
今回は夏野菜の代名詞、トマト。
その中でも、料理にも使いやすいミニトマトのご紹介です。
とても育てやすい野菜の一つですが、今回はもっと簡単に。
プランターでの育て方です!
プランターで育てることのメリットは・・・
畑がなくても、庭先やベランダで手軽にはじめられること。
道具も最小限で大丈夫。
初心者の方にも、失敗しにくい方法を紹介しています。
- 収穫量をアップさせるポイント。
- トラブルがあったときの対処法。などなど
分かりやすくお伝えしていきます。
もちろん、植え方やプランター選びの基本もです。
夏に向けて何を植えるか迷っているあなた!
ぜひチェックしてみてください!
家庭菜園を始めるきっかけがつかめるかもしれませんよ!
Contents
ミニトマト育て方~ビギナーにおススメのプランター栽培~
さぁ、ミニトマトを育てましょう。
ミニトマトはとても育てやすく、お手入れも簡単!
プランターで育てれば、よりお手軽にはじめられます。
初心者の方でも大丈夫!
ポイントを守り、たくさん収穫しましょう。
そのまま食べても美味しい。
料理しても美味しい。
トマトが好きな人ならぜひチャレンジして欲しいものです。
なぜなら・・・
実は、スーパーに出回っているトマトの多くは青いうちに収穫されます。
そのまま時間が経つとどんどん赤くなっていくのですが・・・
収穫して、緑から赤に変わったトマトと、赤くなるまで収穫せずに熟したトマト。
味が格段に違います。
熟した瞬間まで栄養が送られているわけですから、当たり前ですよね。
皮のハリや厚さ、香りにも驚いていただけるはずです。
まずはトマトがどういう環境で生きてきたのか?
ここを知っていると栽培もやりやすくなりますよ!
原産
トマトの原産は南アメリカの赤道付近。
太陽がサンサンと降り注ぐ、雨の少ない地域です。
トマト自体、太陽のように赤く、しっかりとした酸味と甘味を兼ね備えた野菜界の主役ですよね。
その原産地を思い浮かべていただければ分かるように・・・
日本では太陽の力が強くなる夏が旬の野菜となります。
ご想像通り、
プランターのおき場所は太陽がしっかりと当たる場所にしましょう。
そして気になる水の分量。
たっぷりあげてもいいのか?少な目がいいのか?
水やり
先ほどもお伝えしたように、雨の少ない地域ですから、水やりはできるだけ控えます。
水やりの目安は葉をよく観察することで解決!
葉が少し垂れてくる程度まできたら水やりをします。
与えるときは、底から水が出てくるまでしっかりと与えます。
与えすぎるとどうなるのか・・・
味が水っぽくなると言われています。
水を与えないほうが甘いトマトができるということですね。
また、水やりをしなくても夕立など雨が降ったりするとおもいます。
そのときには屋根のあるところに移してください。
余計な水分は不要なんです。
いろんな場所に移動できることがプランター栽培のメリットですね。
そういえばプランターといってもたくさん種類があります。
ミニトマトには、どんなプランターがいいのか考えてみましょう。
【おすすめ記事はこちら】
ミニトマトにはどんなプランターがいい?~失敗しない植え方~
プランターにはいろんな形と大きさがあります。
私がおススメするのは丸いプランターです。
こういう感じのものですね。
ホームセンターなどに行けば軽いものも多数そろえてあると思います。
自分の気に入ったプランターが見つかるといいですね^^
丸いプランターにする理由は3つ。
- 一株ずつ植えてよく観察できる。
- 支柱が立てやすい。
- 病気になったとき、うつりにくい。
です。
一株植えるとすると、どのくらいの大きさが必要でしょうか。
大体直径も深さも30センチあれば十分でしょう。
- 底には一面に鉢底石を敷き、水はけを良くします。
- その上に野菜用培養土。だいたい縁から3センチ下くらいまで入れましょう。
- 苗を植える。底から水が出るまでしっかりと水やりをします。
- 支柱を立てる。
支柱の立て方は主に2種類あります。
すでに支柱をお持ちの人は三本を等間隔に挿し、ピラミッド状にします。
上の重なった部分を麻ひもでくくればOK。
より簡単なのは、輪っかつきの支柱が売っています。
輪っかの周りに支柱がついていて開いて土に挿せば苗を取り囲むようにできるものです。
安価で手に入るので、ビギナーにはとてもおススメです。
朝顔を育てるときなんかによく見かけるようなタイプのものです。
さぁ、準備は整いました!
苗が伸びてきたら・・・
ココからが収穫量を左右するお手入れのはじまりです。
より美味しいトマトに。
よりたくさんのトマトを。
その方法を見ていきましょう。
ミニトマトは何個くらい収穫できる?~たくさん実らせる方法~
ミニトマトは大体初心者の方でもポイントを守れば100個くらい収穫できます。
そのポイントを分かりやすく紹介していきますね。
ミニトマトの栽培に欠かせないのが「わき芽かき」。
わき芽とは、もともと伸びていた枝と枝の間から、もう一本伸びてくる枝のことをいいます。
大体1週間に一回くらいやれば大丈夫です。
最初は分からなくてもよく見ていると「これだ!」とわかるようになります。
私も初心者の頃はどれがわき芽か全然分かりませんでした。
でも毎週みていたら・・・
伸びてなくてもわき芽の芽くらい(わき芽のとても小さい状態)ですぐ発見!
無心で、サッサとわき芽かきが出きるようになりましたのでご安心ください。
わき芽ってそのまま置いておくとどうなるでしょう。
実はちゃんと花を付けてミニトマトができるのです。
なので、わき芽を取らないという作り方もあります。
ですが、プランターで栽培する場合。
ミニトマトに与えられる栄養にも限りがあるのはお分かりいただけますか?
なので、栄養が分散しすぎると本末転倒。
収穫するのにとても時間がかかり、おいしくないトマトができます。
しかも小さいものばかりになってしまうんです・・・。
プランター栽培の時にはわき芽をすべて取り除きます。
いわゆる「1本仕立て」がおススメです。
つまり、脇芽はどんどんとって最初に出てきたもの1つに集中させます。
そうすることで、どんどん鈴なりにミニトマトがなります。
赤くなるスピードも速くなり、収穫量もアップしますよ。
必要なところに絞って栄養を送るのはとても大事なことなんですね。
肥料
プランターでは栄養に限りがある。
それは、地植えに比べてデメリットともいえます。
プランターでもおいしいミニトマトをつくるため・・・
的確に追肥を行い、栄養を絶やさず、たくさん収穫しましょう!
追肥は、最初の実が膨らみ始めたら行います。
苗に絶対触れないように株の周りに追肥します。
2週間に1回、化成肥料を10gづつ。それ以上は必要ありません。
肥料は多すぎると根ぐされの原因にもなります。
適量を守って、正しく使いましょうね。
さて、追肥も行い収穫できるようになって来ました。
ミニトマトを収穫しようと見てみると・・・
しょぼんとしおれていた!
葉が枯れている!?
いつもと違う様子のミニトマト。
元気を取り戻すために、原因と対策を前もって知っておきましょう。
ミニトマトの葉がしおれてきたらどうする?~3つのトラブル~
ミニトマトの葉がしおれているのにはいくつかの原因が考えられます。
対策が分かれば事前に防ぐこともできます。
順番に見ていきましょう。
よくあるのがこの3つ。
水不足
水やりは少なめで大丈夫!
と言いましたが限界はあります。
プランターは地植えに比べて乾燥しやすいのは当たり前。
中の土まで完全に乾燥していると枯れてしまいます。
対策は、ただちに底から水が出るまでしっかりと与えることです。
土が高温になった
プランターだと、土の量が少ないですよね。
外気の温度に、すぐに影響されます。
すごく暑い日が続いている。
異常気象のようにジリジリしている。
そんなときは、土の部分だけ影にするなど工夫してください。
土が高温になると根が負けてしまい、栄養が送れなくなってしまいます。
真夏だけは少し気をつけてみてあげてくださいね。
水が多すぎて、肥料が多すぎて根ぐされした
これはよくおこるトラブルです。
水が多すぎること、高温なことの2点が揃うと蒸れます。
肥料が多すぎると、肥料焼けを起こします。
肥料焼けというのはびっくりして、根がもともと持っていた栄養を放出し始めることです。
根が腐ってしまうと、もう打つ手がありません。
ですが、このトラブルは私たちの采配しだいで起こらないトラブルでもあります。
水やりの基本を守る。
肥料の量を守る。
この二つを徹底して、防ぎましょう。
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ミニトマトのプランターでの育て方~まとめ~
いかがでしたか?
買うよりも美味しいミニトマトが自宅で栽培できるんです。
しかも、一株で100個くらいは収穫できるのですから植え甲斐もあります。
たくさんミニトマトを収穫するのも大切です。
でも美味しいミニトマトがいいですよね。
そのためにもわき芽かきを丁寧に行います。
一粒ずつのクオリティを上げていくイメージです。
もっというと、ミニトマトの花は10個くらい一気に咲きます。
先の4つくらいをはさみで落とします。
そうすると不思議なくらい残りの6個が早く膨らみ赤くなるのです。
そこからも分かるように、栄養は分散されているのです。
どこに重きをおいて育てるのか。
自分の考えがストレートに出る野菜といってもいいでしょう。
水やりは控えめに。
太陽の光は思いっきり与えましょう。
ただ、土が高温にならないようにだけ注意でしたね。
本当にすこしのポイントで、簡単に栽培できる初心者にぴったりのミニトマト。
必ずヘタの下まで真っ赤にしてから収穫すること。
これだけは約束ですよ!
美味しい採れたてのミニトマトを楽しんでくださいね!
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