今回は可愛らしい見た目のものが多い多肉植物についてのご紹介です。
独特の見た目は可愛く、種類もかなり豊富なので魅力的な植物ですよね。
観賞用やインテリアの一部として室内で育てる方も多くいらっしゃいます。
ですが室内で育成すると枯れてしまうことも多いようで、
私もその点について質問をよく受けます。
多くの方は室内栽培でのポイントを知らないだけの理由で悩まれています。
知っておくべきポイント、気をつけるポイントもそんなに多くはありません。
ここからは多肉植物の室内栽培でのポイントをお伝えしていきます。
ぜひ参考にしてみてください。
枯れてしまうような失敗はなくなりますよ!
Contents
多肉植物が枯れる!室内で枯らしてしまうもっとも多い理由
多肉植物について多くの質問を受けると冒頭でお伝えしました。
その質問の内容を見ると、比較的偏りのある失敗をしている方が多いのです。
それは「風通し」。
室内である以上、本来必要な風通しの良い場所で育成をするというポイントを満たさなくなります。
室内は安定した環境であることと、多くの方のライフスタイルに関係しています。
一日中室内で過ごす方は稀で、朝と夜だけを主に室内で過ごす方がほとんどです。
そうすると日中の室内の状況を知らないことが多くなります。
つまり室温などはある程度安定させているけど、風通しには目が届かずに多肉植物にダメージを与えてしまっているんですね。
色々と気を遣っているはずなのに枯れてしまうと思う方は、まず風通しに注目してみてください。
最初に質問者に多かった「風通し」を見落としている点から紹介しました。
比較的多くの方に共感いただいたのではないでしょうか?
じゃあ風通しを良くするにはどうしたらいいのか。
この辺りを探っていきましょう。
多肉植物の室内栽培で風通しを良くする工夫
そもそも知っていただきたいことがあります。
本来、植物にとってずっと室内に入れておくことは好ましくはないことです。
数日おき程度で日光浴をかねて外に出してあげましょう。
普段の生活で朝と夜しか家にいないのであれば、あることをしてみるといいですよ。
それが朝と夜に必ず換気をする!
これだけでも全然違います。
またベランダがあれば、冬場以外では出掛けている時間は外に出しておくのも手です。
その場合は直射日光が当たらないように日陰に置くようにしましょう。
急に強い日差しが当たると葉焼けの原因となります。
風通しの工夫はいかがでしたか?
どれか1つくらいは叶えられそうなものを紹介しました。
ぜひ実践してみてくださいね。
続いては置き場所について説明します。
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多肉植物を室内栽培するときの置き場所
こちらも質問者の多くの方が間違っていた内容です。
基本的な置き場所のことを知っていても、さらに細かいところが抜けていました。
それは季節ごとで置き場所が変わるということです。
季節によって当然、室温も湿度も変わります。
日照時間だって変わりますし、植物の状態も異なるのです。
それでは季節ごとに分けてみていきましょう。
春と秋
明るい窓辺で管理しましょう。
春秋型の植物ならこの時期が成長期です。
しっかり日に当てないと徒長(とちょう)してしまいます。
徒長とはひょろひょろっと長く細く伸びてしまうことです。
また日光が強い日はレースカーテン越しに日光を当ててください。
強すぎる直射日光は葉焼けやダメージの原因となります。
ゴールデンウィーク辺りからの日光は強くなってくるんです。
これは知らない方も多いので注意してください。
ちなみに、
このころから植物だけじゃなく、私たちも日焼け対策をしないとシミだらけに・・・。
夏
夏場は窓辺での日光が強くなります。
確実に直射日光は避けたい時期です。
レースカーテン越しに日光をあてることと、涼しい環境になるように気を付けてください。
ただし空調が直接当たる場所だとダメージを与えます。
その点も注意しましょう。
冬
冬の窓辺は非常に冷え込み、また夜から朝にかけては結露をする可能性があります。
夜と朝は窓辺から離して、部屋の中央などに置きましょう。
それでも気温の低下を防げない場合は簡易な温室を作ります。
発泡スチロールなどで囲ってあげるだけで、保温効果を得られますよ。
この際は密閉はしないようにしましょう。
蒸れるのもよくないんですよ。
季節ごとのポイントはいかがでしたか?
季節で環境が変わるのは当たり前ですが、思ったより季節で対応が変わりますよね。
続いては室内特有の水やりの注意点をお伝えします。
多肉植物の室内栽培での水やり
室内では基本的には土が乾いてから水を与えます。
また水を与える時はたっぷりとあげてください。
鉢底から滴るくらいにあげないと根まで届かないからです。
鉢皿に水が残るようならしっかりと捨てましょう。
根腐れの原因になります。
部屋が乾燥している場合は葉水も行います。
葉水とは霧吹きで葉に水を吹きかけることです。
ただし葉水を嫌う種類もありますので、事前に調べてくださいね。
室内での水やりのポイントはお分かりになりましたか?
土が乾いたらということは、しっかり毎日の観察が必要になるということです。
続けて種類ごとの水やりの注意です。
多肉植物の種類ごとの水やりのポイント
植物には概ね、成長期と休眠期があります。
どの季節に成長し、どの季節は成長が鈍いというのがあるのです。
この休眠期の時に水やりを控えないといけません。
成長しない時期なので多くの水を必要としないのです。
余計に与えると弱る原因にもなります。
休眠期は土が乾いてから2~3日程度空けてから水やりをするのが目安です。
多肉植物は夏型、冬型などと紹介されることが多いです。
夏型は夏に成長期となり、反対の冬に休眠期となります。
冬型といえば冬に成長期、夏に休眠期となる植物を指すのです。
夏型多肉植物の代表的な例はアロエですね。
それ以外ならエケベリア、カランコエ、オロスタキス、セダムなど。
冬型多肉植物での代表例はアエオニウム、クラッスラです。
その他ではセトシオ、コノフィツム、リトープスなどがあがります。
このように休眠期には注意が必要なことがあります。
育てている植物の成長期と休眠期を知っておく必要があるのです。
最後にまとめとおさらいをしましょう。
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多肉植物が室内栽培で枯れる原因~まとめ~
今回は多肉植物が室内栽培で枯れてしまう主な原因をピックアップして紹介しました。
枯らしてしまう方の多くがポイントを知らないがために失敗してしまうのです。
多くの方が風通しについて注意できていない傾向でした。
皆さんも一度、風通しの条件をクリアしているかのチェックをしてみてください。
また季節ごとの置き場所にも注意が必要でした。
共通するポイントが多くありましたので、その都度間違えていないかを確認しましょう。
そして水やりです。
失敗する方はあげ過ぎている方が多いと思われます。
また休眠期については、しっかりと一度調べてみましょう。
多肉植物が枯れてしまう原因は、いずれかに当てはまることがほとんどです。
一度それぞれを見直してみると解決できるかもしれませんよ!
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