バラの切り花を長持ちさせるたった1つのコツ!

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花屋さんで、バラに限らず切り花を買ってくることは割とありますよね。

 

それ以外でも花を貰う事も多いと思います。

そんな切り花は家でそのまま飾ってもすぐ枯れてしまいます。

 

そんな切り花を長持ちさせる簡単な方法があるんです。

 

今回は切り花の中でも人気のあるバラについて紹介していきます。

 

バラはプレゼントで貰うことも多いので、バラの切り花で悩む方が多いんです。

またバラは繊細な花なので、ここを押さえておけば他の切り花にも応用できますよ。

 

 

ちなみに私の場合は、庭で取ってきたバラを飾る時にある手法を使います。

そのある手法は花屋さんでは切り花に、当たり前に施される方法です。

 

これをするとしないとでは飾れる期間が全く違ってきます。

 

これからその基本的なたった1つの

方法と手順を紹介しますので、ぜひ押さえてくださいね。

 

 

ついでにもっと長持ちさせるためのコツもお教えしちゃいますよ!

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バラの切り花が萎れる原因は?

 

 

花屋さんで買ってきたバラは「水揚げ」と呼ばれる特殊な処理がされています。

そのため、買ってきた切り花を家ですぐに水に生けることができるのです。

 

そのため花屋さんなどで買う際は、なるべく家に帰る間際に買った方が良いと言えます。

持ち歩く時間が短ければ家に帰ってすぐに生けるだけで済むからです。

 

 

もし帰るまでに時間が掛かったりしてしまい、花が萎れてしまったら

「水揚げ」を自分でする必要があります。

 

 

切り花が萎れてしまう原因は、水分不足となるためなのです。

水分不足が理由ということをまずは押さえてください。

 

 

花屋さんで買って帰るときは、なるべく早く帰る必要があります。

理由は花屋さんで特別な処理をしてくれているからです。

それは「水揚げ」と呼ばれる処理となります。

 

では、そんな特別な処理の「水揚げ」のやり方を見てみましょう。

 

 

【おすすめ記事はこちら】

マンションのベランダでガーデニング!高層階の場合は?

 

 

切り花に行う水揚げとは?また方法は?

 

 

ではここからは水揚げの方法を紹介していきます。

 

水揚げとは、

水の吸い上げを良くするために実施する工程です。

 

水分不足となり水を吸い上げられなくなった切り花を、もう一度水分を吸い上げさせ元気にします。

この水揚げを成功させるためには

「水切り」という工程が要です。

 

この工程が私も家で実践している工程となります。

 

 

水切り

水切りとは、水揚げをするために花の茎を水中で切ることです。

 

この時のポイントは2つです。

 

  1. 必ず水の中で切ること
  2. 切れ味の良いハサミ(またはカッター)でスパッと切ること

 

 

水中で切る理由は、切った茎の中の導管(水の通り道の管)に空気の侵入をさせないためです。

空気が入ると気泡になり、水の通りを妨げてしまいます。

 

また、切った茎の切り口を乾燥から防ぐ意味でも水中でやる必要があるのです。

 

もう1つのスパッと切る理由は、茎の中の導管を潰さないため。

切れ味の悪いハサミでは導管を潰してしまうんですよ。

 

そうするとやはり水を吸い上げられなくなってしまいます。

切るときは断面が広くなるよう、斜めに切り口ができるようにしてください。

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水揚げの方法

水切りが出来たところで、水揚げの工程に移ります。

 

まずはバラに新聞紙を巻きましょう。

この新聞紙がグッタリしたバラを支える役目をします。

 

その後、花全体の3分の2程度の深さの水に入れましょう。

水に入れる時間は3~4時間です。

 

これで新たに水分が補給され、バラが再び元気になりますよ。

巻く紙は新聞紙でなくてもよいですが、吸水性のあるものにしてください。

 

また紙が全て濡れてしまうと支える役目を果たせなくなります。

その際は紙を変えましょう。

 

深い水に入れる理由は、水圧をかけることで水の吸い上げの力を増させるためです。

茎を短めにすればより水圧が強くかかります。

つまり水が良く吸い上げられるようになるのです。

 

もう1つ、バラのように茎も細く繊細な花には「湯上げ」という手法も効果的です。

これは水揚げが上手くいかなかった時に選択する手法となります。

 

 

水揚げの、「水」に浸ける前に「お湯」を使うだけの方法です。

 

お湯を使うことで、茎の中の導管にある余計な空気を外に出す役割をします。

その結果、導管に水分が流れ込み水分補給が上手くできるという仕組みです。

お湯の温度は80度以上の熱湯を使います。

 

手順は簡単です。

水揚げの時と同じで水切りをして準備してください。

 

  1. 湯上げの場合は水揚げと違い、水蒸気が当たらないようにピッタリと新聞紙などで包みます。
  2. その後、用意しておいたお湯に20秒浸けます。
    (ブクブクと空気が抜けていきますよ)
  3. すぐにお湯から取り出し冷水に浸けます。
  4. そのまま水揚げと同様に3時間ほど立てた状態で置いておきましょう。

 

つまりはお湯、冷水の両方を準備してから実施する必要があります。

バラやマーガレット、ヤグルマソウなどの萎れやすい花に適しています。

 

反対に球根花やガーベラなどの茎の太い花には適しませんのでご注意ください。

 

 

バラの切り花を長持ちさせるための注意点

 

 

まずはバラを生ける水の注意点です。

基本の基本ですが、水は常にキレイなものを保ちましょう。

 

水が汚れたり、腐ったりしているとバラにも悪い影響が出ます。

具体的には茎や茎先にぬめりが出て、最後は水を吸い上げられなくなるのです。

 

同じ理由で花瓶も清潔なものを使ってください。

事前に食器洗剤などで丁寧に洗っておきましょう。

 

さらにもう一点、基本的な注意ポイントがあります。

 

それは置き場所です。

 

直射日光の当たる場所は避けてください。

強い日光には耐えることができませんので気をつけましょう。

 

また空調などの風が直接当たらない場所にしてください。

乾燥や花が弱る原因となります。

 

 

ここでは基本的な注意ポイントを紹介しました。

切り花は切り離された分、既に弱った状態です。

 

通常よりも気を付けてあげる必要があるんですね。

 

続いては長持ちさせるためのもう一工夫を見ていきます。

 

 

 

切り花を長持ちさせるもう一工夫とは?

 

 

ここからはバラなどの切り花を長持ちさせるもう一工夫を紹介します。

 

もっとも簡単な方法は、園芸店などで延命剤を購入してくることです。

切り花用の延命剤というのが売っています。

 

こうした専用のものを使えば、ほぼ確実に長持ちさせることができるのです。

こういったものがあることを知っておくと便利ですよね。

 

ちなみに延命剤がちょうど切れていて困った・・・。

という時にはとっても身近なあるものが大活躍!!

 

それは・・・

 

 

佐藤さん

 

いやいや、砂糖です。

この糖分が茎から栄養分として吸い上げられていくんですよね。

なので、ひとつまみ程度の砂糖をお水を変えたときに加えてみてください。

 

これでも延命剤の代わりができますよ。

あんまり多くの砂糖を入れると花瓶がべとつくこともあります。

ですがそんなときはきれいに洗ってあげればそれでOKです。

 

それから、

もう一つの工夫は、徐々に茎を切っていくことです。

上に書いたように新しく水を吸う導管を作れば、再び元気になります。

また短くなるほど水圧がかかり、水の吸い上げ力が増します。

 

茎を徐々に切り、その度に導管を確保すれば長い期間でバラを楽しむことが可能です。

こちらも覚えておくと便利ですよね。

切る場所は茎の一番下から2~3cm上くらいでOKです。

 

 

より長く楽しむ方法はお分かりになったでしょうか?

ぜひ覚えておきましょう。

 

それでは最後にまとめとおさらいです。

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バラの切り花を長持ちさせる方法~まとめ~

 

 

切り花を生ける際にもっとも大切な工程は「水揚げ」でした。

そして水揚げのために必要な工程は「水切り」でしたね。

 

ここは重要な工程ですのでワンセットで覚えてください。

また花屋さんではこの工程を既にしてくれています。

買ってすぐに生ければ自分でやる手間が掛かりませんよ。

 

また基本的な注意点は、まずは清潔さがポイントでした。

水を清潔に保つことも大切ですが、それを入れる花瓶も清潔にしましょう。

 

そして置き場所も気を付けたかったですよね。

直射日光や空調の風が当たらない場所にしてあげましょう。

 

長く楽しむ方法も紹介しましたが、それ以外にも季節で楽しめる期間が変わります。

気温の高い季節よりも、冬の方が元々成長が遅かったりします。

そのためバラの切り花も冬の方が長持ちするのです。

 

ここまでしっかりと管理した上で季節ごとの目安もお伝えしておきます。

 

春や秋頃の気温なら7日~10日が目安です。

夏の暑い時期では4、5日程度となります。

冬の寒い時期なら10日~15日が目安です。

 

これがしっかりと管理できた時の目安になります。

目安程度の期間、またはそれ以上に楽しめるように長持ちさせるポイントを覚えてくださいね。

 

 

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バラの剪定方法!冬にやっておきたい花を咲かせるための準備

 

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コメント

  1. えみか より:

    水揚げのコツ。
    おおよそのことは知っていましたが新聞紙を巻く。
    以外でした。確かに花屋さんで買うとき新聞紙で巻いてくれる所があると
    おもいだしました。
    お湯というのも驚きました。
    お湯でしかも80度以上のお湯と知ってすごく驚きました。
    1週間に1度切花を買ってくるのですがバラとかは避けたいた花なので
    早速試したいと思います。
    砂糖も試して見たいと思います

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