あなたはペチュニアっていうお花知っていますか?
名前は知らなくても「見たことある!」
きっとそんなお花だと思いますよ!
そしてペチュニアといえば夏の寄せ植えの素材を思い浮かべる方も多いかもしれません。
実際に夏の花として人気が高いんですよ!
剪定(せんてい)を上手くできれば枝分かれして、たくさんの花を咲かせてくれます。
1株でたくさんのお花を咲かせてくれるお得なペチュニア。
だからペチュニアだけでも満足のボリュームが出せちゃうんです。
つるして飾るハンギングやコンテナ栽培としても人気なんですよ。
また品種が多いことも魅力の花です。
一重咲きから八重咲きなどと咲き方も様々となります。
色や大きさも多種多様で、なんと数百品種もあるんです。
ピンクやむらさき、黄色に白。
まだら模様なんかもあってどれにしようかいつも迷うのは私だけでしょうか??
そして毎年新しい品種が出ている花だって知ってましたか?
お気に入りの品種を見つける楽しみもありますね。
ペチュニアは開花期間が長いこともあって、実は初心者の方にもおすすめの花です。
また本来は多年草ですが寒さに極端に弱く日本では一年草扱いとなります。
冬越しさせるのはちょっと大変なので、毎年新しいものを買うのがおススメです。
そういった点も育てやすい理由になっているかもしれません。
今回は初心者の方向けにペチュニアの鉢植えでの栽培方法を中心に紹介していきます。
ポイントはそんなに多くありませんのでしっかりと押さえましょう。
不安に思う方が多い剪定についてもしっかり触れていきますよ。
Contents
ペチュニアの基本の管理から知っておこう!
ペチュニアの原産国は南アメリカや中東部の亜熱帯地方です。
そのため暑さには強く、寒さには極端に弱くなります。
一応品種によっては関東圏や室内でなら冬越しも可能です。
でもペチュニアの場合は一年草と割り切って、新しい苗を購入するのがおすすめ。
こうした特徴を押さえた上で項目ごとにポイントを見ていきましょう。
- 置き場所
- 温度
- 用土
についてのお話です。
置き場所について
ペチュニアは説明の通りに亜熱帯地域の花となります。
そのため日光を好むのが特徴です。
日当たりの良く、風通しの良いところで管理をしてあげてください。
湿気に弱いので梅雨の時期や長雨の時には特に注意が必要です。
こうした時期に向けて、事前に枝をすいたりカットしておく必要があります。
株が茂っていると蒸れの原因となり、それが病気などの原因となるんです。
またカット部分から枝分かれするので、その分花が増えることにもなりますよ。
カットするだけではなく落ち葉なども一緒に片付けてあげてください。
とにかく蒸れる原因を取り除くことでカビの繁殖を防ぎ、病気の予防をすることが必要です。
落ち葉をそのままにしておくだけでもカビの発生につながるので油断大敵!
温度について
ペチュニアは暖かい地域の花ですので、生育適温も比較的高くなります。
目安としては20℃~25℃程度です。
冬場は室内でもこの気温を保つことが難しいかもしれません。
そのため一年草扱いとすることをおすすめしています。
(もうわかってるよ、という感じかもしれませんが)
用土について
用土については、園芸店などで手に入る花用の用土で問題なく育ちます。
土に関しては特に細かく注意は必要ありせんよ。
ちなみにハンギングで育てたい方は、ハンギング用の土というのもあります。
これは通常のものより軽い作りになっていて、吊り下げる時の負担を減らしてくれるものです。
ハンギングで育てたい方はチェックしてみてくださいね。
ちなみにこちらの商品はAmazon primeになっているのでちょっとお得かな?
ネット注文だと重い土を自分で運ばなくてもいいというメリットがありますよね。
ペチュニアの管理のポイントは押さえられましたか?
特に湿気と気温に気をつけてあげてくださいね。
また一年草として割り切ってしまうことも大切だと思いますよ。
では続いてペチュニアの育成の基本ポイントを見ていきましょう。
- 水やり
- 肥料
- 病害虫
についての紹介ですよ。
ペチュニアの育成ポイントの基本は?
ここからはペチュニアを育成する上での、日常の管理のポイントについて紹介していきます。
せっかく開花期間が長い魅力のあるペチュニアです。
しっかりとポイントを押さえて長く楽しめるようにしましょう。
水やりについて
一年草扱いとすることをおすすめしていますので、それを前提に紹介していきます。
ペチュニアは土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えましょう。
夏の花となりますので水を切らさないように注意をしてあげてください。
注意点としては、花や葉に水がかからないようにすることです。
水が付いたままだと病気の原因になっていまいます。
先ほどお伝えした蒸れの原因にもなってしまいますよ!
また鉢皿に溜まった水もしっかり捨てましょう。
こちらは根腐れの原因になってしまいます。
気にしないようであれば、外では鉢皿はなくれも大丈夫ですよ。
ズボラな私は鉢皿を敷かないでそのまま余計なお水は垂れ流しです(^-^;
一緒に土も流れてきたりするので、そういうことが気になる方にはお勧めしません。
肥料について
ペチュニアは半年や、それ以上の期間で花を咲かせます。
開花中は栄養を多く必要としますので、その分だけ追肥も必要なんです。
市販の液体肥料を10日に1回程度与えましょう。
緩効性(かんこうせい)の置き肥も1ヶ月に1度程度は施肥してください。
液体肥料だとこの辺りが有名どころですね。
一応の目安となりますので、実際の追肥ではしっかりと説明文を読んでくださいね。
病害虫について
ペチュニアでかかりやすい病気は灰色カビ病です。
この病気は梅雨時期に多く発生するのですが、湿気に弱いペチュニアはかかりやすいと言えます。
褐色の斑点が特徴で、花や葉に灰色のカビが生えることが特徴です。
風通しの良いところに置き、枝などをしっかりすいてあげる対策が必要ですよ。
灰色カビ病については別の記事で詳しく解説しています。
あなたのペチュニアがすでに灰色カビ病にかかっているかも!?と思ったらこちらをチェック!
もう1つの代表的な病気はうどん粉病です。
こちらは5月~6月、9月~10月頃に発生しやすくなります。
白くポツポツと粉をふいたような症状から始まり、いずれ植物が真っ白になり枯れてしまうこともあるんです。
こちらも湿気に注意することが重要ですし、症状が出始めたら早く対応する必要があります。
市販の薬剤を使用するか、広がってしまったらその株ごと処分しましょう。
うどんこ病については別の記事で詳しく解説しています。
あなたのペチュニアにうどんこ病の初期症状が!?と思ったらこちらをチェック!
害虫ではアブラムシに注意が必要となります。
3月~5月と秋口頃に多く発生する虫です。
新芽や若い葉によくくっついていて、吸汁して株を弱らせてしまいます。
毎日よく観察をしてあげて、見つけ次第すぐに処置をしてください。
市販の薬剤で駆除が可能ですので、とにかく早めに対処しましょう。
私が一番手のかかる虫の一つだと思ったアブラムシ。
そのアブラムシについての対策方法と農薬を使わないでできる退治。
その方法をこちらの記事で解説しているので合わせて読んでみてくださいね。
日常の手入れが大切で、意外と見落としがちなのが花ガラ摘みです。
開花期間が長い分、終わった花ガラなどをマメに処分してあげることも必要となります。
花ガラ摘みをすることが病害虫の予防にも繋がり、長い期間で花を楽しむことにも繋がりますよ。
割と特別に注意が必要な季節は決まっている傾向に見えますよね。
湿気に注意な点が多いからです。
ただ、日常の管理をしっかりしてあげることで予防も可能となります。
特別な注意が必要な月以外もしっかりと手入れをしてあげてくださいね。
また毎日の観察もしてあげましょう。
続いては管理でも、見た目の維持にも必要な工程についての紹介です。
【おすすめ記事はこちら】
ペチュニアの剪定はいつ頃どのくらい必要?
初心者の方の多くがぶつかる壁になりやすいのが、剪定という作業工程ですよね。
茎を切るなどの作業に多少なり躊躇してしまうものです。
切り戻し剪定と呼ばれるような、割とバッサリ切るものであればなおさらでしょう。
ここではペチュニアの切り戻し剪定についての紹介をしていきます。
剪定をする時期
ペチュニアの場合は梅雨前には必ずやってあげてください。
梅雨前に伸びた枝を切ることで、梅雨の時期の蒸れを防ぐことができるからです。
上にも書いたように蒸れは病気などの原因になります。
開花期間が長いので実際の梅雨時期には、ペチュニアは花を付けているんです。
花があってもったいないように思うかもしれませんが、病気の予防と割り切ることが大切になります。
梅雨前にやっておくことで夏に満開の花を楽しむこともできるんですよ。
基本的には2回の切り戻し剪定をします。
1回目が梅雨前で、2回目は真夏です。
2回目の真夏に切り戻しをする理由は、そこで切り戻しておけば秋により多くの花を見れるから。
なんてお得な花!
切り戻し剪定は合計2回することをおすすめしました。
植えてから1度目の満開を楽しみ、梅雨までに切り戻し剪定をします。
その後夏に2回目の満開を楽しんでください。
その後に再度、切り戻し剪定をして秋までに3回目の満開を楽しむというスケジュールです。
続けてもう少し具体的な部分も見ておきましょう。
ペチュニアの切り戻し剪定はどのくらいを切るの?
切り戻し剪定についてもう少し具体的に見ていきます。
上記で剪定するタイミングを紹介したので、ここからはどのくらい切るべきか?の紹介です?
剪定となると、切る長さについて悩むことが多いですよね。
その答えは当然、植物によって異なります。
ペチュニアの場合は旺盛に成長しますので、比較的バッサリ切ってしまって問題ありません。
具体的には伸びている草丈を半分程度にするイメージです。
かなりバッサリ行っている切り戻しの動画がったのでよかったら参考にしてくださいね。
このくらい思いっきり行って大丈夫ですよ!
切る場所は脇芽が出ている5mmくらい上を切りましょう。
また普段から適宜で切っておくと良いですよ。
株姿も保てますし、ひょろひょろ伸びてしまうことも無くなります。
手入れをした分だけ花数も増えていくので、こまめに剪定しておくことも大切です。
満開の後は割とバッサリ切り戻した方が良いと思います。
蒸れの防止にもなりますし、その後の花もしっかり楽しめますよ。
注意点は切り戻しの後は、翌日までは半日陰に置いてあげましょう。
剪定後に直射日光に当てるのは避けてください。
ペチュニアも切り戻しをすると疲れているんです。
あまり日光が当たってしまうと逆にしょんぼりしてしまうので、2~3日は慎重に扱ってあげてください。
基本的なポイントの紹介は以上となります。
最後にまとめです。
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ペチュニアを鉢植えで育てるためのポイント~まとめ~
ペチュニアについてはいかがでしたか?
一年草扱いとして考えてしまえば、意外と難しいところは無いのではないかと思います。
そうなると1番注意が必要なのは湿気です。
気温などは一年草扱いにすれば問題は発生しません。
そのため湿気、蒸れに注意できれば病気や害虫の心配も減っていきます。
風通しの良い場所で管理するのも当然なんですが、やはり剪定が重要ですね。
満開の後にしっかりとバッサリ切ることと、適宜で株姿の調整も込みで手入れが出来ると良いと思います。
剪定のタイミングや、どのくらい切るべきかなどは答えも1つではないはずです。
ここではあくまで私の主観での紹介となっています。
個人的な経験上から、2回くらいはバッサリ切り戻した方が良いという紹介です。
皆さんも自分でやってみて調整ができるようになると良いと思います。
ペチュニアは手入れをした分だけ、その後に花を楽しませてくれますよ。
真夏の花として人気なのも納得です。
割と旺盛に成長しますので、初心者の方にもおすすめと言えます。
これを機にぜひ一度育ててみてください。
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