スーパーでよく見かける「カイワレ大根」
栄養価も高く、室内で栽培&収穫できるのが人気の秘密!
そこで気になるのはカイワレは再生栽培ができるのか?
という点ではないでしょうか?
種から育てるのが面倒な私。
そこで考えたのがスーパーで売っているカイワレは2回目の収穫ができるのかどうかっていうこと。
実はスーパーで売られている野菜のいくつかは再生栽培が可能です。
ではカイワレはどうでしょうか?
その答えと育て方のコツを紹介していきますね。
Contents
カイワレをスーパーで買ってきたら再生できるの?
カイワレを再生栽培できるか?
その答えは「できない」です。
カイワレを再生できない理由はその構造に!
カイワレの成長点は葉っぱにあるのです。
再生栽培できる野菜とは根に成長点があるものに限ります。
つまりカイワレには成長点が葉にある1つしか無いため、そこを食してしまったら再生は不可能となるのです。
根を残していくら水に浸けても腐るのみとなります。
ちなみに成長点とは、その部分から植物が伸びていく箇所のことです。
その点が無ければ植物は成長しません。
つまり、成長点が根にある野菜は再生栽培が可能。
例えば三つ葉、ネギ、小松菜、大根などですね。
でもがっかりしないでください!!
カイワレもたまーに再生することがあります。
なぜでしょう??
そちらについても説明しますね。
カイワレがまれに再生する理由
カイワレは基本的には上に書いた理由から再生はしません。
しかしまれに根を水に浸けておくと再生することがあるのです。
その理由はまだ発芽していない種が残っていたためです。
成長が遅れた部分が根の方に取り残されていることがあるんですね。
なんだ、そういうことか(-_-;)
そういった場合のみ伸びていくことがあります。
しかし再生できない結論には変わりはありません。
万一、再生に成功しても「たまたま」成長の遅れた部分があっただけとなります。
再生できる訳ではないので注意してくださいね。
あくまでまれに伸びることがあるだけで、それにも理由がありました。
また最近ではカイワレの品質も均一となってきているため、そうした成長の遅れた部分も滅多にありません。
ではカイワレを室内栽培するにはどうしたら良いのでしょうか?
続いてはカイワレの育て方を見ていきます。
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カイワレの育て方は種からが基本
再生栽培できない点は残念でしたが、カイワレは種から育てることができます。
しかも手間が掛からない植物としても有名なんですよ。
用意するものも少なく、準備さえしてしまえばほぼ放置で育っていきます。
また成長した後は比較的早い段階での収穫となるので、病気や害虫の心配もありません。
再生栽培が無理でも種からの栽培が簡単にできます。
種からの栽培にも少し興味を惹かれてきませんか?
続いての項目からは具体的な育て方を見ていきましょう。
まずは用意をするものです。
用意するものは少ない上に、誰でも手に入れられるものばかりなんですよ。
カイワレの室内栽培で使うもの
用意するものも少なくて済みます。
以下のものを揃えてください。
- プラスチックの容器
こちらは100均に売っているザル付きのプラスチック容器にしましょう。
(外側容器の底と、内側のザルの容器が1cm程度浮いているもの) - 三角コーナー用のネット
- カイワレの種
(園芸店のほか、100均にも売っていますよ) - アルミホイル
これだけで準備するものはおしまいです。
事前に準備するものは上に書いた4つだけです。
園芸店に限らず、最近なら100均だけでも全て揃ってしまいますよね。
では用意したものを使って栽培していきましょう。
カイワレの育成工程を紹介します。
カイワレの室内栽培の育て方
先ずは「三角コーナー用のネット」をカットします。
だいたい4分の1程の大きさにカットしましょう。
続いてその上に「カイワレの種」を広げて置きます。
種同士が重なり合わないくらいの量を置きましょう。
そのままネットで種を包んでしまいます。
ネットが広がらないように輪ゴムなどで縛りましょう。
その状態のまま1時間、水に浸します。
水に浸すのは発芽しやすくするために必要な工程なんです。
浸していた種のネットを広げます。
「ザル付きの容器」に移し替えましょう。
移し替える前にザルの底に水が付く位に水を入れておきます。
「アルミホイル」で容器を覆い、遮光してください。
2日間このまま放置します。
2日後にはほとんどの場合発芽するので確認しましょう。
この時は水換えの必要はありません。
3日後になると更に芽が伸びています。
この状態になったら毎日水換えをしてください。
だんだんとお世話が楽しくなってくるのもこの時期ですねw
容器のザルを持ち上げ、外側の容器の水を換えるだけです。
ザル付きの容器を使うと簡単に手間なくできるんですよ。
水換えの時以外の遮光は続けます。
徒長(ひょろひょろと上に成長させる)のためです。
皆さんの知ってるカイワレも、ひょろひょろと長く上に伸びてますよね?
長さが10cmくらいになったら遮光をやめます。
自然光に当てましょう。
「緑化」といって緑色にするためです。
味や栄養分が十分とならなくなるので緑化は必要な工程なんですよ。
2日ほど自然光に当てたら完成です。
最後は収穫です。
ザルからネットと一緒に剥がし取ります。
さらに根っことネットを剥がし取りましょう。
根っこの部分をカットして調理などに使用してください。
注意点として、冬場の室内では上に書いたそれぞれの目安日数に1.5倍を掛けてください。
冬場を室内でも少し成長が遅くなります。
いかがでしたか?
準備した4つのものだけで育成できちゃいますよね。
モノも100均で揃えられますので興味のある方はサクっと試してみてください。
次からのカイワレの基本情報も押さえておきましょう。
カイワレの育て方の注意点
カイワレは発芽適温、育成適温ともに15℃~25℃前後となります。
室内栽培の場合は空調がある部屋などで管理すれば問題ありませんね。
種植えの時期も選びません。
いつでも可能ですが、冬場だけは成長が遅めなので注意しましょう。
毎日の水換えのみが必要で肥料などは要りません。
また収穫までの期間が短いので病害虫の心配もないのです。
水の与え過ぎ、葉の密集で腐ることがあります。
芽が水没するほどの水を入れないようにしてくださいね。
また最初に撒く種の量は多過ぎとならないように注意しましょう。
今回の紹介の内容ですと、
「三角コーナー用のネットの上に広げた時に重なり合わないくらいの量」が目安です。
押さえるべきポイントもあまり多くはありませんね。
準備して放置して、水換えだけ毎日していれば収穫までできちゃいます。
もし腐ってしまうと臭いで分かります。
その時は迷わず処分しましょう。
残念ながら復活することはありません。
最後におさらいです。
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カイワレの育て方~まとめ~
カイワレはスーパーで買ってきても再び育てることはできませんでした。
稀に育ちますがそれも「たまたま」でしたね。
室内栽培の場合は種から育てることがお勧めです。
用意するものも少なく、1~2週間もかからずに収穫までできました。
手間がいらない点が魅力ですよね。
100均でも全て揃えることができますので、初心者の方もサクッと試せる植物かと思います。
是非この機会に1度チャレンジしてはいかがですか?
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