ライラックの育て方!魅力と守ってもらいたいポイントは?

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ライラックという花をご存知ですか?

鈴なりに可愛い花を付ける木の花です。

 

可愛さはもちろんのこと、バリエーションは豊か!

赤、白、ピンクに紫・・・

 

ほかにもたくさんの種類があります。

香りもとても芳醇で、甘くってクセになる。

 

 

世界でもたくさんの人から愛される植物です。

今回は庭植えを中心に育て方をご紹介します。

 

ある環境を好むライラック、その環境を用意するところから。

植える時期や基本のお手入れ。

咲かない理由と対策まで。

 

詳しくご紹介していきましょう。

 

また、世界の小説「赤毛のアン」との関係は?

世界を魅了するライラックの世界へようこそ!

 

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ライラックの育て方~植える時期からお手入れまで~

 

 

ヨーロッパが原産のライラック。

落葉花木で、枝先にぶどうのように多数の花を付けますね。

とても香りもよく、ファンも多いお花です。

 

北海道などの寒い地域では代表的な庭園木として親しまれています。

 

そのことからも分かるように、耐寒性に優れているのが特徴です。

ライラック自体も寒い地域を好みます。

 

ですので、日本で育てられる限界地域も東海地方までとなります。

 

フランス語ではリラとも呼ばれ、世界中で愛されているお花です。

 

気になる方は画像をタップ、またはクリック!

 

日当たりと水やり

ライラックは太陽が大好き。

 

ですが、好みがあるようで、朝から昼の太陽を好みます。

反対に西日には弱く、植える場所には気をつけてください。

 

植える土壌は必ず水はけのいい土を選んでくださいね。

鉢植えの場合も同じで、土選びは慎重に行いましょう。

 

 

水やりに関しては、余り心配しなくても大丈夫です。

庭植えの場合には自然の雨で十分でしょう。

 

ただし、暖かい地域の夏は別です。(今回は南限地域の関東から東海をさします)

朝に一度水やりをしてあげてください。

 

鉢植えの場合には表面が乾いてきたら与える程度にしましょう。

さて、植える場所も決まったところで、植え付けの時期についてお伝えしましょう。

 

 

 

ライラックの植え付けと植え替えはいつ?

 

 

さて、ライラックを植えましょう。

しかし、いつ植えてもいいわけではありません。

植え付けできる時期というものがあります。

 

 

庭植えする場合は11月から3月ごろに植えます。

 

関東や東海地方で植えるときには、穴を掘り、腐葉土などをよく混ぜてから植えます。

北海道、東北の中でも寒い地域では、特に寒い時期を避けて春か秋に植えましょう。

 

 

鉢植えで育てる場合には鉢の植え替えが必須です。

それも先ほどと同じように、地域によって時期を守りましょう。

 

時期をまもることで、ライラックに負担をかけず育てることができます。

綺麗な花を咲かせるためにもこのポイント抑えていきましょうね。

 

 

基本的な植え付けとお手入れは分かりましたね。

次では一年に1回から2回の定期的なお手入れを紹介します。

 

ほんとにちょっとした作業です。

 

ですが、やっておくことで健康でイメージどおりのライラックを保つことができる。

とても重要な作業ですよ。

 

 

 

ライラックを今年も楽しみたい~剪定の超重要なポイント~

 

 

一年楽しんだライラックを健康に保つために。

剪定(せんてい)をしてきます。

 

ですが注意が必要です。

ライラックは、とても生育のゆっくりな植物。

一気に剪定してしまうと株ごとダメになる可能性も・・・

 

気持ちはとても控えめに剪定をしていきます。

 

 

ライラックの花芽は夏にできます。

ですので、花芽を切ってしまわないためにも、6月ごろにしましょう。

ポイントは長くなりすぎたところを切る程度。

 

他の植物のように、毎年伸びることを想定してばっさり!

というのはやりすぎ!

 

 

また、大きさで見てみると、ライラックは3m以上になる大木です。

ゆっくりではあるものの、とても大きくなりますね。

 

もしそれが困るようなら、一番太い幹をばっさりと切りましょう。

そうすることで、芯止めができ、ある程度の大きさを保ってくれます。

 

自分のイメージにあった大きさに保つこと。

ずっと綺麗に花を咲かせたいからこそ・・・

お手入れするうえでも、勝手のいいサイズにしておくことは大事なことですよね。

 

 

さて、剪定もポイントをまもり、毎日のお手入れもちゃんとしている。

 

でもライラックが咲かない?

 

なんてこともあります。

その場合には、原因を見つけて取り除いてあげることが大切ですよね。

 

先ほどもお伝えしたように、北海道などでは普通に育てられているライラック。

暖かい地域で育てている方には、環境の違いによるトラブルが多そうですね。

 

 

次で詳しく見ていきましょう。

 

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ライラックが咲かない時はどうする?~理由と対策~

 

 

ライラックが咲かない。

咲かないと思ってたら今年は咲いた!

 

気まぐれにも見えるライラックの花に翻弄されている人も多いのでは?

ライラックの花が咲かないのにはいくつかの理由があります。

 

 

植えてから一年目だと咲かない?

植え付けして、花が咲くまでに2年から3年かかることもあるライラック。

 

一年目で咲かなくてもあきらめるのはまだ早そうですよ。

日照条件、土壌、気温が適切なら気長に2年くらい待ってみましょう。

 

発育がとてもゆっくりなので、他の植物を育てなれている人には酷かも知れません。

ですが、待った甲斐のある、いい香りの可愛らしい花が咲きますよ。

 

理由その2。

気温が高すぎる。

寒い地域では普通に花を付けることの多いライラックです。

 

気温が上がりすぎて、心地よい環境でない可能性もあります。

対策としては、木の周りにグリーンカバーを植える。

 

そうすることで、急激な気温上昇や乾燥を抑えることができます。

夏には遮光したり、すこし気温を下げられるような工夫をしてみましょう。

 

 

病気と害虫のせい?

葉を良く見てみましょう。

 

白い粉を振りかけたようなものがありませんか?

あるようなら、それは病気にかかっています。

 

湿気などが原因で起こる白カビ。

うどんこ病はライラックの天敵です。

 

少し木々が詰まっていて蒸れやすいようなら、地面に近い部分を剪定しましょう。

風通しをよくし、カビの発生を抑えてみましょう。

 

うどんこ病についてはこちらの記事でまとめてあります。

気になるようでしたら参考にしてみてくださいね。

うどんこ病の対策と原因は?

 

またカイガラムシという害虫もライラックを好みます。

発生してしまうと駆除が難しいので、定期的に様子を観察すること。

 

発生したら広がる前に駆除することがポイントです。

薬の散布も効果的です。

 

カイガラムシについてもこちらの記事でまとめてあります。

結構厄介な虫なので、良かったら読んでみてくださいね。

カイガラムシの防除方法!基本を押さえて簡単に駆除しよう!

 

このように、咲かないには必ず理由があるはずです。

自分の育てている地域や、環境を照らし合わせて考えてみましょう。

 

とくに、病気や害虫が原因の場合には、観察して早期発見が大事です。

お庭に出たついでに観察する習慣をつけてみてくださいね。

 

さて、ライラックと聞いてあの有名な小説を思い浮かべたあなた。

そうです。

「赤毛のアン」

この小説にもよくライラックが出てくるんですよ。

赤毛のアンとライラックその関係についてお伝えします。

 

 

【おすすめ記事はこちら】

カイガラムシの防除方法!基本を押さえて簡単に駆除しよう!

 

 

ライラックと世界の小説~赤毛のアンからみたライラック~

 

 

世界の小説の中でも、ライラックとゆかりのあるのは・・・

カナダの赤毛のアン という小説でしょう。

 

赤毛のアンでもライラックの美しい様子が取り上げられています。

アンが、ライラックの並木道を通る際・・・。

 

余りの美しさに衝撃を受け、感動したシーンもあります。

そのことからも、ライラックは世界でも人を感動させていることが分かりますね。

 

また、

「ライラックの木々に紫色の花が咲き

むせかえるような甘い香りが朝風によって窓辺まで漂っていた。」

という描写からも、ライラックの芳醇な香りが記されています。

 

また、赤毛のアンの娘はリラと名づけられました。

リラとは、最初にもお伝えしたようにフランス語でライラックを意味します。

 

カナダの一部ではフランス語を使う地域がありますよね。

手足が長く、クモと馬鹿にされていたリラ。

次男だけは「リラ マイ リラ(僕の可愛いリラ)」とも呼び、リラもその呼び名を気に入っていたとのことです。

 

 

普通は4つに分かれている花ですが、たまに5つにわかれているものもあります。

それは、ラッキーライラックと呼ばれ、恋のおまじないに使われるんですよ。

可愛いでしょ?

 

花言葉は友情、青春の思い出、純潔、初恋、大切な友達。

 

人とのつながりを思わせるすばらしい花ですね。

まさに赤毛のアンにピッタリな花なんです。

 

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最後にこの記事のまとめです。

 

【よく読まれている記事はこちら】

芝桜の育て方!グリーンカバーで使いたい人気の花!

 

 

ライラックの育て方!ライラックの好む環境のポイント~まとめ~

 

 

赤毛のアンとも深い関係のあるとても魅力的なライラック。

興味を持っていただけましたか?

 

育て方についてポイントをまとめましょう。

ライラックは基本的には寒い地域で育つ植物です。

日本では北海道から東北、関東、東海地方まででしょう。

 

特に関東や東海地方は、ライラックにとって「暖かい地域」となります。

できるだけ、気温を下げる努力が必要です。

 

 

乾燥を好み、水やりはほとんどしなくても大丈夫。

お手入れ要らずで簡単な植物の一つです。

 

ですが、他の植物と比べてゆっくりと成長すること。

ココがライラックの一番のポイントでしょう。

 

ゆっくり成長するので、ダメージを受けたときに弱い。

回復するのにかなりの時間を費やします。

なので、剪定などの際には注意してくださいね。

 

 

一度咲かせることができれば、もうライラックのトリコになるでしょう。

お庭から、その香りが窓際まで届くかもしれませんよ。

素敵です。

 

ポイントを守って、綺麗なライラックをさかせてくださいね。

 

気になる方は画像をタップ、またはクリック!

 

【関連記事はこちら】

ジャスミンの育て方!元気にきれいに咲かせるコツ!

 

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