ジリジリと照りつける夏の強い日差し。
あちらこちらで植物たちが夏の暑さと乾燥でぐったり。
そんな中、うだるような夏の暑さをものともせず、何食わぬ顔で元気に花を咲かせているポーチュラカ。
夏の花の代表選手ですね。
見た目にも乾燥に強そうな多肉質の茎や葉。
初夏から秋までの長期間、元気に咲き続けてくれる、愛らしくカラフルな花。
そんなポーチュラカは熱帯原産。
暑さにはめっぽう強い!
その反面、寒さには弱く、少しでも霜にあたると枯れてしまいます。
でも、元来とっても丈夫な性質で、ガーデニング初心者にもおすすめの植物!
ちょっとしたコツで、翌年、また花を楽しめちゃうんです!
Contents
ポーチュラカを来年も楽しむためには冬越しという手段がある!
ポーチュラカは1年草です。
でも、1年草ながら、冬越しできれば、翌年も花を楽しむことができるんです!
デリケートな植物とは違い、ポーチュラカは冬越しも決して難しくありません。
挿し芽もとっても簡単!
挿し芽で株を増やしつつ、冬越しできちゃいますよ!
でも、寒さに弱いポーチュラカ。
どうすれば冬越しできるんでしょうか?
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ポーチュラカを室内で冬越しさせる方法!
冬越しさせる1番のポイントは、気温です。
寒さに弱いため、室内に取り入れる事が大事!
あとは、ポイントを押さえて育てれば、誰でも冬越しできちゃいますよ!
それでは、いよいよ冬越しの具体的な方法をお伝えします!
庭からの鉢上げ方法は?
庭に地植えしている場合、そのままでは冬が来れば寒さで枯れてしまいます。
そこで、寒さが気になる11月頃には掘り上げます。
掘り上げる際には、茎を地際から数センチのところまでカットしておきましょう。
鉢植えに移し替え、室内に取り入れます。
ここでもう1つポイント。
ポーチュラカは挿し芽をして冬越しすることもできます。
方法も簡単。
- 秋の初め頃、元気で勢いのある茎を10センチほど切り取り、挿し穂にします。
- 土に差す部分の葉は摘み取り、鉢植えに用意した土に挿します。
(花が付いている場合も摘み取ります。) - 挿した後は、半日陰に移動させ、乾かない程度に水を与えます。
2週間程度したら、発根してきますよ。
その後は、室内で管理しましょう。
親株だけでは心配な場合も、こうして挿し芽を作ってストックがあれば安心です!
日光が大好きで、真夏の暑さにもへこたれない強さを持っているポーチュラカ。
室内ではいったいどれぐらいの日当たりがあればいいのでしょう?
どれくらいの日当たりが好みなの?
室内に取り入れたあとは、室温に気を付けることが大事です。
もちろん、天気のいい日などは、日当たりのいい窓辺などの場所に置くことも大事です。
ただし、夜間の窓辺などは気温が下がりがちですよね。
そんな時は、あたたかい場所に移動させるなど工夫しましょう。
夜の間だけリビングのテーブルの上なんかに置いておくのがおススメですよ。
そして、室温は12℃以上を保つよう、気温に気を付けることが大切です。
乾燥気味を好むポーチュラカ。
冬越し中の水やりはどうしたらいいのでしょうか?
水やりはどれくらいの頻度で?
多肉質の茎や葉を持ち、乾燥気味を好みます。
なので冬場は逆に、多湿で根腐れしてしまう方が心配です。
冬越しのため室内に取り入れている間は、水やりの量を減らします。
もともと冬は夏のように元気に育つ時期ではないですからね。
土の表面が完全に乾いることを確認したら、コップ3分の1程度の量の水を与えましょう。
これがコツですよ。
寒い冬も何とか超え、やっと冬越しができたポーチュラカ。
春からの植え付け方法とは!
ポーチュラカが冬越し出来たらどうすればいい?
念願の春がきて、冬越しさせたポーチュラカがいよいよ成長してきます。
前年の株であれば、ひと回り大きな鉢に植え替えます。
そして根の成長を促していきましょう。
ポット苗に挿し芽した場合は、そこに十分根が回っていれば大丈夫。
庭に地植えしてもいいですし、鉢に植え付けてもかまいません。
ぐんぐん成長していくポーチュラカ。
手のかからない植物ですが、植え付け後の基本的な管理方法についてまとめてみました。
- 十分な日当たりを確保。
- 過湿は禁物。乾燥気味に。
- 多肥は禁物。元肥のみで十分。
ほら。
面倒くさがり屋さにもピッタリ!
元気いっぱいの愛らしい花をたくさん咲かせましょう!
いかがでしたか?
それでは、ポーチュラカを室内で冬越しする方法を振り返ってみましょう!
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ポーチュラカを室内で冬越しする方法~まとめ~
ポーチュラカ冬越しポイント!
- 地植えしている株、鉢植え、挿して増やした株は、11月には室内に取り入れる。
- 室内の気温は12℃以上に保つ。
天気のいい日中は、あたたかな窓辺などで育てる。 - 冬越し中の水やりの量は減らす。(コップ3分の1程度の水)
多湿は根腐れの原因。
土が完全に乾いているか確認。 - 冬越しできた株はひと回り大きな鉢植えに植え付け。
増やしてできた株は、根がポットに十分に回っていたらいつでも植え付け可能。 - 春からの管理は、十分な日当たり、過湿にしない、多肥にしない事を守る。
夏を元気に彩ってくれるポーチュラカ。
管理も楽で、夏の乾燥にめっぽう強い魅力的な植物です。
でも、それだけではありません。
冬越しも難しくなく、株も簡単に増やせます。
さあ、翌年の夏。
あなたは、冬越しできたポーチュラカを使ってどんなガーデンを思い描きますか?
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