ジャスミンは「簡単」な育て方で自宅のベランダでもお庭でも咲かせられるってご存知でしたか?
今回の記事では、わたしの大好きな『ジャスミン』の魅力と育て方を分かりやすく解説します♪
まず、ジャスミンの5弁のしろい、小さな花びらはとても可憐♡
アラビアンジャスミン(マツリカ)は、香り高くて、少し手間をかければ「ジャスミンティー」にもできちゃう!
しかも、ジャスミンは基本的には暑さや病気に強くて丈夫な植物。
なので、品種にもよりますが、子育てで忙しい方や初心者にも育てやすいお花です。
今回は、日当たりや誘引などジャスミンの栽培に重要な情報をPickUpしました!
また、「ジャスミン」という呼び名でも
実は全く別の植物で「有毒」「猛毒」の種類もあるので要注意!
そのあたりの重要な情報もバッチリお届けいたしますのでご安心ください。
下記のジャスミンは「品種」別のさらに詳しい情報もお伝えします!
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「ハゴロモジャスミン」
「マダガスカルジャスミン」
「カロライナジャスミン」
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ジャスミンをお庭やベランダで育ててみたいという方はぜひ参考にしてみて下さいね♪
では、さっそく「日当たり」についてお伝えします!
Contents
ジャスミンの育て方!日当たりのよくない部屋でも育てられる?
ジャスミンは基本的に日当たりの良い所でないと育ちません。
というのも、ジャスミンは原産地がアジア・アフリカの亜熱帯から熱帯にかけての地域だから。
日光エネルギーが豊富な地域がふるさとなんですね。
ただ、日本という四季がある地域で育てる場合には部屋で育てた方が良い場合もあります。
たとえば、雪や霜の降りる季節には、暖かい室内の窓際に株を移さなくてはいけません。
南九州の一部や沖縄など通年で5℃以下にならない地域では路地で冬越しすることも可能です。
逆に北海道などの一年を通して寒さの厳しい地域では、温室でないと育てられない場合もあります。
また、真夏の日差しの強い時期は、「葉焼け(はやけ)」を起こすことがあります。
葉焼けするとジャスミンの葉っぱが「白」や「茶色」などに変色してしまい枯れてしまいます。
葉焼けしたジャスミンの葉っぱは元には戻せません!
だから、葉焼けを防止するための「対策」が大切なんです。
そこで、3つの重要な「葉焼け」対策をご紹介します。
ジャスミンの「葉焼け」対策① 【半日陰で管理する】
すだれやグリーンカーテン、遮光(しゃこう)ネットで「半日陰(はんひかげ)」を作りましょう。
作った「半日陰」でジャスミンを管理すれば、日焼けのリスクが減ります。
ジャスミンの「葉焼け」対策② 【水やりは朝か夕暮れ時に】
水やりで急激に葉の温度を下げてしまうと、ジャスミンの葉っぱは「ビックリ」して枯れるんです。
これが真夏に多い「葉焼け」の原因の一つです。
だから、水やりは気温の低い早朝と夕暮れ時に行うのが鉄則なんですよ♪
ジャスミンの「葉焼け」対策③ 【いきなり強い光にあてない】
じつは、これが一番重要な「葉焼け」対策です!
室内で育てていたジャスミンの鉢を屋外に出すときは
必ず、屋外の「日陰⇒半日陰⇒日なた」の順でジャスミンを強い光に慣らしてあげて下さいね♪
基本的に植物を急に強い光に当てると「ほぼ確実」な枯死(こし)が待っていると考えてください!
「葉焼け」対策に関しては以上になります。
「半日陰での管理」「水やりは早朝または夕暮れ時」「外に光には少しずつならす」
これら3つが「葉焼け」対策の重要なポイントでした。
真夏の強すぎる太陽光はジャスミンの健康にとっても有害なんですね。
さて、最後の「葉焼け」対策では少し怖い伝え方をしてしまいました。
つぎは、もっと楽しくてワクワクする話題をお届けしますよ♪
ジャスミンの姿を「美しく」仕立てる作業についての解説です。
つる性のジャスミンを上手に誘引(ゆういん)する方法についてお伝えします!
ジャスミンを上手に誘引するにはどうしたらいい?
「つる性」のジャスミンは「誘引」する必要があります。
具体的な品種は「ハゴロモジャスミン」「マツリカ(アラビアンジャスミン)」など。
ここで、誘引とは、アーチやオベリスクなどの「支柱」にツルをはわせる作業です。
ジャスミンの姿を整えたり株の健康を保つために大切な作業です!
愛情込めて仕立てましょうね♪
「ハゴロモジャスミン」の鉢植えでは、「あんどん」型に仕立てるのが一般的。
苗を植えて育てるのならば「摘心(てきしん)」を行ないましょう。
「摘心」とは新芽を摘み取る作業です。
1本の新芽を摘み取ると「わき芽」が何本か出てきます。
この作業を春から秋にかけて数回繰り返すことでボリューミーな株に育てることができるんですよ♪
「マツリカ」の鉢植えでは、鉢植え用の「ラティス」を使って仕立ててみましょう。
マツリカの場合は新芽の伸びた先に花が咲くので摘心は行わないようにします。
このように、ジャスミンといっても何百種類もありますから、適した仕立て方も品種によって違います。
ですから、育てているジャスミンを購入したお花屋さんで聴くのが手っ取り早いこともあるんですよ。
じょうずに美しく仕立てて、お手入れが簡単に済ませられるようにしましょう♪
でも、せっかく仕立てて万全に準備したつもりでもジャスミンの様子がおかしくなることもあります。
- 葉っぱが落ちる
- 花が咲かない
「なんだか様子がおかしいな」
そう不安に思ったら「ぜひ」確認してもらいたい点がいくつかあります。
次はジャスミンの調子がなんだかスグレないときに読んでほしい情報をまとめました。
ジャスミンの育て方!元気がないときの原因と対策は?
あなたのジャスミン、さいきん、調子はどうですか?
「葉っぱが落ちる」
「花が全く咲かない」
こんな症状が出ていたら確認して欲しいことがいくつかあります。
「日当たり」「気温」「土の状態」「根詰まり」「害虫」「病気」……。
数え上げればキリがありませんね。
そこで、「花が咲かないとき」「葉っぱに元気がないとき」にとくに気をつけて欲しいことについてお話しします。
まずは「花が咲かないとき」
花が咲かないときは?
まず見てほしいのは「枝ぶり」
剪定をせずにボサボサではありませんか?
または、花の咲く時期なのに枝が伸びていない、など。
ジャスミンに綺麗に花を咲かせるためには適切な時期に品種に合った方法で剪定を行う必要があります。
次に「気温」の問題です。
ジャスミンは、0度以下の気温で雪や霜にあたると花は咲きません。
矛盾するようですが、品種によっては3℃前後の寒さを30日ほど経験しないと「つぼみ」がつかないことも。
冬の時期の温度管理はシビアにやってくださいね♪
ジャスミンに花を咲かせるためのポイントはつぎの2点です♪
- 品種に合った剪定
- 冬の時期の温度管理
次は「葉っぱに元気がないとき」のポイントです!
葉っぱに元気がないときは?
まず、確認して欲しいのは「品種」です。
一年中、葉っぱがついたままのタイプや寒くなると自然に落葉するタイプがあります。
次に「水やり」
水不足はもちろん、過水による「根腐れ」も葉が落ちる原因です。
最後に「土」「肥料」
植え替えを忘れてしまって「根詰まり」を起こしていませんか?
また、肥料を多くやりすぎたり、根っこに触れるように与えてしまうと根が「肥料焼け」を起こします。
根が水分を吸収できなくなると水の蒸発を抑えるために葉っぱを落として身を守ろうとするんです。
ジャスミンの葉っぱに元気がないときにチェックするべきポイントはつぎの3点!
- 品種の「常緑樹(じょうりょくじゅ)タイプ」「落葉樹(らくようじゅ)タイプ」を確認する
- ほどよい「水やり」
- 土(根の周囲)に気をつける
次はジャスミンの種類ごとの注意点をまとめてみました!
ひとくちに「ジャスミン」といっても「科」まで違うものまであるんです><
「知らなかった」では済まされない……っ!
アナタの大切なジャスミンを守るために知識を蓄えていってくださいね!
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ジャスミンは種類によって育て方がちょっと違う?
「ジャスミン」と名前がついているからと言って、同じ仲間ではない場合がたくさんあります。
それは、品種によって育て方が違ってくるということです。
だいたい、共通して言えるのは
「寒いのは苦手」
「細かい点はけっこう違う」
こんなところでしょうか?
なんだか、めんどくさそうですね(笑)
でも、だいじょうぶ!
「ハゴロモジャスミン」
「マダガスカルジャスミン」
「カロライナジャスミン」
この3品種についてわかりやすく解説していきます♪
まずは、モクセイ科ソケイ属の「ハゴロモジャスミン」から!
ハゴロモジャスミンの場合
「寒肥(かんごえ)」を2月上旬から3月下旬にかけて施してください。
寒肥は、葉や枝が芽吹く春先ごろに肥料分が効くように緩効性の有機肥料である油かすを1度あたえます。
さらに「お礼肥(れいごえ)」を花が咲き終わった5月下旬から6月上旬にかけて施します。
お礼肥は、花をたくさんつけて弱ったジャスミンの体力を回復させるために与えます。
油かすか緩効性の化学肥料を1度ほどこしましょう!
また、剪定は花が咲き終わったらすぐに行ってください。
時期を逃すと翌年に花がつかなくなります。
アブラムシやハダニが発生したら、市販の駆除剤で防除しましょう!
つぎは、キョウチクトウ科シタキソウ属の「マダガスカルジャスミン」
マダガスカルジャスミンの場合
「寒肥」の必要はありません。
緩効性の化成肥料を成長期の4月中旬から9月下旬にかけて様子をみながら与えましょう。
むずかしければ、2週間に1回の頻度で化成液肥を薄めてあげてみてください!
また、緑色の実がなった場合は、早めに摘み取ってくださいね。
実が熟すのにエネルギーを使ってしまうと株が弱っちゃいます。
病気には強いですが、アブラムシやカイガラムシがつくときがあります。
アブラムシは市販の薬品で退治できますが、カイガラムシは割りばしなどで直接取った方が効果があります。
あと、剪定するときは手袋、長そで、長ズボンをはいて樹液が素肌につかないようにしましょう!
というのも、樹液がついてしまうとかぶれてしまうんです。
しっかり防御しましょうね♪
さいごは、ゲルセミウム科ゲルセミウム属の「カロライナジャスミン」
カロライナジャスミンの場合
「肥料」はそれほど必要としません。
与えすぎると花つきが悪くなるので注意!
「お礼肥」は粒状の化成肥料を株元に少量まいて下さい。
「寒肥」はチッソが少なめの有機肥料(骨粉など)を施します。
また、育て方ではないのですが、重要な注意点がひとつ。
カロライナジャスミンは全草に神経毒を含むのでゼッタイに「花や葉をジャスミンティーの材料にしない」で下さい!
毎年、2~3件ですが、自家製の「毒入りジャスミンティー」で中毒事件が起こっているらしいです。
花の蜜を吸うのも駄目ですよ!
毎年、お庭や公園の「ツバキ」や「ツツジ」のミツを吸ってしまう人は注意しましょう(笑)
いかがでしたでしょうか?
「ジャスミン」というお花は品種によって色々と個性的ですよね。
ビックリした方も多いのではないでしょうか?
ナス科の唐辛子、コショウ科のブラックペッパー、アブラナ科のマスタード
これらを「スパイス」の1単語でひとくくりに呼んでいるのに似ていますよね(笑)
それでは、最後はこの記事のまとめをしたいと思います。
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ジャスミンを元気にきれいに咲かせるための方法~まとめ~
最後にこの記事の内容をさらっと振り返りたいと思います♪
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- 「ジャスミン」は日当たりの良い、暖かな場所が好き!
- 「ジャスミン」に元気がないときは「品種」「気温」「水やり」「土(根の周り)」に注目する。
- 「品種」によって育て方や注意するべきポイントがちがう!
- 有毒種もあるのでむやみに口にしない。
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う~ん、最後の方は物騒な言葉も出てきましたが、しっかりと品種を確認したら大丈夫です。
じっさい、わたしはプランターで育てた「マツリカ」でジャスミンティー作りを楽しんでいます。
就寝前にいただく一杯の「オリジナル・ジャスミンティー」は至福のリラクゼーション!
お肌やダイエットにいいとか、そんな話を知ってさっそくジャスミンの鉢植えを手に入れたのは「わたし」です(笑)
「花より団子」ともいいますしね(笑)
というわけで、ジャスミンは「可憐な」だけじゃない!
癒しに美容に健康に効果バツグンの「ジャスミンライフ」をあなたもいっしょに満喫してみませんか?
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