お店の看板にも使われる南国風の雰囲気を醸し出す植物それがモンステラ。
変わった形の葉っぱでカッコいいモンステラ大鉢や小鉢で飾ってもおしゃれな植物です。
南米が原産のつる性植物。
その割に日本では部屋の中、テラス等どこでも飾れる使い勝手のいい植物なんです。
お洒落なモンステラを実は自分で増やす方法がいくつかあるんです。
一番確実なのは株分けによる鉢植え。
これが成功しやすいですが用意するものだったり、スペース等必要なんです。
人によっては少し難しいと感じることも。
今回はかなり簡単な二つの方法、「水差し」と「茎伏せ」という二つの増やし方を紹介します。
ほんの少し注意するところがありますが簡単ですので試してみる価値ありですよ!
Contents
モンステラの水挿しで増やす方法は?
ではこれから、モンステラの水差しによる増やし方をやってみましょう。
まず用意するものは小瓶か小さなコップ。
だいたい180CCくらいの容量が入ればOKです。
容器は透明な物を使用しましょう。
そうすると小さな変化にもすぐに気付いて対応ができます。
さらに植物の状況が見えるものがいいですね。。
次はハサミ。
ここで1つ注意です。
切り口をきれいに切断したいので園芸用のハサミを使いましょう。
プロも使用するアルスのハサミがすごく切れ味が良く長持ちしますよ。
少し高いですが10年くらい平気で使えます。
こんな感じのものです。
10年くらい使えると考えればそんなに高い買い物じゃないかもですよね?
気になる方は画像をクリック、またはタップしてくださいね。
そして、切り口から出る樹液には注意が必要です。
人によってはかぶれることがあるので樹液が着いたらよく洗い流しましょう。
ではモンステラをどのように水差ししていくかをお伝えします。
水差しに適した時期は梅雨前のころ大体5月下旬から7月上旬ごろまで。
気温は約20~25℃が必要です。
この時期は植物が大きくなろうと活発に活動する時期なので発根も早いからです。
ちなみにこの気温はモンステラの栽培適温です。
私は2~3節くらいの長さで切断しています。
それ以上長くても問題ないですよ。
節の数え方は葉が出ている根本が一節、次の葉が二節といったような数え方。
この場合でいくと葉っぱ二枚分の根本を残すといった感じです。
その時、葉や気根(きこん)が着いてもかまわないのできれいな水につけます。
気根というのは「根っこ」のことです。
大根やニンジンを想像してみてください。
なんかちょっと「ひげ」みたいな根っこが生えていますよね?
そういう種類の根っこです (笑)
そしてこの気根が出ているほうが根の発達が早いので早く定植できるようになります。
この時切断した面が水から出ないように注意してください。
後は、こまめな水換えをして水を腐らせないことを気を付けるだけ。
置き場所はモンステラを飾っている環境下と同じようなところがいいですね。
そして、水の管理に気を付けて大体1か月くらいで発根してきます。
そうしたら鉢植えなどに植えられますよ。
もちろんそのまま水差しで楽しんでもらって構いません^^
水差しって意外に簡単に出来そうではありませんか。
水差しに適した時期は剪定(せんてい)も可能なんです。
おい茂ったところで試してみてはいかがでしょうか。
そうはいっても自分で増やしてみようと思って始めた水差しですから枯れてしまってはいやですよね。
なので次は水差しの最中におこるトラブルについて取り上げてみます。
これは知っておいたほうが水差しの成功率を格段に引き上げてくれるので見てみてください。
【おすすめ記事はこちら】
モンステラを水挿ししていたら白いモヤモヤが発生!これは一体何?
モンステラを水差ししてたら白いモヤモヤが発生してしまった!
まず、白いモヤモヤは何なのかが問題です。
二つの可能性があるんですが・・・。
- 発根した太い根から出る繊毛(せんもう)がでてるとき
繊毛というのはほそーい根っこ。毛細血管みたいなものです。 - カビの発生により白く見えている。
カビが発生している箇所は少しずつ切って正常な色が出ればそこで切るのをやめます。
その後きれいに水洗いか軽くやわらかいブラシで洗いまた差しておく。
カビの発生を防ぐにはこまめな水替えが一番です。
夏など暑い時期は1日1回が基本です。
最低でも2日に1回は取り替えてあげましょう!
あなただって、お風呂には毎日入りたいですよね?
モンステラの水かえも同じような気持ちでやってあげてくださいね。
水差しは家にあるもので意外にできるものです。
時期と水換えさえ気をつければ簡単に出来そうですね。
コップもハサミもおそらく家にあると思いますので。
観葉植物をたくさん飾っていると日々の忙しさでたまに水かえを忘れてしまったり・・・。
そんなこともあろうかと私が試している方法はこれ!
水かえしたらHB101を一滴入れておくだけ!
園芸店やホームセンターにもよく置いてあるものなので見たことあるかもしれないですね。
水の量だけ気にしておくだけいいので、これは結構便利です。
さらにHB101は、ほぼすべての植物に使えます。
モンステラ以外にも使えますよ。
これ一本は持っておいても損はないと思います。
次はあるやり方で大量に増やすことも可能な茎伏せという方法を紹介します。
モンステラを切ったあとの茎はある方法で再生可能だった!
モンステラを剪定した時などにできる増やし方で茎伏せという方法があります。
春先の5~6月ごろが適期です。
やり方は、剪定した時に茎を1節残して切っていきます。
葉も切っておくのがポイントですよ。
小さな鉢の底に排水用の鉢底石を敷きます。
そして水はけのよい用土を入れていきます。
観葉植物の土に細粒の鹿沼土を混ぜるとGOOD!
その上にさっきの1節残した茎を半分埋める。
この時上下の向きに注意が必要です。
切った茎の節は葉っぱが出ていた向きを必ず上に向くように置きます。
後は、新芽が出てくるまで乾燥しないように水やりをしていきましょう。
この方法は結構時間がかかるのが難点。
なんと約5~6か月くらいかかるんです。
その代わり新芽が出てきた時には出産したときのような、やっとあなたにあえた!みたいな気持ちになります ^^
茎伏せは鉢を置くスペースと用土などが必要ですが慣れてくればたくさん増やせます。
小さな株のモンステラを飾りたいときにも凄く有効です。
沢山増やしたモンステラせっかくだからいろんなところに飾りたいですよね。
今度は鉢植えだけじゃない部屋の中もお洒落に見える葉っぱ以外も見せる方法紹介します。
水挿しで育ってきたモンステラは土に植え替えるべきなのか?
水差しで発根がうまくいって育って来たらどう飾るか色々考えますね。
飾り方を考えるのが一番楽しいかもしれません。
私はその時が一番楽しいです。
鉢植えにしたり大きな花瓶でそのまま栽培したりと色々な方法があります。
今回はハイドロカルチャーの飾り方を取り上げていきますね。
用意するものはこの3つ
- 底に穴の空いていない透明な容器
- ハイドロボール
- 根腐れ防止剤のミリオンかゼオライト
私はミリオンを使用しています。
それからハサミと新聞紙などもあると汚れが少なくなっていいですよ。
ハイドロカルチャーというのはハイドロボールを土の代わりに使う飾り方。
土はあまり湿った状態が続くと、腐ります。
その点、ハイドロボールは土よりは腐りにくいんです。
それついては後でお話しますね。
では始めてみましょう。
植え付け方法
- 容器の底にミリオンまたはゼオライトを外に見えないように入れる。
- ハイドボールを容器の1/3から半分くらいまで入れる。
- 発根したモンステラを立てる
- 再度ハイドロボールを入れて割り箸などでつついて隙間をなくし倒れないようにする。
※この時、根が外に見えないように注意
水は容器の1/4位のところまで入れます。
この水位を維持することが長持ちさせるポイントですよ。
この動画はモンステラではないですが、やり方は同じです。
「どうやって植えるのか?」の参考にしていただければと思います。
イメージがわかないあなたは1度見てみるのがおススメ。
後は、リビングや玄関口などに飾ればあっという間におしゃれ空間の出来上がり!
ただし、1ヶ月に一回くらい容器を洗ったりハイドロボールを水洗いしましょう。
そうしないと病気になったりして枯れてしまいます。
ハイドロカルチャーのメリットは土と違い有機物がありません。
なのでコバエなどの虫の発生を防げることです。
室内に飾るにはうってつけの飾り方ですね。
最後にモンステラを水差しの注意点と方法をまとめたいと思います。
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モンステラを水挿しで増やす方法と注意点~まとめ~
まずは時期を必ず守ること。
適した時期は5~7月なので冬場等は10℃を下回ると活動が緩やかになり休眠し発根しませんので冬場は水差しは出来ません。
次は水差し後の管理をすること。
水差し後、ずーと同じ水だと腐ってしまったりカビの発生が起こったりします。
なので必ず水換えをしてください。
目安は飾る場所によっては3日に一回位でも問題ないですよ。
モンステラに限らず剪定は必ず必要な作業です。
なので剪定した茎や葉を捨てずに水差しで増やす方法を試してみてくださいね。
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