プリムラマラコイデスを苗から育てる!寒さに負けない方法!

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冬の一人暮らしってなんだかさみしくなりますよね。

そんなときは花でも育てて明るい雰囲気を味わってみてはいかがでしょう?

 

今回は、ピンクがかわいいプリムラマラコイデスについて紹介します。

 

比較的寒さに強いといわれるこの花。
そうはいってもきちんと管理しないと枯れてしまいます。

そうならないための寒さ対策と基本の管理方法についてお伝えしますね。

 

 

プリムラマラコイデスを苗から育てるときの寒さ対策

 

 

12月くらいからよく見かけるプリムラマラコイデス。
寒さには比較的強いなんて言われています。

しかし、植物の大敵「霜」にはかないません。

プリムラはお日様が好きなので太陽に当てて育ててあげたいです。

でも、玄関先やベランダなどの屋外で育てている場合は霜に当たりやすくなってしまいます。
霜を避けるためにはどうすればいいのか?

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一番確実なのは、朝起きたら外に出す。
夕方寒くなってきたら家の中にしまう。
という作業をすること。

ただ、仕事などしている場合は帰ってくるともう10時過ぎ…。
なんていう場合も。

 

そういう場合にはあるものを使えば簡単に、しかもちょっとおしゃれ?に寒さ対アs区ができちゃうんです。

 

そこでおススメなのは「ワラ」

 

ワラをプランターや鉢植えの周りに敷いてあげるんです。
結構みっちり!

ワラはプリムラマラコイデスのマフラーだと思ってください。

ストールみたいに薄い生地だと冬でもやっぱり寒い。
なので、毛糸のマフラーのように厚めにたくさん敷き詰めてあげるのがコツなんです。

うちのプリムラマラコイデスはこの方法で霜に当たることなく元気に育ってくれましたよ ^^

 

ワラを敷くと、防寒対策プラス株の風通しもよくなるんです。
そして保湿もできてしまうので水やりの回数も少なくてOK!

  
忙しい朝の時間も節約できちゃいますね。

ただ、土が乾いているかどうかのチェックは毎日してください。

ちなみに!
屋内で育てる場合は暖房の当たるような場所は暖かすぎるのでNG。
玄関の内側など人が少し寒い場所と感じるようなところで育てるといいですよ。

 

寒さ対策についてはこれでばっちりでしょうか?

でも初めて育てるには基本の管理方法を知っておかないと!
せっかくのプリムラマラコイデスも元気に育たないかもしれないですよね。

 

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プリムラマラコイデスを苗から育てる基本方法

 

 

プリムラマラコイデスは1月~4月くらいまで花を咲かせます。
お花の種類が少ない冬のベランダには貴重ですよね。

苗を購入した場合は鉢やプランターに植え付けをしてから3日~1週間くらいは大事に扱ってあげる必要があります。

それはなぜかわかりますか??

新しい環境(気温や湿度)に慣れていないからなんです。

 

仕事でも新しい職場や新しい部署に行ったときはなれるまでにちょっと時間が必要ですよね。
それと同じでプリムラも新しい家の環境に慣れてもらう必要があります。

そのために、朝起きたら外に出す。
夕方寒くなってきたら家の中にしまう。

という、先ほど寒さ対策でお伝えした方法をとってもらいます。

 

その後は寒さ対策もしつつお日様に十分当ててあげてくださいね。
プリムラはお日様が大好きなので ^^

お日様に十分当ててあげないと花がたくさん咲かなかったり、徒長(とちょう)してしまうので注意が必要です。

「お日様に十分当てる」というのは午前中くらいはお日様に当たるような場所で大丈夫ですよ。

 

日当たりもプリムラを育てる上では大事なポイントの一つです。

そのほかにも大事なポイントがあります。

 

それが「風通し」

風通しがよくないとどうなるのか??

「灰色カビ病」という病気にかかりやすくなります。

 

プリムラマラコイデスは害虫の被害にはほとんどあわないんです。
(虫が苦手な私には育てやすい花です ^^ )

でも、この病気だけはきをつけておいたほうがいいですね。

どんな病気なのか?

簡単に言うと葉っぱや茎、花などにカビが生えます。
(そのまんまですねw)

 

葉っぱにカビが生えていた場合、そのカビは見つけたらすぐに葉っぱごと取り除きましょう。

そのままにしておくと株ごと全部処分!
なんていう悲しい結果になっちゃいますので。

 

じゃあ風通しを良くするには?

扇風機でも使えばいいの?
そんなわけないですよね。

風通しを良くする=風をたくさん当てる

ではないんです。

もちろん、外に出しておけば風も吹きます。
その程度の風が当たればいいんです。

 

そのほかに風通しを良くするとっておきの方法があるんです。

 

それが花がら摘み(はながらつみ)

花がらとは、咲き終わってしまった花のこと。
それを摘み取ってあげるんです。

 

そうすることで花と花との間にスペースができます。

今までぎゅうぎゅうの満員電車状態だったのを花がら摘みで解消してあげる感じ。

咲き終わりの時期は、毎日観察してれば自然と分かるようになりますよ。

 

花がら摘みをしていくと、さてどうなるでしょう?

つぼみがだんだんなくなってはける花がない状態になります。

 

そんな時にしてほしいのが「切り戻し(きりもどし)」です。

 

切り戻しの方法は簡単。

ハサミで茎の根元のところをチョキンと切ってあげるだけ。

それから、忘れないでほしいのが葉っぱもだんだんと黄色っぽくなってくるということ。
その場合も葉っぱの根元の部分からチョキンと切ってあげましょう。

 

この、花がら摘みと切り戻しの作業を丁寧にやってあげてくださいね。

そうすることでプリムラマラコイデスはとてもよく花を咲かせてくれますよ。

 

お花自体の管理はこんなところですが、忘れてはいけない管理の一つがコレ!

 

そうです。
水やりですね。

 

 

この水やり。
ただお水をあげればいいっていうわけではないんです。

 

お水をあげるのに最適な時間帯があるのをご存知ですか?

 

それが午前中
しかも10時頃までには終わらせたい

 

なんで午後じゃいけないの?
これは先ほどお伝えした寒さ対策にも絡んでくるお話です。

午後に水やりをした場合どんなことが起きるのか?

土の表面が十分に乾かないうちに夜になってしまいます。

そしてその日の夜の気温が霜が降りるくらい寒いと…?

 

 

 

霜に当たってせっかく育てたプリムラもダメになってしまうんです。

霜はプリムラに限らずほとんどの花の大敵。
やつらの餌食にならないように細心の注意を払いましょう。

 

ということで、水やりは午前中に済ませてしまうのがベストなんですよ!

 

水やりの方法は「土の表面が乾いたらたっぷりと」が基本です。

 

水やりの前に土を触ってみてサラサラしていたらお水をあげてください。

そうじゃないときにあげると湿気で灰色カビ病にかかる危険があります。

 

そして水は株に直接あげるのではなくて、土にかけるようにあげましょう。

根っこが横に広がっています。

なので、株元よりも土にかけてあげる方が水を良く吸収してくれるんですよ!

 

お水だけでもよく育ってくれますが、だんだんと花に元気がなくなってきます。

 

そんな時は追肥をしましょう!

 

追肥も固形の肥料おあげたり、液体に肥料をあげたりする場合があります。

プリムラの場合は液体の肥料をあげましょう。

 

液体肥料も、そのまま薄めないで使えるタイプと水で希釈して使うタイプがあります。

 

どちらを使う場合も一長一短。

 

  •  そのまま使うタイプ

そのまま使えるのであげるのが楽。
薄めるタイプよりコストがかかる。

 

  • 薄めて使うタイプ

好きな濃さに調節できる。
希釈するのが少し面倒。

 

でも、初めて使うならそのまま使えるタイプがおすすめ。

どれを使えばよくわからないっていう場合は超有名なコレを使ってみてください。
ハイポネックスです。

 

ホームセンターや園芸店に行けば大体のお店で取り扱いがありますよ。
ドラッグストアやスーパーでも取り扱っているところもあるかもしれませんね。

 

液体肥料、お花の成長にはとても重要なものなんですが使ってはいけない時期があります。

 

それは、買ってきた苗を鉢やプランターに植え替えてから1週間

 

先ほどお伝えしたようにこの時期はプリムラもまだ新しい環境に慣れていません。

新しい環境に慣れるまでは大体1週間ほどかかります。
なので、植え替えをしてから1週間は液体肥料はあげないでくださいね。

 

液体肥料も毎日のようにあげては根っこが腐ってしまします。

これが「肥料焼け(ひりょうやけ)」という現象です。

 

簡単に言うと植物界のメタボ。

人間も毎日のようにデザートや高カロリーの食事をとるとメタボのリスクが高まりますよね?
植物の世界でもそれは同じなんです。

 

なので、液体肥料もあげるタイミングが重要なんですよ!

 

どれくらいの頻度であげるのがいいのか。
使用説明欄にも記載があると思いますが、7日~10日に1回のペースが理想。

 

毎週月曜日や10日毎に「液体肥料の日」にするなどして自分なりに工夫してみるのもいいですね。

カレンダーに〇印をつけておくと忘れにくいですよ!

 

こんなかんじで寄せ植えにするとより一層華やかになりますよ。

例えばこんな感じ ↓

 

ちなみに、白いお花がプリムラマラコイデスです。
他にはラベンダーやプミラなど使っていますね。

 

少し長くなってしまったのでここまでのことをおさらいしておきましょう。

 

  • 日当たりと風通しのいい場所に置く
  • 花がら摘みと切り戻しで病気対策
  • 水やりは土の表面が乾いたらたっぷりと午前中にすませる
  • 追肥は液体肥料を7日~10日に1回

 

でしたね。

 

先ほど、プリムラマラコイデスは病気や害虫被害にあいにくいとお伝えしました。

でも、育てていくと「あれ?これってもしかして病気なの?」

そんな現象を目にするかもしれません。

 

それっていったいどんな現象なのでしょうか??

 

 

こんな現象が起こったら病気なの?

 

今回紹介するのは、2つ。

一見「病気なの?」と思って何か対処が必要なのかと思う方もいるかもしれません。

 

  • 表面に白い粉がついている

 

プリムラが成長してくるとだれもが目にするおしろいをはたいたような「白い粉」。

実は病気でも何でもないんです。

プリムラによくある自然現象。

ただ、肌の弱い人は要注意!!

 

場合によってはかぶれてしまうことがあります。

なので、心配な方はゴム手袋などをして工夫してみてくださいね。

 

ちなみに、私は少し肌が弱めですが、触っても特にかぶれたりすることは無かったですよ。

 

  • 茎が太くなっている

 

これもプリムラを育てているとよくある現象の一つ。

茎が5~6本まとまってしまったのか!?
と思うような太さになることがあります。

これも病気でも何でもないので安心してください。

 

ちなみに、この現象にはこんな名前がついてます。

帯化現象(たいかげんしょう)。

(見たまんまですね)

こうなってしまっても、普段通りに花の管理をしてあげれば全く問題ないですよ。

 

さて、今回お伝えした内容は、

 

  1. プリムラマラコイデの寒さ対策
  2. 基本の管理方法
  3. 病気が疑われる現象

 

の3つでしたね。

簡単におさらいしておきましょう。

 

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プリムラマラコイデスの寒さ対策と基本の管理~まとめ~

 

寒さは夜間は家の中に入れるか、ワラで対策。

基本の管理は

  • 日当たりと風通しのいい場所に置く
  • 花がら摘みと切り戻しで病気対策
  • 水やりは土の表面が乾いたらたっぷりと午前中にすませる
  • 追肥は液体肥料を7日~10日に1回

病気が疑われる現象については、今回紹介したものはすべて自然に起こること。
なので、あまり気にしないで大丈夫ですよ。

 

この機会にプリムラマラコイデスを育ててみてはどうでしょう?
少し寂しい玄関先やベランダを明るいピンクで染めちゃいましょう!!

 

管理方法などわからないことがあればどんどん質問くださいね。

 

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コメント

  1. asd より:

    あまり花を育てたことがないのですが、
    花も人間と一緒で寒さに弱くて小さいときから育ててあげるときれいな花を咲かせてくれて栄養もあげすぎてもいけないし調節がむずかしいんですね。

  2. rinriiin より:

    観葉植物はいくつかあり、現在プランターで何か植物を育てようと検討しており色々と検索しているところです。育て方を細かく説明されてあったので大変分かりやすく参考にしやすいです。
    プリムラマラコイデスというお花は知りませんでしたが、ピンク色でとっても可愛いです!ピンク色は女子には気分が上がる要素の1つです(笑)これから寒い季節になるので、しっかりと情報収集し色々な植物と寄せ植えしてガーデニングを楽しみたいです。

  3. シロクマ より:

    北海道在住の初心者です。何かベランダで植物を育てたいなと思っており、興味深く記事を読ませてもらいました。そろそろこちらは雪が降る季節ですので、ガーデニングをスタートさせる時期としてはあまり向いていないのかもしれませんが、越冬の仕方をすぐに調べられるのにはよいのかなとも思っています。寒さ対策等、参考にさせて頂きます。

  4. ぱき より:

    プリムラという植物は、名前も聞いたことがなくどんな植物か想像ができず、ここで見るまで知りませんでした。
    検索しとても綺麗な花だと知りました。
    読んでみると、すぐに枯らしてしまう私でも少し頑張ればうまく育てる事が出来るんではないかと思わせるように優しく、分かりやすく書かれていてとても感動しました。
    花によっても育て方が違うと思うので育てる機会がある時は調べてから長生きできるように育ててあげたいです。

  5. ぺんぺん草 より:

    ベランダで植物を育てているのですが、冬は彩りがなくて寂しいので、プリムラマラコイデスについて興味深く読ませていただいただきました。寒さに強いという植物でも、東北地方のせいか枯らしてしまう事が多いのです。日当たりはちょっと少なめですが、風通しは悪くないと思いますし、ワラは手に入らないので、鉢に断熱材を巻き付けてもいるのですが。とにかく冬を越えてくれない多年草も多くて、苦労しています。

    1. kantyu-shiraku より:

      ぺんぺん草さん

      コメントありがとうございます。
      寒冷地ではなかなか冬を超えるのが難しい植物も多いですよね。

      お花を育てるのが好きならなおさら、枯れてしまうと悲しいですよね…。

      今回お伝えした方法で、上手く行ったらまたコメント頂けると嬉しいです。

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