家庭菜園をしているとどうしても寄ってくる虫が・・・。
それがアブラムシ。
皆さんアブラムシを放っておくとどうなるか知っていますか?
アブラムシを放っておくと・・・。
なんと病気に植物が感染し植物が死滅してしまいます。
自分がせっかく育てていた植物が病気で枯れてしまったら嫌ですよね。
そこで今回はしっかりとアブラムシの対策方法について紹介したいと思います。
Contents
アブラムシを退治するならテントウムシが一番!
アブラムシの天敵を皆さんご存知ですか?
それはテントウムシなんです。
ガーデンニングの最盛期は4月から5月と言われています。
同時に日本では沢山の花が成長し花が開く時期でもありますよね。
その時期は害虫が活発に繁殖します。
そこでアブラムシの退治にはナミテントウを使いましょう。
ナミテントウは自然界で生まれたのに飛行能力が他のテントウムシに比べ劣っています。
そのナミテントウを自分の育てている植物で繁殖させることでアブラムシを食べてもらうのです。
ですがいくら飛行能力が低いといっても飛べるのでアブラムシを食べたあとには飛び立ってしまいます。
なのでビニールハウスなどの空間内でしか使用できません。
飛び立ってしまったらまた捕まえてくるのもアリですよ。
でもナミテントウって飼育もできるんです!
そんなナミテントウの飼育方法を今からお伝えしたいと思います。
まずアブラムシを見つけたらナミテントウ剤を買いましょう。
そもそもナミテントウ剤って何って思いませんか?
ナミテントウ剤とはナミテントウの幼虫を封入した捕食性昆虫製剤(ほしょくせいこんちゅうせいざい)です。
つまり、ナミテントウの幼虫がたくさん入っているもの。
ちょっとお高いですが、カブトムシやクワガタの幼虫に比べれば大したことないかも・・・。
そうはいっても幼虫がたくさん・・・
想像するとゾワッとしますよね。
でも成虫になればテントウムシって意外とかわいくて、虫が嫌いでもこれなら大丈夫っていう女性も多いのでは?
そのナミテントウ剤をおがくずと一緒に10~15匹ほど放し飼いします。
成虫になったナミテントウは同じ場所にとどまる習性があるので植物全体に放ちましょう。
テントウムシにこんな使い方があるなんて意外ですね。
でもこの方法ではビニールハウスなどの屋内でしか使えません。
いくら同じ場所にとどまる習性があるといっても、外の広い世界に飛び立ちたくなってしまう。
そこで屋外でも使える薬剤以外の害虫駆除方法を紹介したいと思います。
アブラムシ退治ができる薬剤以外の7つの方法
最近ではアブラムシに農薬を使わないオーガニックや有機栽培が人気ですよね。
その理由は農薬の健康被害が世の中に出回ったから。
だからみんな農薬は体に悪いんじゃないかと思い始めたのです。
そこで農薬を使わないテントウムシ以外の方法について紹介したいと思います。
ですがその前に殺虫剤の危険性についてお伝えしておきたいと思います。
一般的によく使う殺虫剤とは?
オルトランという殺虫剤を例に説明したいと思います。
オルトランは浸透移行性(しんとういこうせい)の殺虫剤です。
浸透移行性とは植物が液を吸いっとて、
植物全体に行き渡らせることができるというもの。
だからオルトランは植物の汁を吸ったり、植物の葉を食べたりする虫には効果絶大です。
ですが当然デメリットもあります。
例えばオルトランの中に入っているアセトフェート。
これが加水分解するとメタミドホスという危険な神経毒が発生します。
この神経毒は最悪死に至る危険な毒です。
小さいお子さんがいる場合は誤飲に注意!!
でも正しい使い方をすればとても効果のある薬剤です。
説明が長くなりましたが重要なことなのでお伝えさせてもらいました。
ここからは無農薬でも虫を駆除できる方法について紹介したいと思います。
アルミホイルが苦手
アルミホイルなんかで駆除できるの?
そんな風に思う方はいませんか?
駆除はできないですが退治は出来るんです。
アブラムシはキラキラしたものを嫌います。
ただ自分の育てている植物の茎の下に敷くだけです。
これだけでも効果はあります。
ぜひ試してみてください。
あの料理に使うアルミホイルだけで退治できるとは意外ですよね。
他にも皆さんが知らない驚きの方法がありますよー。
黄色いものに誘惑しよう
アブラムシには面白い習性があるのは皆さん知っていますか。
なんと黄色いものに近づいて来るんです。
そこで!
黄色いものを使って駆除する方法があります。
植物の回りに黄色い粘着テープを用意して捕まえる。
畑の場合はうねの真ん中に黄色いバケツをおきます。
そのバケツの中には水、油や乳酸菌飲料を混ぜた液体を入れておきましょう。
それだけで、集まってきたアブラムシは面白いように溺れていきます。
残酷なようですが、この方法も手軽にできてなかなかおすすめなんですよ。
黄色い容器と液体だけでアブラムシ対策ができるなんて驚きですよね。
この方法がダメだった方。
安心してください。まだまだ手は沢山ありますよ!
時間はかかるけどセロテープで捕まえる
この方法はアブラムシがあまり繁殖してないときに使うといい方法です。
まずセロテープを適当でいいのでだいたい3cmぐらいのサイズに切ってください。
そしてペタペタとアブラムシをくっつけるだけ。
セロテープだとガムテープに比べ細いですよね?
なので、すごくアブラムシをとりやすいです。
アブラムシを捕まえたテープは折って捨てましょう。
なかなか面白いやり方が色々ありますよね。
ここからは手作りスプレーについて紹介したいと思います。
農薬ではないので安心してくださいね。
片栗粉スプレーをかける
なんと調理でよく使う片栗粉で虫を退治するスプレーを作れるのです。
片栗粉をどうやればスプレーにしてまいて虫を退治出来るの?
そんな風に思いませんか。
でも出来るのです。
作り方は簡単。
- 水4Lに片栗粉大さじ5杯を溶かす
- その水溶液を沸騰させて、さらに3分煮る
- 冷ます
これで完成です。
結構簡単ですよね。
材料もお手軽で誰でも簡単に作れます。
その作った片栗粉スプレーを葉っぱの裏にかけます。
数日後アブラムシは片栗粉に固められてほとんどが死滅しています。
この方法はとてもオススメです。
とてもお手軽ですよね。
スプレータイプのアブラムシ対策はまだまだあります。
片栗粉はべたべたするから嫌だという方は安心してくださいね。
牛乳スプレーをかける
この牛乳スプレーのよさは
- アブラムシを退治出来る
- 霧吹きと牛乳だけでお手軽
ということです。
霧吹きに牛乳を入れて全体的に吹き掛けるだけです。
植物にまんべんなくかけます。
その後日当たりがよく、風通しがいい場所に移します。
その後牛乳が乾燥するのを待つだけです。
ただこれにもデメリットがあります。
牛乳の臭いがくさい!
これさえ耐えられれば大丈夫です。
また、牛乳スプレーをかけることでアブラムシが呼吸できなくなります。
それと同時に葉も呼吸できなくなってしまうんです。
なので、アブラムシが退治出来たらやることがあります。
それが葉についた牛乳スプレーを水で洗い流してあげる事。
牛乳スプレーは材料がお手軽ですが、
牛乳が自宅にない場合がありますよね。
その場合でも大丈夫です。
他の方法を試してみましょう。
お酢スプレーをかける
材料ですが水1リットルとお酢30ccです。
これなら大体家にあるのでお手軽ですね。
この材料をスプレーボトルに入れれば完成です。
それを葉っぱの裏にスプレーすればOK。
でもなかなか臭いも強烈です。
このお酢スプレー。
実は殺傷能力が低く葉が黒く変化してしまうので私はあまりおすすめはしません。
さあとうとう最後の一種類になりましたね。
これは殺傷率7割という多分今まで紹介してきたなかで1番効力があります。
いままで紹介してきたアブラムシ退治方法が効果が薄かった
などと言う人にはオススメです。
重曹スプレーをかける
材料ですが
- 水475cc
- 重曹3.5g
- 植物油20cc
- 台所用洗剤5cc
です。
これで500㏐のペットボトル1本分です。
作り方はとても簡単。
スプレーボトルの中に材料を入れて混ぜるだけです。
効果の程ですが、
先程も言った通り7割近くを死滅させることが出来るのでかなり便利です。
ですがデメリットもあります。
なんと花や葉の色が変化してしまうのです。
吹きかけると葉が黒くなってしまいます。
見栄えが悪くなってもいいという方にはオススメです。
牛乳スプレーの時のように作業が終わったら洗い流す
というのも黒くさせない一つの方法ですよ。
今までの方法で効果に満足できない方は最終手段を使うしかありません。
農薬を使いましょう。
ただし今から紹介するのは人体に影響は無く安全なものです。
アブラムシが大量発生したらやっぱり薬剤!天然由来のものを使おう!
薬剤と言われてると危険そうなどと思いますよね。
でも大丈夫です。
天然由来のものなら人体に影響はありません。
今から天然由来物について紹介したいと思います。
アブラムシに効くおススメの3種類。
- ハッパ乳剤
- ビレトリン
- アーリーセーフ
まずはハッパ乳剤。
材料はなたね油。
とても安全ですね。
実は説明書きには「ハダニ」「うどんこ病」と書いてあります。
でも、アブラムシにも有効なのでよかったら試してみてください。
ハダニは結構悩みの種だったりします。
今はハダニ被害がなくても1本あると便利ですよ。
次にピレトリン。
材料は主に除中菊を抽出したピレトリンという物質を使っています。
これですね。
ただ、めちゃくちゃ値段が高い!!
興味のある方は画像をタップ、またはクリックしてみてください。
びっくりすると思いますよ(笑)
ただ、お値段の通り「こうかはバツグンだ!」
次にアーリーセーフ。
ヤシ由来の油を使っています。
こちらもおススメですが、全滅までには時間がかかるなんという口コミもあります。
このように薬剤だからといってすぐに危険と決めつけてはいけません。
安全な種類もあるのです。
あなたにぴったりのアブラムシ駆除方法は見つかりましたか?
わたしの中でのオススメはやはり重曹スプレーですね。
ではそろそろまとめに入りたいと思います。
アブラムシを簡単に退治する方法~まとめ~
今回はアブラムシの退治方法についてお伝えしてきました。
アブラムシの弱点
- 黄色い物に引き寄せられる
- 光の反射に弱い
- テントウムシが天敵
です。
さらにアブラムシ駆除方法には様々なスプレーを使った方法があります。
- お酢スプレー
- 牛乳スプレー
- 重曹スプレー
- 片栗粉スプレー
農薬だからといって全て危険という訳では無いです。
天然由来という安全なものがあります。
自分に合った方法で無理なくアブラムシを退治して、安全な家庭菜園を楽しみましょう!!
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