蚊が苦手なハーブ?虫よけにおススメなのはこの5種類!

LINEで送る
Pocket

春のほがらかな気候から一転。

ぐんぐんと暑さが増し、夏を意識しだす季節になりました。

 

そこで気になるのが、「蚊」ですね。

 

みなさんも、雑草をこまめに抜いたり、庭に水がたまらないよう気を配ったり、あれこれ対策はしているはず。

とはいえ、やっぱり蚊はどこからともなくやって来て、私たちを狙い撃ちにします。

 

肌に直接虫よけスプレーを吹きかけたり、蚊取り線香を焚いたり、はたまた蚊に直接駆除スプレーを吹きかけたり。

でも、敏感肌で虫よけスプレーを直接肌に吹きかけるのは、ちょっと…。

 

空気中に舞う駆除スプレーの臭い、蚊取り線香の煙を吸い込んだ時の刺激の強さ、実は苦手…。

そう感じている人も多いはずです。

 

 

何か、もっと体にやさしく蚊よけできないのかな。

そんな人は必見!

 

見た目にも体にもやさしい、蚊よけ効果のあるハーブを5種類ご紹介します!

 

<スポンサーリンク>

 

 

 

ニーム

 

 

まずはニーム!

名前は聞いたことなくても香りで「ああこれね」と思う方も多いハーブ。

 

インド原産で、害虫への効果は蚊に限らない!

なんと!!

200種類以上もの害虫に効果があると言われています。

 

それだけの虫にとって有害な成分を含んでいて、大丈夫なの?

そう思ったあなた!

 

でも大丈夫!

人間やペットには無害で、食用にも使われている安心・安全なハーブなんです。

 

玄関先やベランダ、窓際などに置いておくと、その効果を発揮します。

ただし、ニームはインド原産なので、寒さにとても弱いのがマイナスポイント。

 

冬に戸外に出してしまうと、ほぼ確実に枯れてしまいます。

蚊よけ、虫よけ効果は万能でも、栽培となると少し気難しいようですね…。

気温にはこまめに気配りしてあげることが大切です。

 

そして使い道はまだあります!

ニームは、葉を煮だして蚊よけスプレーとして利用することもできるんです。

 

1リットルの水に、ニームの葉ひとつまみを入れ、10分煮出して薄めるだけという手軽さ。

10倍くらいに薄めて使用してください。

 

スプレーを周りの植物にかければ、植物への虫よけ効果も倍増!

 

 

次にご紹介するのは、タイ料理「トムヤムクン」にも使われるあのハーブ!

蚊よけ効果もあるんです。

 

 

 

レモングラス

 

 

レモングラスは料理やハーブティー、アロマオイルなど、日本でもお馴染みのハーブですね。

レモンに似たさわやかな香りを持ち、その香り成分が蚊を寄せ付けないとされています。

 

知らない方は、雑草??

と思って抜いてしまうこともあるそうです。

 

ススキのような葉をもち、地植えにすると1m以上の大株に!

熱帯アジア原産で、暑さに強い反面、寒さには弱く、日本での冬越しは難しいとされています。

 

地植えにする際は、掘り上げて室内で冬越しをしましょう。

もしくは、1年草としてあつかい、翌年に新たな苗を植え付けてもいいかもしれませんね。

 

鉢で育てることも可能ですが、成長が早いので、根詰まりしたら株分けをしましょう。

 

また、レモングラスのアロマオイルは比較的簡単に購入できます。

アロマオイル、精製水、無水エタノールを合わせ、虫よけスプレーを作ってみてもいいかもしれませんよ。

 

 

次にご紹介するのは、「レモンよりレモンの香りがする」と有名なハーブです。

 

 

【おすすめ記事はこちら】

レモングラスの苗を香りよく育てる簡単な方法!

 

 

レモンマートル

 

 

レモンマートルはオーストラリアが原産。

先住民族のアボリジニが古くから「森の治療薬」として活用してきたハーブです。

 

森の治療薬・・・なんとも素敵な響きですよね。

 

成長が早く、地植えにすると樹高は20m以上!

「cm」じゃないですよ!

「m」ですよ!!

すごく成長します!

 

オーストラリア原産だけあって、乾燥にはとても強く、育てやすい木です。

 

日本では、春から夏にかけて咲く花が可憐な観葉植物として、鉢植えで育てるのが一般的。

なぜかというと成長速度がものすごいから。

普段は戸外で育てますが、寒さに弱いので、冬は日が当たる室内で育てましょう。

 

また、とにかく成長が早いので、根詰まりには気を付けます。

乾燥に強いとはいえ、土が完全に乾いていたら水をあげることも大切です。

 

 

そんなレモンマートル。

「レモンよりレモンの香りがする」のはなぜでしょう??

それは、レモン特有の芳香成分「シトラール」がレモンの20倍以上も含まれているからなんです!

 

シトラールは虫よけの成分としても注目されているんですよ。

 

でも、レモンマートルをそのまま玄関先に置いていても、蚊よけの効果は期待できません。

葉を刻んだり、乾燥させてポプリにしたりと、葉に手を加えてみてください。

 

そうです。

触って香りのカプセルをプツンとつぶさないといけないんですよね。

 

手を加えることでシトラールが蚊よけ効果を発揮し、強いレモンの香りが広がります。

また、煮出して、蚊よけスプレーとして使ってみてもOK!

 

レモンより強力に強い香りで、蚊もノックダウンするかも?

 

 

次にご紹介するのは、園芸店で手軽に手に入る「カレンソウ」とも呼ばれるハーブです。

漢字で書くと「蚊連草」です。

<スポンサーリンク>

 

 

 

ハーブゼラニウム(カレンソウ)

 

 

レモングラスに似た風情を持ち、レモンのようなフレッシュな香りがするシトロネラ草。

そのシトロネラ草とゼラニウムを掛け合わせてつくられたのが、ハーブゼラニウム(カレンソウ)と言われています。

 

なんでも、シトロネラ草に含まれる「シトロネラ―ル」という成分。

この成分が、蚊の二酸化炭素を察知する能力を弱める効果があるんだとか。

 

シトロネラは子供用の虫よけ、

特に「天然ハーブ使用」なんて書いてあるものにはよく使われています。

なので、シトロネラのほうがなじみのある方もいるかもしれませんね。

 

新芽の香りに蚊よけの成分が含まれています。

なので、いつも新芽が出ているようにするためにも剪定が大切!

適度なところで剪定するように心がけましょう。

 

葉の数が多いほど、香りも強くなりますよ。

葉だけでなく、かわいいピンクの花が春から秋まで咲いてくれますので肥料も欠かさずに。

 

 

育て方は基本的にはゼラニウムと同じです。

過湿は嫌うので、日当たりのいい場所で乾燥気味に育てましょう。

 

暖地では地植えで冬越しでき、大株に仕立てることもできます。

ただし、暖地以外では、冬は室内に取り入れて冬越しさせましょう。

 

もちろん、ゼラニウムと同じで差し木も簡単。

たくさん増やして、蚊よけ対策も万全に!

 

 

次にご紹介するのは、手がかからない、とっても丈夫なハーブです。

 

 

 

サザンウッド

 

 

サザンウッドにはキダチヨモギという和名があります。

その名の通り、ヨモギの葉に少し似ています。

葉は、ヨモギより切れ込みが深く、細い形。

 

色はグレーがかっていて、夏から秋にかけて、小さな黄色の花をたくさん咲かせます。

なので観賞用としてもガーデンにぴったり。

 

触れると、ほんのりレモンに似た香りがします。

実はサザンウッドはコンパニオンプランツとしても優秀なハーブ。

一緒に植えておくとお互いを成長させてくれる植物のことをコンパニオンプランツといいます。

バラや果樹、その他の植物と混植しておけば、害虫を寄せ付けない効果が!

 

耐寒性があり、乾燥にとても強い。

丈夫で、手間いらずです!

 

その分、過湿は嫌うので、長雨にはあてないようにしたいですね。

特に梅雨の時期、秋の雨の時期はムシムシするので注意が必要ですよ!!

春先には、新芽が育つよう古い枝を剪定し、株の形を整えてあげてください。

 

宿根草ですが、挿し木にしても簡単に増やす事ができますよ。

 

 

ただ、サザンウッドは、植えているだけでは防虫効果は期待できないんです。

効果的に使用するには、細い葉を取り、肌に直接こすりつけたり、乾燥させてポプリにし、部屋に置いておくのがおすすめです。

こちらもレモンマートルと同じく虫よけにするには手を加える必要がありますね。

 

また、袋に入れサシェにしてみてもいいかもしれませんね。

寝室やクローゼットの虫よけもできたりするかも!?

いろいろ楽しみながら育ててみてください。

 

 

それでは、ここで蚊よけ効果のあるハーブを振り返ってみましょう!

 

<スポンサーリンク>

 

 

【よく読まれている記事はこちら】

ミントの室内での育て方!上手に育てる5つのポイント

 

 

虫よけに効果が期待できるハーブ~まとめ~

 

 

それぞれの特徴を簡単におさらいしますね。

 

ニーム

使用方法

玄関先や、窓辺など、蚊の侵入が疑われる場所に置く。

葉を煮出してスプレーにしてもいい。

 

管理方法

寒さに弱く、冬に戸外に出すと枯れる可能性が高い。

気温に気を付け、冬は必ず室内に取り入れる。

 

 

レモングラス

使用方法

庭や鉢で育てる。

レモングラスのアロマオイルは比較的簡単に購入できる。

アロマオイルを使い、虫よけスプレーを作ってみても。

 

 

管理方法

暑さに強く、寒さに弱い。

地植えする際は、掘り上げて室内で冬越し。

鉢で育てる場合、成長が早いため、根詰まりしたら株分け。

 

 

レモンマートル

使用方法

葉を刻んだり、乾燥させてポプリとして使用。

煮出して、蚊よけスプレーとして使用。

 

管理方法

乾燥に強く育てやすいが、耐寒性が弱い。

鉢植えで育てるのが一般的。

 

戸外で育てるが、冬は日が当たる室内で育てる。

成長が早いため、、根詰まりに気を付ける。

 

 

ハーブゼラニウム

使用方法

新芽の香りに蚊よけの成分が含まれている。

 

新芽を出すため、剪定は大切。

適度なところで剪定するように心がける。

 

 

管理方法

過湿は嫌う。日当たりのいい場所で乾燥気味に育てる。

 

暖地では地植えで冬越し可能。

暖地以外では、冬は室内に取り入れて冬越し。

 

 

サザンウッド

使用方法

細い葉を取り、肌に直接こすりつける。

乾燥させてポプリにする。

 

 

管理方法

耐寒性があり、乾燥にとても強い。

 

過湿は嫌う。

春先には、新芽が育つよう古い枝を剪定。

 

 

いかがでしたか?

ハーブを植えれば、蚊は絶対に寄り付かないというわけではありません。

 

植えるハーブも1種類ではなく、数種類混ぜて植えると効果も上がります。

 

 

見た目にも癒され、体にもやさしいハーブの助けを借りながら、時には、虫よけスプレーや蚊取り線香の力も借りる。

そんな気持ちで肩の力を抜いてみましょう。

 

蚊と悪戦苦闘しながらも、暑い夏を乗り切れること間違いなしです!

 

 

【関連記事はこちら】

バジルの育て方!室内栽培のための5つのポイント!

 

<スポンサーリンク>
LINEで送る
Pocket

SNSでもご購読できます。

コメント

コメントを残す


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください