いちごのプランターでの育て方!甘くおいしくする4つのコツ

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いちごのその実は美味しく、見た目も可愛らしい。

はじめての家庭菜園で多くの方が育ててみたいと思うかもしれません。

 

今回はいちごの育て方について紹介していきます。

 

いちごの実り方には、2種類あります。

  • 一季なり
  • 四季なり

 

一季なりとは1年に一度、旬の時期の5月〜6月に実を収穫できる種類です。

四季なりとは寒い時期以外には年中花が咲きます。

季節を問わず収穫が出来る種類です。

 

今回は甘くておいしいいちごを育てる話です。

一季なりの種類の方が味が良く比較的育てやすくなっています。

 

なので、ここでは一季なりのいちごの紹介とさせて貰いますので注意して下さい。

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いちごのプランターでの育て方!甘くならない原因は土にあった!

 

 

今回はいちごの育て方を紹介していきます。

ちゃんと甘くなる育て方の紹介ですのでご安心ください。

 

私も初めていちごを育てた時は失敗しました。

自分で育てると酸っぱいのしか出来なくない??って思いましたからね。

 

詳しく調べなかったのが悪かったんですね。

その後で調べて再トライした時は甘いいちごが出来ましたよ!

 

いちごを甘く育てる為のポイントがいくつかあるんです。

ポイントを知らないで育てると失敗するんですね。

 

1つ目のポイントとしてここではまず、正しい土づくりを紹介していきます。

 

土が間違っていると上手く育成しません。

そうすると花が咲かず、実を付けてすらくれなくなる事もあります。

 

ここで間違いない為の1番簡単な方法からお伝えします。

それはいちご専用の土を買うことです。

または野菜用の培養土を買っても使用出来ます。

 

専用のものは正しい配合で売られているんですね。

手に入ればコレが一番簡単ですよね。

 

自分で配合する場合の紹介もしておきましょう。

自分で作りたい、いちご専用の土が手に入らない等あれば参考にして下さい。

 

いちごが好む土質から覚えましょう。

水はけが良く、水持ちも良い土です。

 

「作り方」

赤玉土(あかだまつち)7:腐葉土(ふようど)3の割合で混ぜ合わせます。

そこに土のアルカリ性を高める苦土石灰(くどせっかい)を少量だけ混ぜて下さい。

 

土づくりの為の肥料を混ぜていきます。

使う肥料は緩効性肥料(かんこうせいひりょう)です。

これも土に混ぜておきます。

 

これで土づくりは完成です。

専用のものが一番簡単ですが、自分での配合も手軽に出来ますね!

 

ここまで初期段階の土づくりはお分かりになりましたか?

土で生育度合いが変わってしまいます。

しっかり準備して下さいね!

 

続いてはいちごを甘く育てるポイントの2つ目です。

早速見てみましょう。

 

 

いちごのプランターでの育て方!甘くするには肥料が肝心!

 

 

2つ目のポイントの紹介です。

ここでは肥料についての説明をしていきます。

 

ここで使う肥料のおススメは、やはりいちご専用の肥料です。

初心者の方にはもちろんですが、そうでない方にも断然おススメとなります。

 

あらかじめブレンドされている肥料には間違いがないです。

結局はいずれかの肥料は買う訳ですから、専用のものを買ってしまいましょう。

しっかりと甘く育ちますよ!

 

いちご以外でも野菜用にブレンドされた肥料でも使えます。

チッ素、リン、マグネシウム、カリなどがバランス良く配合されたものなんです。

そこに他のミネラルも配合されたものを選べば、ほぼ間違い無く美味しいいちごが出来ますよ!

 

チッ素が多過ぎると葉っぱばかりが茂ります。

実が付かなかったり、小さくなったりする原因になるんです。

リンを多めに入れると甘く育ちますので参考にして下さいね。

 

次は肥料を与える時期です。

追肥のタイミングの説明ですね。

 

いちごの追肥は2回必要となります。

1回目が生育の開始前。

2回目が花が咲き始めた時。

 

一株に先ほどの肥料を5gくらいパラパラと。

大体ペットボトルのキャップ1杯分です。

いちごは肥料に弱いので、株にかからないように気を付けましょう。

 

栄養がたくさん必要なタイミングとなりますので覚えて下さいね。

 

注意をして頂きたいのは冬の間となります。

冬はいちごの生育が止まっています。

エネルギーをあまり使ってないんですね。

 

ここでの追肥は必要ありません。

栄養の与え過ぎとなってしまいますので肥料は控えましょう。

 

いちごの肥料の与え方はお分かりになりましたか?

ちなみに私が初めに育てた時は肥料が間違っていたようです…

なんだか葉が多いなと思った記憶が…

リン酸が足りていなかったってことなんですよね。

 

続いてもいちごを甘くする為に必要な作業です。

甘く、大きく育てる為のものですのでしっかりと見ていきましょう!

 

 

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いちごを甘く大きくするには摘果!

 

 

3つ目のポイントです。

いちごが甘くならない理由の1つに摘果(てきか)と間引きが出来ていない事が考えられます。

まず考えて欲しい事はいちごの実の全てが上手く育つ訳ではないという事です。

 

いちごは花が咲き、受粉して実がなる訳ですが上手く受粉出来ない花もあるんですね。

そうすると未成熟な実が出来ます。

 

それ以外であっても受粉していても上手く実がならない事もあります。

出来た実の形がいびつだったり、ちゃんと育っていかなかったり。

 

そうした未成熟、未完全な実を放っておくとどうなるでしょう?

切り取らずにそのままにしていれば、そんな未完全な実にも根からの栄養を補給してしまいますよね?

 

出来ればより多くの栄養を正しい実にだけ補給して欲しい訳です。

未完全な実が付いたままだと栄養が分散してしまうんです。

そうすると大きく育てたい実に十分な栄養が届かなくなるんですね。

 

実を結ぶ事が出来なかった花芽を切り落とす事を摘果と呼びます。

もう一つ、受粉が出来なかった花芽を切り落とす事を間引きと呼ぶんです。

 

いずれにせよ切り取ってしまうのは残念ですね。

でも大きくて甘いいちごを収穫する為には必要な事となります。

しっかりと「摘果」「間引き」をしてあげましょう。

 

取り除く基準を簡単に書きますね。

参考にして下さい。

 

  • 3月中旬頃までに咲いた花や蕾
    →大きくなる事はないので根元から切り取りましょう。
  • 小さい葉のもの
    →より大きい葉と実に栄養を行き渡らせる為です
     明らかに他より小さい葉は切り取ります。
     株の風通しも良くなりますよ。

  • 形の悪い実
    →そのままですし、上に書いた通りですね
     若い段階でいびつな事は分かります。
     こちらもしっかり切り取りましょう。

 

実施時期は上に書いた様に花が咲いてからとなります。

3月中旬頃に実施をしましょう。

 

摘果と間引きはお分かりになりましか?

私が育てた時も不十分だったなぁと思います。

思っているよりも切り取るんですよね。

 

うーん、色々と出来てなかったなぁ…と今となっては思ってしまいますね。

 

続いては受粉について。

自然受粉だと上手くいかない事もおおいんです。

そんな時はコレ!

 

 

いちごを甘く丸くしたいなら人工授粉をしよう!

 

 

4つ目のポイントです。

上のところで書いた様に未受粉だと実が付かないんですね。

でも自然受粉だと上手くいくかどうか…

 

そんな時は人工受粉をしてみましょう。

難しく聞こえますがとても簡単な作業ですよ。

 

まずは人工受粉が必要な理由から説明しましょう。

いちごは虫を介して受粉する植物なんです。

つまり虫がいないと上手く受粉出来ない性質なんですね。

 

育てる地域や場所によって必要な虫がいない事もありますよね?

マンションのベランダで育ててたりすれば尚の事です。

 

人工受粉はこの必要な虫たちの代わりをしてあげれば良いんです。

花粉を雌しべに運ぶだけです。

 

なんだか余計に大層な感じになってしまいました。

気になる方法は…

 

「柔らかい筆や綿棒で花の中心の雌しべを撫でる」

 

以上です!

 

簡単ですね。

雌しべに花粉が付けば受粉するのでコレだけです。

筆なり綿棒が虫の代わりになっています。

 

人工受粉のやり方はお分かりになりましたか?

簡単ですよね。

確実に実を付けたい方、都会やマンションで育ててる方は人工受粉をしましょう。

 

続いては気になるプランターの注意点です。

 

 

いちごをプランターで育てるには室内が向いている?それとも屋外?

 

 

ここからはプランターでの育成について紹介していきます。

いちごは種からも育てられます。

でも今回は苗から育てる前提で書いていきますね。

 

理由はいちごの種は非常に小さく扱いが難しいんです。

また発芽までに1か月と時間が凄く掛かるんですね。

その為、苗から育てるのが一般的だからです。

 

まずはプランターに鉢底石と鉢底ネットを敷きましょう。

プランターは60センチ以上のものを使って下さい。

プランターの淵から2〜3センチの高さまで土を入れて下さい。

 

植える深さは苗のポットと同じくらいの深さにします。

株の真ん中にある「クラウン」と呼ばれる新芽が出るところは絶対に埋めちゃダメですよ!

 

株を2株以上植える時は間隔を20センチ以上開けて下さい。

いちごの苗にはランナーという弦があります。

このランナーの反対側に実を付けるんです。

ランナーの向きを揃えて植えていきましょう。

実が出た時に収穫しやすくなりますよ。

 

気になるのは冬の時にどうするか?

ですよね。

いちごは寒さに強い植物です。

室内に入れる必要はなく、3月頃まで株元に藁を敷いておけば大丈夫です。

 

プランターでの育成についてはお分かりになりましたか?

 

今回は長方形のプランターを想定して説明しました。

この他にもハーベリーポットという上に重ねる形のプランターがあります。

 

ハーベリーポットだと水はけの問題が解決します。

またランナーを這わせる事で新しい株を作るのが簡単になるんです。

興味があれば試してみて下さいね。

 

最後にまとめです。

 

 

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いちごを甘くおいしく育てる方法~まとめ~

 

ここまでいちごを甘く、大きく育てる方法は押さえられましたか?

私が育てた時は随分間違っていたなぁと思いました。

 

上に書いた4つのポイントを読んで貰えれば皆さんは大丈夫だと思います。

  1. 正しい土づくりをしよう
  2. 正しく肥料をあげよう
  3. きちんと摘果しよう
  4. 人工授粉をしよう

プランターで育てる方はプランターの注意点も覚えてくださいね!

クラウンは絶対埋めちゃだめですよ!

 

甘くて大きいいちごを育てる為に是非、今回のポイントをしっかりと覚えましょう!

 

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コメント

  1. べーちゃん より:

    いちご専用の土、いちご専用の肥料があることに驚きました。なにも知らずに野菜用の土に植えて、野菜用の肥料を購入しました。戻れるなら土から変えたいですね。今育てているいちごは葉っぱが沢山付いている状態で、それがリンという肥料不足のあまり良くない状態ということも初めて知りました。本当に調べてから育て始めればよかったです。参考にして今のランナーからの次いちごちゃんは万全な状態で生育したいと思います。

  2. バニラ より:

    以前にいちごの苗を買って、プランターで育てた事がありました。実はつけたのですがとても酸っぱくて、勝てではこの程度と思ってました。人工受粉は思いつかなかったです。今度また挑戦してみようと思います。その際いちごの苗の種類で丈夫で育てやすい品種等あったら教えてください。

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