贈り物に胡蝶蘭をいただくことはとても嬉しいですよね。
特に会社などのオフィスに置かれていると、とても見栄えがしていい感じです。
でもあまりに高価な花で、どう育てたらいいのか悩んでしまう事もあるでしょう。
もっと気楽に育てられる花だったらいいのに、なんて考えたりもしますよね。
あなたが管理してね、なんて言われればとっても責任が重いです。
さて、どうやって枯れさせないようにしたらいいだろうか?
考えると気が滅入ってしまう。
なんて思わないでください。
胡蝶蘭はコツさえつかめば意外に育てやすい花かもしれません。
かくゆう私も胡蝶蘭を1回だけ育てた経験があります。
すごく長持ちしたのを覚えていますが、お水をやり過ぎてしまいました。
ついに3か月目にして胡蝶蘭がショボンとなり始めて、何日かしたら枯れました。
そういった経験から、胡蝶蘭をうまく育てる方法を調べてみました。
Contents
胡蝶蘭の育て方!オフィスの場合どこに置けばいい?
胡蝶蘭て熱帯のジャングルの高い木の上に生息しているって知ってましたか?
環境から考えると、日当たりのよい所が好きなようですね。
ということは、オフィスで育てるときも同じような環境が良いですよね。
日当たりのいいところを見つけてそこに置くようにしましょう。
もちろん風通しの良いところがあれば、なおさら最高です。
それから、会社の中って常にエアコンが稼働していると思います。
胡蝶蘭はエアコンの風や直射日光に弱いんです。
直接当たると葉っぱが枯れてしまいますから気をつけて下さい。
でもエアコンを止めるわけにもいかないですよね。
私なりに解決方法を考えてみました。
胡蝶蘭ってジャングルに生息していると先程も触れましたね。
そうなんです。
ジャングルは亜熱帯地域で湿気が多いんです。
エアコンは乾燥しやすいので、そんな風に当てたらひとたまりもないんです。
だからエアコンの風が来ないところに置いてください。
あとは、会社にカーテンってありましたっけ?
もしあるならば、胡蝶蘭に当たって傷つくと大変!
カーテンの無い所に置いてくださいね。
色々と面倒くさい条件が付きますが、もう一つだけ重要なことがあります。
冬の寒い時期の夜は窓際がとても冷えます。
日中は温かくて良いのですが、退社前に胡蝶蘭を窓から離して帰ってください。
胡蝶蘭はとても寒がりなんです。
胡蝶蘭の適温は20℃前後ぐらいが快適だといえます。
胡蝶蘭って結構大変なんですね。
胡蝶蘭のお世話はこの4つに注意です!
- 胡蝶蘭は日当たりが良く風通しの良い場所に置くこと
- カーテンがあれば離して置くこと
- 寒い季節の夜は窓から離して置くこと
- 胡蝶蘭の適温は20℃前後であること
日本はジャングルに比べて寒い国なので、水やりはあまり必要ないのかな?
と言っても夏場は暑いので、その辺のさじ加減もあると思います。
それでは、水やりのポイントをご説明していきます。
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胡蝶蘭の育て方!水やりのポイントは?
胡蝶蘭の水やりは簡単ですよ。
水を上げる目安は表面の苔が完全に乾いた状態になってからで良いんです。
簡単ですよね。
株の根元にコップ1杯(200ml?)ぐらいのお水を与えます。
季節にもよりますが、1週間~10日に一度ぐらいです。
夏は冷たい水の方が良いんじゃないの?
と思うかもしれませんが、常温が良いんですよ。
でないと胡蝶蘭がビックリして疲れてしまいますから。
お皿に水が溜まったら捨てるのがコツです。
なぜかというと根っこが腐ってしまうからです。
あまりにも可愛がり過ぎて、水を与え過ぎないようにして下さいね。
胡蝶蘭をダメにする原因第1位は、水の与え過ぎなんですよ。
1日のうちでいつ水やりをすればいいのか、というと朝なんです。
昼過ぎにやってしまうと、鉢のお水がビチャビチャのままで、胡蝶蘭に良くないんです。
もし忙しかったら次の日の朝に持ち越してもOKです。
胡蝶蘭の成長期は春から夏にかけて始まります。
その時はお水をこまめにあげて下さい。
また、冬でも暖房が入っていると乾燥するので水やりと一緒に霧吹きで葉っぱにお水をシュッと吹きかけて下さい。
秋から冬は胡蝶蘭も冬眠の時期に入ります。
なので、鉢の苔の表面が完全に乾いてから水やりすると良いですよ。
胡蝶蘭は鉢に何株か入っていると思います。
しかし水やりは同じ鉢の中でも、1株ごとにあげて下さい。
意外と孤独を好みます。
その時、株の大きさに合わせて与えるようにして下さい。
目安は中くらいを1カップ。
小さければそれよりも少なめに。
大きければ少し多めにという感じです。
わがままでちょっと孤独を好む胡蝶蘭。
実に育てがいがあります。
水やりのポイントはこの4つです。
- 水やりは1週間~10日に1回、コップ1杯が目安です。
- 水をあげすぎないこと。
- 冬の暖房で乾燥させないように霧吹きで葉っぱを湿らせること。
- 水やりは1株ごとにあげること。
次に胡蝶蘭の植え替えの方法についてご説明します。
胡蝶蘭の簡単な植え替え方法は?
胡蝶蘭の花が咲き終わる4月ごろに植え替えをする時期が来ます。
遅くても6月までは植え替えを済ませる事が大事です。
毎年植え替えたい、という人は我慢しましょう。
胡蝶蘭の根っこが傷んでしまいます。
最高でも2年に1回のペースにして下さい。
用意するもの
- 水苔またはバーク(樹皮を発酵させて作った有機質肥料)
- 肥料
- ハサミ
- 水苔の場合は素焼きの鉢
- バークの場合はポリポット鉢
などです。
鉢は株の数だけ用意して下さい。
鉢の大きさは胡蝶蘭に合わせて、4号~5号が適当と思われます。
あまり大きな鉢はおすすめしません。
植え替え前の準備
胡蝶蘭は素手で植え替え作業をすると病気にかかる場合があります。
作業をする前は手の消毒をし、鉢は新しいものを使用して下さい。
寄せ植えをする時は、1株ずつに分けて下さい。
なので、株数の鉢が必要になります。
いよいよ植え替えを行います。
- 花芽をハサミで切り取ります。
- 根っこを傷めないように、古い土や変色した葉や傷んだ根を取り除きます。
植え替え方法
水苔の場合
- 胡蝶蘭の根っこに水で湿らせた苔を巻き付けます。
- 鉢に入れます。
- 15日~20日間水を与えないこと。
- その後10日に1回程度、コップ1杯の水を与えるようにして下さい。
バークの場合
- バークを一掴み鉢に入れます。
- 固形肥料を入れます。
- 肥料が直接胡蝶蘭の根っこに付かないように、またバークを入れます。
- 鉢の真ん中に胡蝶蘭の株を入れ、バークを敷き詰めます。
- 7日間ぐらい水を与えないでください。
- その後7日に一度コップ1杯の水を与えていきます。
植え替えの方法がお解かり頂けましたでしょうか。
植え替えには苔を使う方法とバークを使う方法があります。
1株ごとに植え替えるのがポイントですので、ご注意ください。
せっかく綺麗に咲かせた大事なお花です。
少しでも長く観賞していたいですよね。
なので、次に胡蝶蘭を長持ちさせる方法をご説明していきます。
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胡蝶蘭の花を長持ちさせる方法!
胡蝶蘭がきれいなラッピングで届くと、そのままにしておきたくなります。
でも、胡蝶蘭が早く傷んでしまってはかわいそうですね。
だからラッピングは外しましょう。
先程もお伝えしましたが、胡蝶蘭をダメにする原因第1位は水やりです。
やり過ぎは絶対禁物です。
置く場所も日当たりの良いところ、風通しの良いところに置きましょう。
夜は窓から離すこと(寒い時期)などが基本になります。
また、エアコンの風にも気をつけて下さい。
胡蝶蘭は4か月はきれいなお花を観賞できます。
お花が枯れた時はすみやかに切ってくださいね。
そうすることで次の花が咲きやすくなります。
こんなきれいなお花なので、次の時期もお花を咲かせたいですよね。
その場合のやり方をお伝えします。
花芽の3分の1程度を消毒したハサミやカッターで切ります。
そうするとその節から新しい花芽が出てきます。
しかし、全部が全部成功するわけではないのです。
胡蝶蘭が花を咲かせるのってとても体力のいる事なんです。
だから花芽が出る前に体力が尽きて病気にかかる場合があります。
ちょっとがっかりですが、しょうがないですね。
株を大きくしたい場合は、花茎の根元4~5cmほど残す程度に切って下さい。
そして胡蝶蘭を休ませてあげましょう。
そうすることで、胡蝶蘭は元気を出して株を大きくさせてくれるでしょう。
花を長持ちさせるポイントはこの5点!
- 送られてきた胡蝶蘭のラッピングはすかさず取り除くこと
- 水やりはほどほどにすること
- 日当たり、風通しの良い場所に置くこと
- 次の時期にお花を咲かせるのは結構難しい
- 株を大きくするときは、胡蝶蘭の負担である花芽を取り除き休ませてあげる
生き物を育てる事はどんなものでも心を込めると言う事が大切ですね。
今回のお話をまとめてみます。
胡蝶蘭の上手な育て方~まとめ~
今回は胡蝶蘭をオフィスで育てるためのコツをお伝えしました。
手をかけるとそれに応えてくれるお花だという事がわかりましたね。
胡蝶蘭は常に目配り、気配りを忘れないことが大切です。
くどいようですが「水やり」はかなり重要なポイントとなります。
胡蝶蘭をオフィスできれいに咲かせるには
- 1週間~10日ごとの水やり
- 日当たりや風通しの良い所に置くこと
- 乾燥させないこと
- 気温は20℃前後に保つこと
この4つがポイントです。
手のかかるお花ですが、せっかくいただいた大切なお花です。
何年も咲かせてあげられるように大事にして頂くことを願っています。
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ちょうど、職場の休憩室に何年も前から置きっ放しになっている胡蝶蘭があって、ぴったりの記事でした。自分なりに調べたり、実際の様子を観察した中で、「日当たりを好む」「水はあげすぎない」「常温の水をあげる」「一株にコップ1杯が適量」「乾燥を避ける」は正解だったなと思いました!調べる前は、「水やりは月に1度」というルールがあったのですが、1年程前に、「1週間〜10日」は必要みたいですよ、と調べ出した所から、水やりの時に肥料も上げるようになったり手をかけるようになっていたので、10年程の間、数年に一度、1、2つの花を付ける程度だったのが、今、8つの花が咲いています(嬉)。次期も是非花を咲かせたいので、記事の「花芽を3分の1程切る」という所、手指を消毒して、というのは初めて知り参考になりました。「花芽」ってどんなのかな?と画像があったらもっとわかりやすかったと思います。
お祝いに胡蝶蘭をいただき、友人と一緒に御世話したことがあります。植木鉢の中に入っているおがくずに適量の水を含ませ、水分調整しましたが、乾燥具合を確かめるには、ある程度の慣れが必要だなと感じました。置き場所ですが、室内ではどうしてもエアコンで乾燥してしまうので、玄関先を選んでいました。日当たりはほどほどにあったのですが、こちらも調整が難しいと感じました。枯れてしまった花を少しづつとって、見た目も花の負担も減らしていたのですが、結局枯れてしまいました。何年も咲かせてあげられる状態に保つには、経験が必要でしょうか?
胡蝶蘭は本当に綺麗なお花で会社でも贈答用に贈る事も多いし、頂く事も多いのですが、いつの間にかダメになってしまっていました。でも、胡蝶蘭もやはり「水やり」が大切なのですね。胡蝶蘭は高額なお花で、一鉢で1万円位しますから、自分で育てるには勇気が要るお花です。病気にかかり易いのは、やはり難しいお花ならでは、ですね。家の母がお花が好きで、特に胡蝶蘭を育てているのですが、こんなに大変だとは思いませんでした。以前勤めていた会社で頂いた、小さめの胡蝶蘭が、そのまま育てていたら、根がはみだして怪獣みたいになっていた事が有りました。そういう場合はどうしたら良いのでしょうか?(因みに、根は凄い元気そうでした)
昔胡蝶蘭を頂いた事があります。綺麗で部屋が映えますが、同時に手入れはどうしよう?と困りました。お手入れの仕方をネットで調べて出窓に置きました。「水はやり過ぎに注意」を守り根腐りに気を付けました。しかし、花が終わって暫くすると段々じり貧な感じになりました。栄養剤を土に差してみましたが効果は無くついには枯れてしまいました。やはり胡蝶蘭は難しいと言うのが感想です。何が駄目だったのでしょう?不思議です。