大切な友人へ真心込めて贈りたい、季節のお花。
思いを伝えたいからこそ、お花をプレゼントするときには、花言葉や縁起の善し悪しも気になりますよね。
- お花の持つ意味は?
- どんなシチュエーションに最適なの?
- せっかくなら、縁起のいいお花を贈りたい!
そんな疑問にお答えするために、今回は「シクラメン」について、
花言葉や、シクラメンを贈る際に気をつけたいことをまとめました。
Contents
シクラメンの花言葉は色によって違う?
シクラメン全般の花言葉は、「遠慮」「気後れ」「内気」「はにかみ」です。
このようにシクラメンには、謙虚でつつましいイメージがあるんですね。
シクラメンの燃え盛るように華やかな外見とは対照的。
実はシクラメンの花は、よく観察すると下を向いて咲いています。
そのうつむくような姿から、控えめで可愛らしいといったイメージが連想されるのでしょうね。
ちょっと下を向いて照れた女の子しぐさってなんかかわいいですもんね。
そしてシクラメンの花の色にはいろんな色があります。
赤、ピンク、白、紫などなど…。
実は色によっても花言葉は変わってきます。
おとなしいイメージとはちょっと違った、意外な花言葉もありますよ。
詳しく解説していきますので、シクラメンを贈り物などにされる際はぜひ参考にしてくださいね。
赤いシクラメンの花言葉
赤いシクラメンの花言葉は、「嫉妬」です。
赤い花びらが反り返った、燃え盛るような花の姿から連想されているのでしょう。
一見悪い意味?と思うかもしれませんが、そんなことはありませんよ。
「嫉妬」するということは、それだけ「あなたを認めている」ということです。
自分より優れていると思える人に対してでなければ、嫉妬の気持ちは生まれません。
華やかな赤色は贈り物としてとても人気があります。
それに「嫉妬してしまうほどあなたは素晴らしい」といった意味でとらえるのも良いのでは?
次はピンクのシクラメンの花言葉です。
女性に贈るなら赤やピンクを、とイメージする方も多いのではないでしょうか。
そんなピンクのシクラメンの花言葉は…?
燃え上がる情熱的花言葉を持つ赤いシクラメンとの違いにも注目です。
ピンクのシクラメンの花言葉
ピンクのシクラメンの花言葉は、「憧れ」「内気」「希望」です。
憧れの人や、尊敬する人に贈るのにまさにぴったりな花言葉ですね。
少し「内気」であることも、謙虚で純粋な憧れの気持ちが伝わりそうです。
さらに、「希望」という言葉からは、こんな意味にも取れますね。
謙虚な憧れの気持ちからもう一歩進んだ、
「あなたへの憧れを胸に抱き、力強く歩んでいく。」そんな意志までもが伝わってくるようです。
ピンクのシクラメンを贈り、尊敬の気持ちと共に、
あなたのエネルギッシュな意志を伝えてみてはいかがでしょうか。
次は白いシクラメンの花言葉です。
白いシクラメンは珍しいですから、贈り物にすると会話のネタになること間違いなしです!
そんな時、「知ってる?白いシクラメンの花言葉はね…」など
ちょっとしたネタを仕入れておくと、さらに会話が盛り上がりますよ!
白いシクラメンの花言葉
白のシクラメンの花言葉は、「清純」「思いやり」です。
シクラメンは大きくしっかりした花びらが密になっているため、真っ白なシクラメンの美しさが際立ちます。
その穢れのない美しい姿から、純真無垢なイメージ、清楚で凛としたイメージが自然と浮かんでくるようです。
まさしく「清純」そのものの白いシクラメンは、「清純」なイメージを持つ方への贈り物にぴったりです。
また、白いシクラメンには「思いやり」という意味もあります。
なので日頃自分のことを気にかけてもらったり、優しくしてもらっている相手にさりげなく感謝の気持ちを伝えられそうですね。
白いシクラメンをお部屋に飾ると、白がとても映えるのでお部屋がパッと明るくなります。
贈り物にとても喜ばれそうですね。
最後に、紫のシクラメンの花言葉をご紹介します。
落ち着いた優雅な花姿にぴったりの、素敵な花言葉に注目ですよ。
紫のシクラメンの花言葉
紫のシクラメンの花言葉は、「遠慮」「恥ずかしがり屋」「想いが響き合う」です。
シクラメンの花言葉らしく、「遠慮」や「恥ずかしがり屋」といった少し内気な花言葉が多いですよね。
さらに紫のシクラメンは「想いが響き合う」というとても素敵な意味も持っています。
心に秘めた想い、なかなか表には出せない想いが、お花を通して伝わることだってありますよ。
普段、なかなか想いを伝えられていない相手に、紫のシクラメンと共に想いを伝えてみてはいかがでしょうか。
これ以外にも園芸店などに行くとまだら模様だったり、
花びらの形がちょっと変わっていたり、
いろんな種類があるので一度見てみるのもおススメですよ。
ところで、シクラメンはプレゼントなどに送られることも多い印象ですが、
本当にすべてのシチュエーションで贈り物としてふさわしいのでしょうか?
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シクラメンを贈るのに向いていない場合はある?
シクラメンを贈り物にする際には、気をつけたいシチュエーションが3つあります。
まずはこんな場合。
入院中のお見舞いにはNG!
シクラメンを入院中のお見舞いに贈るのは避けた方がよいですよ!。
なぜならシクラメンは基本的に、鉢植えの状態で飾るお花です。
入院中のお見舞いにと鉢植えのお花を贈るのは、「根付く」→「寝付く」ことを連想させるため、昔からよくないとされています。
また、名前に「シ」「ク」という文字の響きがありますよね?
そこから「死」や「苦」が連想され、これも入院中のお見舞いには向いていないとされる理由になります。
「早く良くなって欲しい」という想いを誤解なく伝えられるように、注意しましょう。
ただ、入院中の方がものすごくシクラメンが好きという場合には、
そういう思いも込めてあなたに贈ります。と
一言付け加えるとあなたの相手への思いも伝わるのではないでしょうか?
続いてのシチュエーションはこんな時。
結婚式などのお祝い事のときはNG!
「末長く続いて欲しい」というお祝い事の時ときには、シクラメンを贈るのに不向きと言えそうです。
え?!なんで??!!と
思ったあなた!
私も最初はそう思いました^^
実は西洋ではシクラメンの花言葉を、
- timid hope(遠慮がちな期待)
- shyness(内気、はにかみ)
- resignation and good-bye(退職と別れ)
と表現します。
「退職と別れ」…
結婚式や就職祝いなどのプレゼントには不向きですね。
逆に、退職する知人などに「さようなら、ありがとう。頑張ってね」という気持ちを込めて贈るのは問題なし。
日本の場合、退職の多い3月ごろはまだシクラメンも咲いているので、
贈り物としてよく使われるのも納得です!
最後はこんな場合です。
新築祝いのときにはNG!
新築祝いの贈り物にシクラメンを贈るのは避けた方が良いでしょう。
シクラメンは和名を「カガリビバナ」と言います。
炎が燃えるような花姿から、その名がついたのでしょう。
さぁ、もうお分かりですね?
昔から、「火を連想させるものは新築祝いに良くない」と言われています。
赤い色の贈り物も不向きとされていますから、赤いシクラメンを贈ることは絶対にやめましょう!!
絶対にだ!!
せっかく想いを込めて贈るなら、シチュエーションにふさわしいプレゼントを選びたいですよね。
このようなちょっとした知識があると、相手に誤解のないように気持ちを表現することができます。
ここでしっかりと覚えてしまいましょう!
もし忘れてしまったら、またおさらいに来てくださいm(__)m
お花屋さんでふと綺麗なお花を見かけて「プレゼントにしたい!」と思ったときに迷わずにすみますよ。
最後に、シクラメンのちょっとしたトリビアをお伝えします。
「シクラメンって実はね…」と贈り物にする際に会話のネタにもなります。
それに「へえ、そうなんだ!」と興味を持ってもらえたら、ますますあなたの贈り物に愛着がわきますよね。
シクラメンの贈り物をもう一歩深く喜んでもらえるように、会話のネタとして、こんなエピソードはいかがでしょうか。
シクラメンはなぜ下を向いて咲くの?
シクラメンは上を向いて咲いているか?
下向いて咲いているか?
覚えていたあなた!
スゴイ!
そうです。
下を向いて咲いている、と最初に紹介したシクラメン。
それではどうして下を向いて咲いているのでしょうか?
実は、ちゃんとした理由があります。
シクラメンが下を向いて咲いているのは、花粉を雨から守るためです。
超合理主義~。
シクラメンが本来咲いている土地は、雨が多い地域。
なので上を向いて咲いていると花粉が雨で流れてしまいます。
花粉が濡れるとそこからカビが生えたりして、腐ってしまいます。
そして、子孫を残せなくなってしまうんですね。
それを防ぐために、シクラメンは下を向いて咲くと言われています。
実は、シクラメンが下を向いて咲くようになった理由はそれだけじゃないんです。
イスラエルにこんな言い伝えがあります。
その昔、イスラエルの王ソロモンは王冠に花のデザインを施そうと考えました。
そこで様々な花たちに「形を使わせてほしい」と交渉しますが、断られてばかり。
(ちょっとかわいそう)
そんな時にシクラメンだけが、「はい」と答えてくれたのです。
(シクラメン優しい…)
喜んだソロモン王がシクラメンにお礼を言うと…
なんとシクラメンは恥ずかしさと嬉しさでそっと下を向いてしまいました。
……というもの。
可愛らしいエピソードですよね。
「へえ~」と言ってもらえたら大成功です!
では、ここまでの内容をおさらいしましょう。
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シクラメンの花言葉~まとめ~
シクラメンの花言葉は、色によって違うのでした。
- 赤…「嫉妬」
- ピンク…「憧れ」「内気」「希望」
- 白…「清純」「思いやり」
- 紫…「遠慮」「恥ずかしがり屋」「想いが響き合う」
内気で控えめ、それでいてどこか芯の強さを持っているシクラメン。
シクラメンのお花はとても長持ちするため、長くインテリアとしてお部屋を彩ってくれます。
特にNGなシチュエーションは、
- 入院のお見舞い
- 結婚祝いなどのお祝いの時
- 新築祝い
でしたね。
色の違いによる花言葉やシチュエーションなどを正しく押さえていれば、
あなたの想いを伝える、とびきり喜ばれるプレゼントになるでしょう。
花言葉のメッセージカードを添えるのも良いですね。
もしも、お花屋さんで素敵なシクラメンを見つけたら、あなたの贈りたい相手をイメージしながら、今回ご紹介したことを思い出してくださいね。
あなたの想いが伝わりますように。
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