今回はアロエについての紹介となります。
誰もが聞いたり見たことのある程メジャーな植物ですよね。
アロエは多肉植物と呼ばれる種類で、葉が厚く水分を葉に蓄える植物です。
アロエと一言で言っても種類が多くあります。
その数はなんと500種類以上です。
その中でも代表的なものはキダチアロエ、アロエベラの2つとなります。
皆さんも耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
鉢植えで流通が特に多いのはキダチアロエです。
アロエは様々な利用がされます。
鑑賞、食用、薬用、美容などと幅広く用いられるのです。
そして比較的育てやすいこともアロエの特徴と言えます。
利用用途も多く、しかも比較的簡単に育成ができることが魅力です。
そんなアロエの育成方法の基本を紹介していきます。
今回は観葉植物として人気が高いので、鉢植えでの栽培についての紹介ですよ。
Contents
アロエの育て方を知るために特徴から覚えよう
アロエは5月~9月に成長期となります。
反対に10月~4月は休眠期です。
夏に成長する特徴がありますが耐寒性もあります。
0℃まで耐えることもあり育てやすい植物と言えます。
植え付けは地植えでも鉢植えでも可能です。
ただ0℃を下回る寒冷地や霜の対策ができない方は地植えは避けてください。
10℃以下の気温から育成も鈍ります。
冬は室内に取り込んだ方がベターですよ。
乾燥にも強い特徴があります。
初心者の方でも水やりのストレスが無く育てられると思います。
比較的育てやすい植物ですのでチャレンジしやすいことも魅力ですよ。
アロエは比較的育てやすいことが伝わりましたか?
初心者の方でも取り組みやすいので、ぜひこの後のポイントも読んで育成に挑戦してみてください。
次はアロエの育成環境についてです。
アロエの育成環境の基本
ここからはアロエの育成の中で環境にについて見ていきます。
日当たりと置き場所
日光を好む性質があるので、春と秋では日当たりの良い場所に置きましょう。
夏は直射日光が強過ぎて葉が変色したりします。
明るい日陰に置いてください。
冬は0℃まで耐えることができます。
しかし霜に当たると傷むのと、10℃以下では生育が鈍ります。
そのため最低気温が10℃以下となるようでしたら可能な限り室内へ入れてください。
室内でも日が当たるところに置きましょう。
温度
温度の耐性は種類によって少しずつ異なります。
ただ全体的に「暑さに強く寒さにもやや強い」ものが多いです。
元々は暖かい地域の植物ですので、寒さの方に特に注意しましょう。
種類によらず成長の鈍る10℃以下を基準にしておけば間違いはありませんよ。
用土
アロエは上に書いた通り多肉植物です。
市販の多肉植物用の土を使うことで失敗はありません。
いかがでしたか?
暖かい地域の植物の割には寒さに耐えてくれますよね。
用土も特殊なものは要りません。
次は乾燥に強いアロエの水やりのやり方です。
乾燥に強い植物はどのように水やりをすべきか知っていますか?
アロエの水やりと肥料
アロエは乾燥に強いので多くの水やりは必要ありません。
マメに水やりをし過ぎると根腐れを起こし枯れてしまうことも多々あります。
季節ごとの水やりの目安をお伝えしますので参考にしてみてください。
春、秋
土が乾いたと思ってから5日後程度にたっぷりの水を与えましょう。
この時期は気温や天候に左右されやすいので、よくよく観察してください。
夏
毎日の水やりが必要となります。
土が乾いていないようなら間隔を空けてください。
こちらもしっかりと様子を見ることがポイントですよ。
冬
アロエは休眠期でほとんど成長しません。
気が向いたら水を与える程度で十分です。
そうはいっても1か月も水をあげないとさすがに弱ってきます。
なので10日に一度くらい土の様子を見て与えてください。
その時に土が乾いていたらもう少し日を開けて様子を見てくださいね。
いずれの水やりでも鉢底から滴るくらいにたっぷりの水やりをしましょう。
その際に必ず鉢皿に溜まった水は捨ててください。
根腐れの原因になりますよ。
肥料に関してはアロエの場合はあまり必要ありません。
光が弱く気温の低い時期に与えると株が傷むので避けましょう。
5月~10月にかけては2ヶ月に一回のペースで緩効性肥料(かんこうせいひりょう)を施します。
アロエの育成で大きなポイントは「水やり」です。
季節ごとのポイントを押さえることと、与え過ぎないことが重要なので覚えてくださいね。
水やりが重要な理由をもう一つ紹介します。
アロエの育成で冬の水やりが重要な理由
アロエの育成において冬の水やりは特に注意が必要となります。
しかも冬も戸外で育てる場合に限ります。
アロエの水やりを控えることで耐寒性が上がるのです。
余計な水やりをすることで耐寒性を妨げることにもなります。
冬に戸外で育てる場合は耐寒性を上げる意味も込めて、水やりを控えてあげましょう。
戸外で育てる場合のみ特に注意の内容でした。
知っておくと役に立つかもしれませんよ。
続いては知っておきたい病害虫です。
アロエの病害虫
アロエは害虫に特に注意が必要となります。
生育期の春から秋にかけて「アブラムシ」と「カイガラムシ」が付くことがあります。
これらが付くと株が弱り枯れてしまいます。
早め早めの対策をしましょう。
いずれも葉や葉の裏などに付くので毎日観察をしていれば気が付きます。
気付いたら早急に市販の薬剤で対処しましょう。
カイガラムシの場合は殻を持っていて薬剤が効きにくいものがいます。
殻のある虫がいたら歯ブラシなどで擦り落として対処してください。
どの植物でも同じような病害虫に悩まされる可能性があります。
その分、市販でも優秀な薬剤が売られているのです。
早く気付き早く対処すれば問題ありません。
毎日、観察しましょう。
次は植え付けの苗選びと植え付け時期です。
【おすすめ記事はこちら】
アロエはそもそもいつ植え付ける?
ここまで様々な基本項目をお伝えしました。
そもそもの植え付けに疑問が残る方がいるといけないので、念のためお伝えします。
植え付け時期は成長期の5月~9月頃です。
日当たりの良いところに植え付けましょう。
夏よりも春に植えた方がメリットが大きいです。
春に植えて、休眠期に当たる冬に根がしっかりと育っていると冬越しが楽になりますよ。
アロエは基本的には苗から育てます。
苗の選び方は茎が太く、固く、ガッシリしたものを選びます。
また葉は短く厚いもので、色が濃いものや傷のあるものは避けましょう。
植え付けや苗選びは大丈夫でしょうか?
特に難しいことはありませんね。
もう一つ念のための紹介です。
アロエの剪定と植え替え
アロエの剪定と植え替えについても少し触れておきます。
アロエには剪定は必要ありません。
伸びすぎたと思った時だけ葉の節で切り取ってください。
植え替えについても鉢がパンパンになったら植え替えます。
子株が多く出たら植え替えのタイミングですね。
古くなった根を半分くらいカットして新しい土に植え替えましょう。
どちらも気温の極端な夏や冬の実施は避けましょう。
こちらも他の植物と変わらないですし、他の植物よりも注意点は少ないです。
疑問が残らないよう念のため紹介しました。
では最後におさらいです。
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アロエの育て方~まとめ~
アロエの育て方のポイントは押さえられましたか?
まずは生育期と休眠期を押さえて欲しいと思います。
どの時期に活発に成長し、どの時期には休んでいるのかを知れば注意点も思い出しやすくなりますよ。
また季節ごとに置き場所と水やりの頻度が変わりましたね。
アロエの育成ではこの「置き場所」、「水やり」が特に重要となります。
しっかりと押さえておきましょう。
ここを押さえれば失敗することも少ないですよ。
観葉植物の中でも比較的育てやすいアロエでした。
小さい頃は、やけどをした後には必ずアロエを塗ってました。
鑑賞だけでなく色々楽しみ方があるのもアロエの特徴ですよね。
押さえるポイントも多くはないので、初心者の方にもぜひチャレンジして欲しいです!
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