細い茎にたくさんの葉を付ける姿が、可愛らしく魅力的なワイヤープランツ。
特徴的な姿だからこそ、多くの方が同じ悩みを抱えます。
「葉が落ちてしまう」
この悩みを抱く方は多く居るのではないでしょうか?
私もワイヤープランツについては、この「葉が落ちてしまう」という悩みを友人からよくされます。
相談してくる多くの方は、少しだけ勘違いをしている方が多いんです。
ワイヤープランツは、丈夫で育てやすいイメージが強い方も多いと思います。
本当にそのイメージを真に受けて良いのでしょうか?
管理の基本と、これから気になる冬越しについて。
詳しく見ていきましょう!
Contents
ワイヤープランツの葉が落ちる原因は?
まずは管理の基本から見てみましょう。
ここにも葉が落ちる原因が隠れています。
正しい知識を身に付けて下さいね!
ワイヤープランツは日向でも、日陰でもスクスクと育つ強い植物です。
日陰でも大丈夫な事を耐陰性(たいいんせい)と呼びます。
この耐陰性がある植物なので、室内でも十分に育てる事が可能となります。
とはいえ、日光がないと株が大きく育ちにくくなります。
カーテン越し程度の日光を当ててあげましょう。
直射日光を当ててしまうと葉焼け等を起こす可能性があります。
「葉が落ちてしまう」原因になりかねません!
また室内で注意をしたいのはエアコン等の風です。
エアコン等の風が直接当たると葉が傷みます。
直接の風が当たる場所は避けましょう。
冬場であれば温度にも気をつけましょう。
ワイヤープランツは極端には寒さに強くありません。
気温が0℃以下となると弱ってしまうんです。
0℃以下にならないように注意をして下さい。
こちらも「葉が落ちてしまう」原因になります。
もう一つ、気温に注意すべき工程があります。
それは水やりです。
ワイヤープランツは冬場は休眠しています。
休眠中は水やりのし過ぎになりやすく、根腐れ等の原因となります。
気温を目安にやり方を変えましょう。
気温10℃が基準となります。
気温10℃以上の時は、土が乾いたらたっぷりと水を与えて下さい。
反対に気温が10℃以下の時は、水やりの回数を減らします。
具体的には土の表面が乾いてから2〜3日後に水をたっぷり与えましょう。
水を与えすぎると根腐れしてしまうかもしれません。
与えなくても元気が無くなってしまいます。
どちらに偏っても「葉が落ちてしまう」原因になるんです。
植物の様子を見ながら、水やりの回数を調整しましょう。
ちなみに、中には観葉植物を、洗面所やお風呂場で育てたいという方も居るかもしれません。
念の為、触れておきます。
まず洗面所やお風呂場で観葉植物を育てる為の条件を知りましょう。
- 日当たりが確保出来ること
- 風通しが確保出来ること
つまりは大きな窓などが無いと、植物を育てる事は難しいと思って下さい。
基本的には熱帯雨林原産の植物が育てやすくなります。
ワイヤープランツの様に比較的丈夫な種類のものも育てる事は可能です。
葉っぱが細かく落ちるので処理が大変かもしれません。
そのためお勧めはしません。
でも、育てる事は出来ますので興味がある方は先ほどお伝えした条件のもと、チャレンジしてみて下さいね。
ここまでは如何でしたでしょうか?
室内での注意点は
- 日当たり
→直射日光はダメ。でも、日光は必要。 - 気温
→0℃以下はダメ。 - 水やり
→あげ過ぎ、与えなさ過ぎはダメ。
気温10℃を目安に水やりをする回数を変える。
この様に大きくは3つのポイントで
「葉が落ちてしまう」原因を解消出来ると思います。
この他で私が友人から受ける質問で、葉が落ちる事の相談と同じくらいに多いものがあります。
それは
「葉が黄色くなってしまう」事です。
葉が黄色くなるのは何故なんでしょうか?
対処する方法はあるのでしょうか?
ワイヤープランツの葉が黄色くなってきたら?
ちゃんと育てている筈なのに「葉が黄色くなってしまう」事も多いですよね?
原因は当然ながら植物がダメージを受ける事で発生します。
上に書いた内容からも分かると思いますが、主な原因を説明していきます。
原因①
[直射日光などの強い日光に当て過ぎている。]
この場合だと葉が変色してしまう可能性があります。
原因②
[水やりを間違えている]
気温によってやり方を変えて居ないと、植物に負荷が掛かってしまう事もあるんです。
原因③
[葉水をしていない。]
葉水と呼ばれる、霧吹きで毎日一回ずつ水を吹きかける工程が出来ていないのかもしれません。
葉水をする事で害虫の防止に。
また同時に葉を濡れたティッシュ等で葉を拭いてあげましょう。
葉に付く汚れを取る事が出来、元気に育てる事が可能となります。
害虫や汚れが溜まっても葉や株間が弱ります。
葉水をしない事は「葉が黄色くなってしまう」原因となります。
原因④
[栄養が足りていない]
冬場は休眠中と説明しました。
なので肥料は必要ありません。
春〜秋頃まででは肥料が必要となる事もあるんです。
この時期に元気が無く「葉が黄色くなってしまう」様であれば、10日に1回程規定量に薄めた液体肥料を与えて下さい。
如何でしたか?
「葉が黄色くなってしまう」原因の4つを押さえておきましょう。
その原因を取り除いてあげる事で防ぐ事が出来ます。
ここまで書いた様に寒さに特別は強くない、ワイヤープランツ。
その為、冬場に気を付ける事が少し多くなります。
なので冬場の管理に少し不安がある方も多いようです。
ここでは冬越しについての注意点をまとめたいと思います。
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ワイヤープランツが元気に冬を越す方法!
ここからは疑問や不安に思う方が多い、冬越しの注意点についてまとめます。
既に書いた内容も出てきますが復習と、冬場の注意点のまとめとして改めて覚えて下さい。
注意点①[気温]
ワイヤープランツは0℃を切ると枯れてしまいます。
また10℃以下で成長が鈍くなるんです。
霜にも弱い為、10℃を切るような気候になったら室内へ入れた方が無難となります。
注意点②[置き場所]
室内に入れたワイヤープランツにも日光を当てましょう。
直射日光よりカーテン越しの日光の方が良いです。
10℃以下とならない様に管理しますが、エアコンの風が直接当たらない場所に置きましょう。
注意点③[水やりと肥料]
冬場は休眠状態です。
多くの水は必要無いので、土表面が乾いてから2〜3日後に与えましょう。
葉が落ちる様なら回数を増やして下さい。
また葉水と呼ばれる、霧吹きで水をかけてあげる工程も忘れない様にしましょう。
この時、同時に葉を拭き綺麗にしてあげて下さい。
肥料に関しては冬場は不用となります。
休眠状態では肥料焼けしてしまうからです。
如何でしたか?
冬越しの注意点もまとめてしまえば、大きくは3つだけです。
基本の管理方法として覚えてしまいましょう!
そして併せてもう一つ覚えて欲しい事があります。
育てた事がある方は分かると思うんですが、ワイヤープランツは根が尋常じゃなく伸びるんですね。
この根の管理はどうしたら良いのでしょうか?
ワイヤープランツが冬に根詰まりしたら植え替えしても大丈夫?
2〜3年に1度、植え替えが必要となります。
根がはみ出たり、土が水を吸いにくいなどが出たら植え替えの合図です。
植え替えの適期は4月〜6月となります。
極端に暑い時期、極端に寒い時期に負荷の掛かる作業はしません。
冬越しの間は休眠中なので根が極端に伸びる事もないでしょう。
しっかりと暖かくなってからの作業として下さい。
この様にある程度強い植物であっても、暑い時期や寒い時期に負荷は掛けません。
年間のスケジュール等を把握して、計画的に育成する事もガーデニングの基礎ですよ。
ここまでのポイントを押さえて頂ければ、ワイヤープランツを上手に育てられると思います。
最後にまとめとなります。
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ワイヤープランツの上手な育て方~まとめ~
ここまで如何でしたでしょうか?
ワイヤープランツに関して、私が友人達からよく受ける悩みを中心にご紹介してきました。
[葉が落ちる」「葉が黄色くなる」という悩みが多かったですね。
また冬越しに不安を覚える友人が多かったです。
皆さんも当てはまる方が多いのではないでしょうか?
それぞれで
- 置き場所
- 日当たり
- 気温
- 水やりと肥料
これらのやり方を季節に応じてポイントを覚える事が大切でしたね。
基準となる気温を10℃で見て頂けると安心して対応出来ます。
忘れがちになりそうなのは「葉水」ですかね?
霧吹きを忘れないで下さいね!
ワイヤープランツは丈夫な植物です。
でも、放っておいて良い訳ではありません。
正しく管理をして育ててあげて下さい。
しっかり育つと本当に可愛らしい植物ですし、上手く育てば花も付きます。
でも失敗すると…禿げ散らかした姿になってしまうんです。
そんな姿は嫌ですよね?
もしよかったらこの記事や育ててみた感想を聞かせていただけると幸いです。
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