ネモフィラといえば一面に広がる青い花が魅力の植物ですよね。
有名なところだとひたち海浜公園のネモフィラ畑ではないでしょうか?
こちらは日本の絶景としても取り上げられたこともあり、あなたもご存知なのでは?
このように一面に広がる青い花に魅了される方も多いですよね。
かくいう私もその一人です^^
なので花を増やしたいという要望も多い!
ネモフィラはその時期が過ぎたら同じ株からはお花が咲かない一年草。
つまり、花を増やすのであれば採種が必要となります。
そこで今回は「ネモフィラの採種」と、その後の「ネモフィラの種まき」について詳しく紹介をしていきましょう。
これで来年はもっとキレイなネモフィラ畑があなたのお家に!
なんていうのも夢じゃないかもしれませんね^^
最後まで読んでいただければ憧れの一面に広がる青いお花畑に近づけるお手伝いになると思いますよ。
Contents
ネモフィラってどんな花?基本情報から知っておこう!
まずはネモフィラの基本的な情報から押さえていきましょう。
ネモフィラはハゼリソウ科のネモフィラ族という分類に属する植物です。
原産国は北アメリカ西部で、草丈が10cm~20cmの一年草となります。
また花色は青のイメージが強いですが、青の他にも白や濃紫の花も存在するんですよ。
私は紫も青と同じくらい好きですよ。
ネモフィラは耐寒性があり比較的寒さには強い植物です。
その反面、暑さには弱い植物となります。
また和名が素敵で「瑠璃唐草(るりからくさ)」という名前が付いているんです。
可憐で青が印象的なネモフィラには、こちらの和名の方がしっくりくるかもしれませんね。
素敵な名前なので良かったら覚えてみてくださいね。
ネモフィラの基本情報はいかがでしたか?
こうした情報を見る時には、耐寒性や耐暑性を原産国と併せてチェック!
そうすると育てるときにいいヒントが得られることもありますよ。
また多年草か一年草かも必ず確認しましょう。
一年草なのに毎年枯れてしまう…なんて相談をたまに見かけたりしますからね(^-^;
それでは本題の採種についての説明をしていきましょう。
【おすすめ記事はこちら】
ネモフィラの採種のポイントとは?
ネモフィラは一年草なので、花を咲かせ実を結ぶと枯れます。
この時に枯れて終わりではなく、ネモフィラはしっかりと種を残してくれるんです。
ぜひ毎年、この種を採種するようにしましょう。
ネモフィラの種を採種すれば、翌年に再度種を買ってくる必要ない!
さらに、次の年もネモフィラを楽しむことができます。
しかも上手く採種すれば、前年以上に多くの花を楽しむことだってできるんですよ。
これはネモフィラ好きのあなたなら「やらない!」という選択肢はないですよね。
この種を活かす方法には、大きく分けて
- 種をきちんと保存する「採種」
- そのまま放置する「こぼれ種」
この2通りの方法があります。
それぞれについて説明していきますね。
採種について
まずは採種と呼ばれる、人間の手で意図的に種を採る方法です。
ネモフィラは花が終わった後に緑色の実を付けます。
小さい実ですが、顔を近づけてみるとすぐに見つけられますよ。
そしてこの丸い実の中にネモフィラの種が入っているのですが、この緑色の状態では種は採れません。
実が茶色くなるまでは採種ができないんです。
実を早く茶色くするにはコツがあります。
花が終わった株を横に倒してしまうんです。
そうして実が日光に当たるようにして置いておくと、緑色の実が早く茶色へと変化しますよ。
実が茶色く変色したら乾燥させましょう。
新聞紙の上に広げてしっかりと乾燥させるいいですよ。
新聞紙って結構水分を吸い上げてくれるので。
もし新聞紙がなくてもキッチンペーパーなどで代用可能です。
中には年に何回かしか使わないから、コンビニで1日分だけ買っておくなんていう方もいましたね。
さらにその後は乾燥剤を入れた密封できる袋で保存してください。
なるべく湿気を残さないのがポイントですよ!
または冷蔵庫の野菜室で保存しても大丈夫です。
こぼれ種について
こちらの「こぼれ種」とは人間が意図的に蒔いた種ではなく、自然に落ちた種から植物が育つことを指します。
つまり、あくまで自然の営みの中で育つものですね。
そのため種の採り方という説明ではありません。
採種したほうが確実に翌年も花を楽しめますが、自然の営みに任せることも可能。
またこういう考え方や、楽しみ方があることを知っておくのもありでしょう。
こちらのコツとしては、花がら摘みをし過ぎないということです。
恐らくネモフィラに限らず、花をたくさん付けるためのポイントとして花がら摘みをこまめにするというポイントが紹介されると思います。
しかしこぼれ種で育てるのであれば、花がらは必要です。
はじめからこぼれ種をすると決めている場合では、花がらを全て取り切ってはダメですよ。
種の採り方についてはいかがでしたでしょうか?
基本的には意図的に採る「採種」が主体となると思います。
こちらの方が確実に翌年に繋げられますからね。
もし「こぼれ種」を選択するのであれば、必ず花がら摘みをほどほどにしましょう。
あくまで自然の営みに任せるスタンスですよ。
では種の採り方が分かったところで、続いては種まきについても見ておきましょう。
ネモフィラの種まきの時期と方法は?
ネモフィラの一般的な種まきの時期は、9月~11月の秋ごろになります。
秋に種まきをして冬越しをし、翌年の春に花を咲かせるんですね。
ただ寒冷地の場合には異なり、4月~5月に種まきをします。
またその場合では、6月~8月上旬が開花期です。
ネモフィラの種まきは、ネモフィラが移植を嫌うこともあって直まきがベターとなります。
プランターにまく場合は、水はけが良く肥料分の少ない土を選んでください。
たとえば赤玉土に園芸用の土、または腐葉土を混ぜると良いでしょう。
種をパラパラと直まきして、軽く土を被せて発芽を待ちます。
発芽までは乾燥し過ぎに注意が必要です。
ただし湿気が高すぎると発芽した苗が根腐れしてしまうこともあります。
それを防ぐためには
土の表面を良く観察して、乾燥し過ぎない程度に管理してください。
またネモフィラの種は光を嫌う性質があります。
日光を避けるために、土を被せることを忘れないようにしましょう。
その状態で通常であれば10日ほどで発芽します。
発芽後は直まきの場合は、株間が10cmとなるように間引きをしましょう。
ネモフィラの種まきはわかりましたか?
特別難しいことはありませんね。
育苗ポットでも育てられますが、ネモフィラの性質から直まきをおすすめしています。
ポイントは種は日光に当てないことと、水はけの良い土を使うことです。
ここまででネモフィラの種の取り方、そして種まきまで紹介しました。
最後にまとめになります。
【よく読まれている記事はこちら】
ネモフィラの種の取り方と種まきのポイントとは?~まとめ~
今回は「ネモフィラの種」に焦点を絞って紹介してきました。
それぞれのポイントは押さえられたでしょうか?
ネモフィラは一年草なので、採種することを強くおすすめしましたね。
しっかりと種を採れれば、翌年はより多くの花を楽しむこともできます。
種を採るには「採種」と「こぼれ種」がありましたね。
確率を高めるなら「採種」を選択しましょう。
こぼれ種も管理する側としては楽チンなんですけどね。
採種のポイントは
- 実が茶色くなるまで待つこと
- しっかり乾燥させて保存すること
でしたね。
種まきに関しては秋ごろと覚えてください。
ただ寒冷地のみ春になります。
こちらのポイントは土を被せることと、水はけの良い土を使うことでした。
このように特別難しいことはなく、ちょっとしたポイントだけをそれぞれ押さえれば失敗もないでしょう。
ぜひ上手く採種して、たくさんのネモフィラの花を楽しんでくださいね!
良かったらあなたの自慢のネモフィラ畑やこの記事の感想を教えていただけると嬉しいです^^
【関連記事はこちら】