ムスカリの育て方!植えっぱなしで管理も楽チン!

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ムスカリはどこのお宅でもよく目にするお花ですよね。

庭先や玄関先でいつも春になるとちょこんと咲いています。

 

見慣れていたはずのムスカリですが・・・・・

オランダのキューケンホフ公園の画像を見てビックリ!

 

チューリップが咲いている周りにムスカリの青紫色がびっしりと咲いている光景には圧巻です。

ムスカリがこんなにきれいだったなんて感動しました。

 

ムスカリは最初「地味な花」という印象でした。

でも、キューケンホフ公園のムスカリを見て大々的に印象が変わりました。

ムスカリがたくさん庭に咲いていたら観光客が見学に訪れるかもしれませんよ。

 

ベランダに鉢植えにしてたくさん並べても良いですよね。

 

この記事ではそんなムスカリの

  • 鉢で育てる方法
  • 花が終わった時の対処法
  • 冬の管理方法
  • 寒さ対策
  • 花をたくさん咲かせるための準備

などを紹介していきます。

 

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ムスカリの育て方!鉢植えでも植えっぱなしで本当に育つのか?

 

 

ムスカリのまたの名は「ボトリオイデス」と言います。

 

ユリ科ムスカリ属 耐寒性球根

というだけあって寒さに強いんですね。

 

マスクメロンのような美味しい香りがします。

 

花言葉は「絶望」「失望」「失意」

 

とても悲しい言葉ですが、これには意味があります。

花を贈る時はめでたい事ばかりとは限りませんね。

 

ムスカリは6万年前から埋葬花として知られています。

世界最古の埋葬花がムスカリなんです。

 

人々の悲しみを一身に背負ってくれる花。

そして人々を癒してくれる花でもあります。

 

さて、感傷にひたっているときではありません。

そんなムスカリの育て方を説明していきますね。

 

 

ムスカリを鉢に植え付ける方法

ムスカリは球根なんですね。

 

植え付け時期は10~11月ごろとちょっと寒くなってからです。

あまり早く植えると葉っぱが長くなってしまいますので遅くてOKです。

 

必要なもの

  • ムスカリの球根
  • 5号鉢(直径15cm)
    これだと7球ぐらい植えられます。
  • 赤玉土(小粒)7
  • 腐葉土3
  • 化成肥料または液体肥料
  • 手袋
  • スコップ

植え方

  1. 鉢に赤玉土(小粒)7と腐葉土3を混ぜて入れます。
  2. 球根には両脇に子株(こかぶ)が付いている場合がありますので、それを取り除きます。
    ※子株は親株(おやかぶ)の養分を吸い取ってしまいますので取る除くことが重要です。

  3. 球根の先端が隠れる程度の深さに植えます。(5号鉢で7個ぐらい)
    ※この時葉っぱを短くしたい場合は、植え付けは11月下旬ごろ。
     球根の先端を土から3~4mm出すと寒さからストレスがかかって短い葉っぱになりますよ。

  4. 化成肥料を土の上にパラパラっと撒く。

 

以上がムスカリの植え方です。

 

大きく丈が長くなるように育てたい時は、9~10月ごろの植え付けがおすすめです。

ムスカリは植え付けが終われば放っておいても育ちます。

 

しかし球根が増えて窮屈になってきたら2~3年おきに植え替えて下さいね。

 

ムスカリは冬に育つ寒さ知らずなんですね。

しかも植えっぱなしでも育つという「かまわないで!」タイプ。

放任主義で育てたい方向けです。

 

でもたくさん花を咲かせることはなかなかむずかしいのでは?

 

と不安に思っている方もいらっしゃるでしょう。

その方法をご紹介していきます。

 

【おすすめ記事はこちら】

ヒヤシンスの育て方!水栽培できれいな花を咲かせるポイント

 

 

ムスカリの育て方!花をたくさん咲かせるためには?

 

 

ムスカリがクリスマスツリーのように高く華やかに植えられる方法です。

通称「ムスカリタワー」と申します。

 

これを作っていきますね。

 

 

ムスカリタワーを作る準備

今回は7~8号鉢に挑戦してみます。

 

必要なもの

  • 水苔(前の日から水に浸して戻しておく)
  • 培養土(鉢植えの土と同じ)
  • 7号~8号鉢(鉢の大きさはタワーの大きさに応じて選びましょう)
  • チキンネット
  • ムスカリ球根70個ぐらい
  • プランタースタンド
  • チキンネットを切るハサミ
  • 手袋(腕が傷つく恐れありなので、長めの手袋がおすすめ)

 

 

ムスカリタワー作成手順

  1. チキンネットを円錐形に巻いて先っぽをペンチで結ぶ。つなぎ目はチキンネットの針金の部分で繋いでいく。
  2. 1段目:プランタースタンドに円錐のチキンネットを逆三角形に吊るして、円錐の先端の部分に球根を1個入れる。
    ※その時、網目から球根の芽が出るようにして下さい。

  3. 球根の回りに水苔を詰める。
  4. 2段目:球根を2個入れて水苔を詰め土を詰める。
  5. 3段目から球根を3個、4個と1つづつ増やして、水苔・土とその都度入れていきます。
    ※その時、球根の芽が円錐の先端方向に向くようにして下さい。

  6. 土が球根の隙間に入るように棒で突いていきます。
  7. 9分目ぐらいまで球根・水苔・土を入れたら最後に水苔を上に敷き詰めます。
  8. チキンネットの余った部分に切れ目を入れて、水苔を包み込むようにかぶせていきます。
  9. 出来上がった円錐の球根を培養土を入れた鉢に円錐のとがった部分を上にして置きます。
  10. チキンネットが鉢からはみ出さないように水苔を詰めていきます。

以上、これで完成です!

 

ムスカリタワーは球根の入れ方によって見栄えが変わります。

なので、

  • 必ず球根の先端を網目から出すこと。
  • 必ず球根の先端がチキンネットの先端に向くようにすること。

 

がコツです。

ちょっと難しいですね。

 

興味がある方は小さな鉢から作ってみてください。

ちなみに、10号鉢のムスリムタワーの作り方がありました。

 

これはすごいですからぜひ参考にして下さい。

おっと!

ムスリムタワーではないですね。

ムスカリタワーです^^;

(わざとらしい?)

 

ムスカリタワー作成の重要な点は、

網目から球根の芽が出るようにして下さい。

球根の芽が円錐の先端方向に向くようにして下さい。

 

そうすると上を向いたきれいなタワーが出来ますよ。

これがあの見栄えのいい鉢花だったんですね。

 

六本ヒルズ然り、「ムスカリヒルズの摩天楼」と呼ぶことにでもしましょうか。

 

それでは、ムスカリが過ごす最も大事な冬の時期の管理法を説明していきます。

 

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ムスカリの冬の時期の管理方法と寒さ対策は?

 

 

冬の管理方法

ムスカリは日当たりがよく風通しの良い所ならば場所を選びません。

冬の時期も戸外に置いてOKです。

 

水やりは、鉢の土が乾いたらたっぷりあげて下さい。

つぼみが出てから開花までは水を切らさないように十分与えて下さい。

 

寒さ対策

ムスカリは冬の寒さに強いので、あえて寒さ対策をしなくても成長します。

 

水やりも土が乾いてきたらあげる程度で大丈夫です。

ムスカリは、よく庭先の同じ場所に毎年綺麗に咲いていますよね。

しかも年々花の数が多くなっているのがわかります。

 

冬を越して春の初めに咲き始めるムスカリは、放置状態でもきれいに咲いてくれます。

寒い所が好きなようですね。

 

このように放置状態でもきれいに花を咲かせてくれるムスカリは、初心者向けの花と言えます。

 

それにしてもムスカリタワーが凄く気になっています。

あんなにきれいなムスカリタワーも4月半ばには風前の灯になってしまいます。

 

そんなムスカリですが、花が終わったら次も咲いてほしい願望が湧いてきませんか?

 

それで、ムスカリの花咲終わりからの管理を紹介していきますね。

 

 

ムスカリの花が咲き終わったら?

 

 

花が終わった時の対処法

ムスカリは6月ごろになると葉っぱが黄色くなってきます。

 

その時をねらってもぐらになりましょう!

というか、球根の掘り上げをしましょう。

球根がうまく掘れたら風通しの良い場所に置き乾燥させましょう。

 

そうすると付いていた葉っぱが枯れてきます。

葉っぱの枯れた球根は葉を取り除いて風通しの良い所に置いてください。

 

それを10月ごろにまた同じように植えます。

そうするとまた可憐な花を咲かせてくれるでしょう。

 

ムスカリはどちらかというと面倒くさがりの私に合っているお花ですね。

出しっぱなし、やりっぱなしという性格ですので最適です!

 

というか、この花を庭一面に咲かせてみたくなりました。

でも庭がないです。

 

残念ですがムスカリタワーなら出来るかもしれませんね。

(まだ言ってるww)

 

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【よく読まれている記事はこちら】

水仙の育て方!植えっぱなしでも綺麗に咲かせるには?

 

 

ムスカリを上手に簡単に育てる方法~まとめ~

 

 

ムスカリの育て方、わかりましたでしょうか?

 

ムスカリは植え付けが終われば放置していても育ってくれる独立心旺盛なお花です。

風通しの良い日の当たる場所に置けば間違いなく花を咲かせてくれるでしょう。

 

冬のムスカリの管理は、あえて対策をしなくても大丈夫です。

 

土が乾いてきたら水をたっぷりあげて、日当たりと風通しの良い場所に置くこと。

花が終わったら球根を掘り上げて乾燥させて保存する。

次の植え付けにそれを使ってまた同じように咲かせる。

 

簡単な作業ですね。

 

一番大変なのがムスカリタワーでした。

 

ムスカリの花をたくさん咲かせたい時は「ムスカリタワー」を作ってみる。

 

日曜日のDIYに取り入れてみてはいかがですか。

工事業者に例えてムスカリタワーを建設していくんです。

 

三角タワーを作るんですから同じようなものですよね。

 

基礎工事→外壁工事→内装工事

 

というように分けてやっていくと楽しいかもしれません。

これでムスカリの育て方は終わりです。

 

簡単なので初心者の方もぜひ挑戦してみてくださいね。

 

【関連記事はこちら】

チューリップの育て方!誰でもできる基本の植え方!

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コメント

  1. maron より:

    我が家もムスカリを植えています!
    庭に沿ってぐるっと一周地植えしています。
    球根のものは、植えっぱなしでもよい…とのことで
    ズボラな私にはピッタリと思いました。
    特にムスカリは紫色のぶどうのようなポコポコツブツブした花がびっしりついて三角形に咲き本当に可愛いです。
    ただ年々花の付きが悪くなり、肥料もあげてないからそれがよくないのか?
    と思ってましたが掘り上げないといけないんですね!!
    そしてまた植え直すのですね!!
    知りませんでした。
    次回の咲き終わりには、きちんと掘り上げてまた元気に咲かせたいと思いました。

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