは庭とは違い保水力があまりありません。

なので、まめなチェックが必要です。

 

置場所に応じて乾き具合は変わりますが夏は3日に一回くらい与えます。

 

春は4~5日に一回くらい。

秋冬は1週間に一回くらい与えてください。

 

これは一般的な水管理の間隔なのでご自宅の置場所に応じて対応が必要になってきます。

よく観察してあげてくださいね。

 

具体的な水の与え方です。

まず用土の表面が乾いたらたっぷり与えます。

 

水が受け皿に出てくるまで。

受け皿にたまった水は必ず捨てましょう。

 

冬は地上部は枯れてなくなっていますが根はあるので必ず冬も水を与えてください。

 

この水管理で乾燥で枯れる人もいます。

逆に与えすぎによる加湿で枯れる人もいます。

 

なので冬の水やりには注意してください。

 

 

どうですか?

だんだん桔梗を植える場所が固まってきましたか。

 

 

日当たりと水ここまできたら次は肥料です。

肥料の与え方にもコツがあります。

 

肥料の与え方は超簡単。

準備はいいですか?いきますよ。

 

 

肥料は何をどれくらいの間隔であげればいいの?

桔梗の肥料の与え方のコツは2種類の肥料を植え付け時にに与えておくんです。

 

ゆっくり効く緩効性肥料と早く効く化成肥料を1:1で混ぜて与えます。

混ぜ合わせた肥料を土にまいて耕します。

 

散布量は1平方メートルに大体100グラムくらい。

50×50くらいの広さだったら50グラムくらいですね。

 

 

後は花の咲いている時期に2~3週間に一回液肥を散布します。

この時の希釈は規定通りでOK。

 

庭植えであれば2月ごろまた緩効性肥料をまいておきます。

このサイクルの繰り返しです。

 

 

肥料は園芸店や農協に行けば教えてくれますよ。

この機会に肥料もたくさん種類があるのでお店の人に聞いて詳しくなっちゃいましょう。

 

 

肥料の種類とかはまた別の機会に紹介します。

ここまで地植えのことばかり紹介してきました。

 

でも庭がうちにはないっって声が聞こえてきそうですね。

なのでベランダでも栽培できるプランターで楽しむ。

 

 

これを紹介します。

 

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桔梗の育て方!プランターでも植えっぱなしにできるの?

 

 

プランターは結構深いものを選んでください。

できれば深さ30cm以上あるものがおススメ。

 

桔梗は乾燥に非常に弱い。

 

このキーワードは忘れないようにしましょう。

深ければ乾燥しがちなプランターでもある程度の保水力を期待できます。

 

なので深めのプランターがいいんですね。

 

桔梗は酸性よりの土が好きなので酸性よりの用土にしましょう。

 

実は一般的な園芸用土は中性になっています。

なので鹿沼土の細粒をブレンドすると鹿沼土が酸性なので酸性よりの用土の出来上がりです。

 

割合は園芸用土6に鹿沼土4くらい。

 

 

おっと肝心の植え付ける時期を言ってませんでしたね。

 

植え付け時期は春か秋。

4月と10月みたいなイメージでいいとおもいます。

そのころよく園芸店などに売られていますよ。

 

プランターの底に網と軽石かボラ土(配水層)を敷いたらブレンドした用土を入れます。

桔梗の根本が見えるか見えない位の高さに植え付けます。

 

加湿は嫌いなので高く植えるようなイメージで。

 

 

その後たっぷり水を与えます。

鉢の底から水が出てくるまで与えます。

 

これを3回くらい続けます。

3回も水を与えるのは訳があります。

 

水を通すことによって根と用土を密着させる目的があるんです。

なぜなら、根と用土の間に隙間あるとそこが乾いてしまうから。

 

土が密着すると細い根の動きが活発になるので早く元気になります。

 

 

もうひとつは、用土全体に水を行き渡らせるためです。

 

たっぷりの水やりが済んだらこれで植付け完了です。

 

 

ちなみに庭植えの時は土の性質を特に気にする必要はありません。

 

小学生の頃、理科の授業で習ったと思いますが日本に降る雨は「酸性雨」ですよね。

なのでこの日本の土はもともと酸性よりの土壌なんです。

 

つまり、気にしなくても勝手に酸性の土壌になっているということなんですよ。

 

余談が長くなてしまいましたが、

プランターに飾って夏にうまく咲かせれば、

風鈴の音とともに何と言えない涼しげな感じを楽しめそうですね。

 

 

次はなぜか桔梗が!!!

なぜしおれている!!

 

このまま枯れるのかな。

イヤだぁ~っ!!!

 

でも大丈夫!

しおれてしまうのには原因があるんですよ。

 

 

実は意外な簡単な理由だったりするかもしれません。

 

 

【おすすめ記事はこちら】

エアープランツの種類!初心者におススメ10選!

 

 

きちんと管理しているのにしおれてきた!その原因と対策は?

 

 

桔梗がしおれてきてしまった。

こうなるのにはいくつが原因があります。

 

  • 水不足によるしおれ
  • 水の与えすぎによる過失が原因のしおれ
  • カビが原因の病気によるしおれ

だいたいこの3つが原因です。

 

病気の対策はこの次で詳しく説明するので

ここでは水不足と根腐れについて紹介します。

 

まず水不足について。

これは根本がむき出しで乾いている状態が何日も続くと水分不足でしおれてきてしまいます。

 

マメに確認してくださいね。

この場合であれば水を与えさえすれば大体復活します。

 

 

次に根腐れするほどの加湿によるしおれ。

あまりにかわいがりすぎて頻繁に水を与えると生育不良を起こし根腐れになってしまいます。

 

この時は水を断ってください。

これで解消できるとおもいます。

 

 

もう一つみんな陥りやすいのがこれ。

植え場所がまずくて弱っている。

 

この辺りは日当たりの条件の部分で詳しくお伝えしてきましたね。

 

 

水管理と植付場所の再確認みたいになってしましたね。

植物が弱るのはだいたい環境の変化に対応できないからです。

 

動物は動いて自分の快適な場所に移動できますよね。

でも植物は移動できません。

なので桔梗にとって一番いい環境あなたが作ってあげてください。

 

 

次は虫に食べらてしまってほおっておいたら枯れてしまった!!

なんてことにならないようにするために病害虫対策について紹介します。

 

ここをマスターすればもう怖いものなしです。

では行きましょう!

 

 

超簡単!桔梗の病害虫対策!

 

 

桔梗に着く虫はほぼ他の植物にも着くので対策自体は簡単です。

まずは害虫の代表格アブラムシ。

それからハダニ。

地表部につく虫はほぼこの二種類です。

 

発生時期は春先から夏にかけてよく発生します。

このアブラムシとハダニを発生前に予防するのと着いてから早期に対処する必要があります。

 

予防で植付前にオルトラン粒剤を土に撒いておくだけで予防できます。

効果は1~2か月くらいです。

 

それでもついた場合には薬剤散布が効率がいいですよ。

使用する薬剤は住友化学園芸が出してるベニカ水和剤がベスト。

 

希釈は記載されている通りに希釈してOKです。

ベニカは色々な花や野菜にも使用できるので一つあると便利です。

 

次にハダニ。

これは高温で葉が乾燥するとつきやすくなります。

なので夏場などは水やりの時に葉にも水をかけると予防になりますよ。

 

それでも着いてしまった場合は、

まず普通の水で洗い流してみましょう。

意外にも結構これが効きます。

それでもだめだった時最終手段でダニ太郎などの薬剤を散布します。

 

この薬剤も色々な花や野菜にも使用できるのであると便利です。

薬剤にはたまに植物との相性で薬害を起こす事があります。

 

でも安心してください。

今回紹介した薬剤には薬害を起こす薬剤はありません。

 

 

次に土に中からくる線虫。

この虫がやっかい。

桔梗の生育不良の時の原因のほぼ7割くらいはこの線虫を疑ってもいいくらい。

 

ではその対策はどうすればいいのっ?!

対策はいくつかあります。

ですが意外と簡単。

線虫が苦手な植物を近くに植えておくだけ。

 

 

その植物は皆さんきっと一度は目にしているはずです。

それはマリーゴールドです。

このマリーゴールド実は観賞用と別に線虫対策用のものも販売されています。

 

 

次の対策は植え付けるまえに米ぬかを一緒に混ぜておくのも効果的です。

 

 

最後はやはり薬剤に頼ってしまいますがアブラムシでも撒いたオルトラン粒剤が効果的です。

せっかく育てた桔梗が枯れてしまっては嫌ですよね。

 

植物に関係なく害虫の発生時期は大体同じです。

必ず役に立つので頑張って害虫対策してみましょう。

 

 

今回紹介したアブラムシとハダニはほぼすべての植物につきます。

大体の時期と対策を覚えておくとほかの植物の栽培にも役立ちますよ。

 

では最後に桔梗についてもっと詳しくなってもらうために、

うんちく話をご用意!

 

キキョウのちょこっとウンチク講座!

 

その1

桔梗の花は日本古来からみんなに好まれる植物。

そして星型のきれいな花を咲かせます。

桔梗の花の形の星型は昔の映画にあった陰陽師の五芒星(ごぼうせい)のもとになったとの話もあるそうですよ。

 

その2

そして桔梗は今の年号(令和)で話題の万葉集にも出てくる気品のある花。

戦国武将の家紋にもつかわれたりもしました。

坂本龍馬とか明智光秀それから加藤清正達が家紋に使ってたとか。

 

結構有名どころの武将に使われていますね。

 

その3

桔梗は万葉集では秋の七草の一つですが実際は初夏に咲きます。

その桔梗の花の花言葉は気品や清楚そして永遠の愛などがあります。

 

しかし実はこの桔梗は自然界では絶滅危惧種になっているとか。

絶滅危惧種と聞くとデリケートな植物のように思われますが植物自体はすごく強いんです。

 

ただ草原地帯が日本からなくなってきています。

なので自然に自生している桔梗が居なくなっているんですね。

 

それが絶滅危惧種といわれる理由。

 

 

夏場に青紫や白色の涼し気な雰囲気と花言葉にもある気品や清楚を味わってみましょう。

桔梗はそんなに弱い植物ではないので管理さえしっかりしておけば何年も楽しめます。

 

 

 

最後にいままで紹介したコツをまとめてみます。

 

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【よく読まれている記事はこちら】

ハダニの駆除方法!お手軽に家にあるもので退治する方法!

 

 

桔梗を植えっぱなしで育てるコツ~まとめ~

 

 

まず屋外の日当たりのいいところで水はけのいいところに植えます。

土壌は酸性を好むので鹿沼土などを混ぜて酸性にします。

 

酸度計で測定する場合は4.5~5程度の数値でOK。

 

 

必ず東の日光が当たるところで半日陰になるようにする。

植付時期は4月と10月。

 

 

水は乾燥したら与える程度いいですが、乾燥しすぎはダメなので注意!!

根本が乾く場合はマルチングを!

 

 

害虫は事前に予防が肝心です。

着いた場合は早期に対処してください。

特に線虫に注意が必要です。

 

 

桔梗の栽培に関する注意点は以上です。

今回紹介できませんでしたが株分けや種子から増やす方法もあります。

 

それはまた別の機会にでも紹介しますね。

 

この記念すべき令和の始まりの年にぜひ桔梗の栽培にチャレンジしてみてください。

 

 

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あじさいの育て方!5つの品種ごとの特徴は?

 

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