もはやハーブの代表ともいえるローズマリー。
あの爽やかで独特の香り。
一度かいだら、名前も一緒に覚えてしまいますよね。
室内で育てれば・・・
いつも緑を保ってくれるので美しく。
爽やかな香りはどの季節でも楽しめます。
そして料理にも使えるときたら・・・
万能なハーブといっても過言ではありません。
実はこのローズマリー。
とても初心者向けな植物なんですよ。
1年に一度の特別なお手入れの他には・・・
肥料などは必要なく、普段は水やりだけ。
水やりも毎日する必要もないのです。
どうしてだと思いますか?
その理由と、ローズマリーについて詳しく紹介しましょう。
その特別なお手入れ、手順もチェックしてくださいね。
ローズマリーを育てて・・・
優雅でワンランク上の生活を手に入れましょう!
Contents
ローズマリーの育て方!室内での水やり頻度は?
では、育てる前に、ローズマリーについて知りましょう。
まずローズマリーの原産地はというと・・・
あの独特な香りからして日本ではないですよね。
原産は青い海が広がり・・・
気持ちいのいい風が吹く地中海沿岸です。
オシャレですね~
どんな気候かというと・・・?
日本に比べると乾燥気味。
そして、とても日当たりがいいのです。
ですので基本的には太陽だいすきなローズマリー。
暑さにとってもつよいのも特徴のひとつです。
そして大きく分けて2つのタイプに分かれます。
上に向かってのびる直立型。
横に向かって這うようにして伸びるほふく型です。
室内で育てる際に選びたいのは、上に真っ直ぐ伸びるタイプのものです。
小さな鉢で育てる際にも、そのほうがまとまりやすいですよね。
逆に庭などで花壇のふちに植えるならば、ほふく型がおすすめです。
花壇から少しだけ垂れたように伸びると異国のような風情が出せますよ。
では室内で育てる際のお手入れについてご紹介しましょう。
ローズマリーはとても強い植物です。
なのでお手入れといっても余り無く、水やりくらいです。
その水やりには少しポイントがあります。
水やりのポイントとは・・・
- 基本は乾燥状態を保つ
- 葉がほそくなってきてから水やりする
この2点です。
例えば、3日くらい水を与えなかったとします。
少し全体がくたっとしてきたとしたなー。
このまま枯れちゃうんじゃないの?
実は結果から言うと、その状態からでも全く問題なくまた復活できます。
ですが、暖房などつけているのであれば・・・
室内の環境がさらに乾燥しているのかも知れません。
全体が。というよりも葉に注目して、細くなってきたら水やりする。
という考え方にしてみましょう!
室内のおき場所については後で説明しているのでチェックしてくださいね。
水やりは季節によって多少水の量も変化するものの・・・
基本的には乾燥気味で育てるので、余り違いはないのです。
そして室内の植物の基本である葉水は行いません。
あえて季節ごとでのポイントとして上げるのであれば・・・
下の3点に気をつけましょう。
- 鉢が小さいほど乾燥しやすいので注意する。
- 梅雨や夏は多湿に注意する。
- 冬は特に吸水が悪くなるので控えめにする。
ということです。
ちなみに冬だと暖房器具の近くなどは暖かいですよね。
そんなところに置いておくともちろん乾燥も進みます。
たしかに高温に強いのですが・・・
自然界での高温と、人工的な高温は全く別なのです。
つぎでもお話ししますが、おき場所には十分に注意してください。
強いローズマリーと言えども置き場所によって・・・残念。
ということもありえます。
でもポイントさえ守れば、初心者にも育てやすい植物です。
しっかりチェックしてくださいね。
【おすすめ記事はこちら】
ローズマリーを室内に置くならどこがおススメ?
それでは、室内でのおき場所についてお伝えしましょう。
まず、最初のキーワードとなるのは「乾燥」です。
キッチンやお風呂場などの多湿になるところには置きません。
多湿が過ぎると、どうなるのか。
葉が外側から茶色くなり、根ぐされを起こす場合があります。
次のキーワードは「日光」です。
先ほどもお伝えしたとおり、日光が大好き!なローズマリー。
日光が十分出ないとどうなってしまうと思いますか?
本来ぷっくりとした葉がうすくなり、色もぼやけ、香りも弱くなります。
なので健康なローズマリーを育てるために・・・
日光の当たりやすい窓辺やデスクへ置きましょう。
そして、マンションなどで日当たりのいいところがあまり無い!
という場合などには・・・
出来るだけ時間があれば外に出してあげてください。
そして、暖房やクーラーが直接当たらない場所にしましょう。
やはり人工的な風や暑さ。
というのはどの植物も苦手なのですね。
以上のポイントに気をつけて室内でそだてましょう。
そうしていくことで少しずつ大きく健康に育ちます。
最初は大きく見えた鉢が小さくなってきたらいよいよ引越しです!
鉢の植え替えをしましょう!
ローズマリーが育ってきたら植え替えをしよう!
ローズマリーはとても生育が旺盛!
なので1年でとても大きくなることが多いのです。
すると、それにともなって根っこも長くなります。
ぎりぎりの鉢でいつまでも育てていると・・・
根ぐされを起こしてしまいます。
実は、水が不足して葉の先が枯れた!
などのトラブルならまだ回復の余地はあります。
でも根っこがダメになると、そのまま回復できないことも・・・
ですので、根っこというのは植物にとってとても大事な部分なのです。
鉢植えは、絶対にすべきお手入れなのですね。
鉢植えの重要性もわかって頂けましたか?
それでは、行う時期と方法の紹介です。
行う時期
春の暖かい3月から5月。
秋の寒くなる前10月から11月。
この時期に行います。
夏は思いっきり成長しています。
ローズマリーに負担をかけるのはNGです。
反対に、冬もほぼ休眠しています。
受けた負担を回復できない可能性があります。
なので、春と秋のゆったりと成長する暖かな時期を選びましょうね。
植え替えの方法
- 室内であれば新聞紙などを広げる。
その上で、ローズマリーを鉢から土ごと取り出す。 - 根っこが長くなっているので切らないように注意!
一回り大きな鉢に土を敷き、優しくローズマリーを入れる。
でも多少なら切ってしまっても問題ないですよ。 - 根っこがすべて埋まるように土をかぶせる。
- すぐに日光に当てず、半日陰で休ませて徐々に慣らしていく。
この手順で1年に一度。または2年に一度、植え替えをしましょう。
そうすることで長年綺麗なローズマリーを楽しめますよ。
ところで、ローズマリーといえばあの独特の香りが好き!
という人もおおいのでは?
すこしなでるだけで・・・
もしくはもう近くに生えているだけでフワっと香るフレーバー。
その香りを最大限に生かす方法を次でご紹介しますよ!
ローズマリーの香りを楽しむ方法
ローズマリーといえば。
料理に使うことも多いハーブですよね。
肉とジャガイモにはとても相性が良いのです!
またローズマリーの香り成分は水よりも油に溶けやすいことから・・・
ローストなどの調理法に適しています。
ジャガイモをローストする時に入れてもよし!
刻んでハンバーグに混ぜて焼けばソーセージのような風味を出してくれます。
少し昔話をさせてください。
南仏に旅行に行った際のことです。
奮発して3ツ星レストランで食事をしたんです。
デザートまで食べ終わったあと。
ギャルソンが運んできたのは、なんと!たくさんの鉢植えでした。
オシャレな台車にのせてゴロゴロと目の前に現れました。
なんと、その鉢植えに植えられたたくさんのハーブが!
その中からわたしが好きなハーブを選ぶよう言われました。
「お勧めをください。」とおねがいすると・・・
ハーブを、その場でチョキン!
お湯を注いでハーブティーにして出してくれたのです!
そのとき選んでくれたのが、ローズマリーとレモンタイムでした。
それまではローズマリーは料理に使うもの!
と頭で解釈していたのですごく驚きました・・・
先ほどもお伝えしたように・・・
ローズマリーの香りは水には溶けにくいのです。
だからこそ、強すぎず、さわやかな香りを楽しめたのでしょう。
あのときのさわやかな風味。
そして大きな窓から吹き抜けた南仏の風が忘れられません・・・
食べることが大好きで、こんな話ばかりではお恥ずかしいので。
さっと簡単なポプリの作り方も紹介しておきます!笑
用意するもの
- ふたつきの密封ビン(鍋に入れて水から沸かし、煮沸しておく)
- スプーン
- ローズマリー3枝(1センチに切り、新聞紙に広げて2時間程乾燥させる)
- 粗塩
- ビンの中に1センチくらい塩を敷く。
- ローズマリーを一面に敷く。
- 2.の上からさらに塩を1センチ敷く。
しっかりと上から押さえて隙間をなくす。 - 2.と3.を繰り返す。(蓋が出来るくらいの高さまで。)
- 蓋をして一ヶ月冷暗所で休ませる。
- できあがり!
出来たポプリは、どう楽しむかというと・・・
ほっとしたいときに蓋を開けて香りを楽しんでください。
保存状態がよければ結構長持ちしますよ!
使っているのはローズマリーと塩だけ。
なのでそのままお料理にも使えそうですよね!
活用法も分かると、育てて枝を切るときも楽しく行えますよね。
無駄にせず一本一本大切にたのしみましょう。
それでは、全体を振り返りながらまとめます。
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ローズマリーを上手に育てて活用する方法~まとめ~
忘れてはならないポイント。
それは、ローズマリーは日光大好き!ということです。
そして常にすこし乾燥ぎみにするということです。
毎日の水やりは必要ありません。
すこし忘れて、思い出して水やり。
くらいで丁度いいでしょう。
多少乾燥しすぎてクタっとしても大丈夫です。
おおらかな気持ちで育ててくださいね。
どんぶり勘定でたいがいはうまくいくローズマリー。
一つだけ必ずして欲しいのは・・・
鉢の植え替えでしたね。
根っこを腐らせてはもうもどりません。
そのポイントだけは忘れないでください!
そうすれば、いつでも緑を保ち、素敵な香りが続くことでしょう。
ローズマリーの香りと共に・・・
さわやかな地中海を思い浮かべながら楽しんでくださいね。
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最近よく料理で使うので、気になって記事を見ました。このハーブは乾燥した所でできるなんて、知りませんでした。料理以外には、ポプリにもできるなんて、嬉しいです。早速試してみたいと思います。水やりのタイミングは、葉が細くなったかどうかだなんて、驚きました。葉は細くて小さいのですが、素人がみてもすぐに水やりのタイミングはわかるのでしょうか?